Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


4.1.1 メモリ構成

EADSサーバが使用するメモリの構成を次の図に示します。

図4‒1 メモリ構成

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) Javaヒープ

Javaヒープは大きくNew領域とTenured領域から構成され,Tenured領域にデータのkey部分が格納されます。

[図データ]

格納されるkeyがTenured領域の1/2を超えてしまうと,FullGC(フルガーベージコレクション)が発生します。そのため,Tenured領域の使用量を基にJavaヒープサイズを見積もる必要があります。Javaヒープサイズの見積もりについては,「4.1.2 Javaヒープサイズを見積もる」を参照してください。

(2) Explicitヒープ

Explicitヒープは,keyとvalueのうち,value部分を格納するための領域と,更新操作の履歴とノンブロッキングI/O通信バッファが格納される領域から構成されます。

更新操作の履歴とは,APIの種別,およびkeyとvalueの情報のことです。

なお,Explicitヒープサイズの3%は管理領域として使用されます。

Explicitヒープサイズの見積もりについては,「4.1.3 Explicitヒープサイズを見積もる」を参照してください。