Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


4.1.1 メモリ構成

EADSサーバが使用するメモリの構成を次の図に示します。

図4‒1 メモリ構成

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) Javaヒープ

EADSサーバが使用するGCアルゴリズムはSerialGCからZGCへ変わります。そのため,07-00より前から利用しているユーザはJava ヒープサイズを再度見積もる必要があります。Javaヒープサイズの見積もりについては,「4.1.2 Javaヒープサイズを見積もる」を参照してください。

なお,Javaヒープ領域にExternalヒープも含まれますが,Externalヒープのサイズは別途見積もります。

(2) Externalヒープ

Externalヒープは,Javaヒープ領域内に配置されたバイト配列空間です。07-00より前に利用されていたExplicitヒープは廃止されました。Externalヒープは,keyとvalueのうち,value部分を格納するための領域と,更新操作の履歴とノンブロッキングI/O通信バッファが格納される領域から構成されます。

更新操作の履歴とは,APIの種別,およびkeyとvalueの情報のことです。

Externalヒープサイズの見積もりについては,「4.1.3 Externalヒープサイズを見積もる」を参照してください。