2.11 EADSクライアントによるクラスタ構成情報の更新確認
キャッシュのデータにアクセスする際,EADSクライアントは,EADSクライアントが保持しているクラスタ構成情報を基にデータの格納先EADSサーバを特定します。このため,EADSクライアントからデータにアクセスする際に,データの格納先のEADSサーバを意識する必要はありません。
EADSクライアントの初期設定完了からEADSクライアントの終了までの間,EADSクライアントは,一定の間隔(デフォルトは1秒)でクラスタ内の1つ1つのEADSサーバからクラスタ構成情報を取得します。これによって,EADSクライアントが古いクラスタ構成情報を保持したままになることを防止します。
なお,EADSサーバからクラスタ構成情報を取得する際には,EADSクライアントが保持しているクラスタ構成情報を基に,EADSサーバの論理的な位置(ハッシュ値)の昇順にアクセスします。
タイムアウト時間を超えても応答がない場合はエラーとなります。エラーとなった場合でも,EADSクライアントは全EADSサーバに対してクラスタ構成情報の更新確認を続けます。