Hitachi

インメモリデータグリッド uCosminexus Elastic Application Data store ユーザーズガイド


20.3.1 EventHandlerインタフェース

〈この項の構成〉

(1) 説明

EADsサーバで使用するユーザイベントハンドラが実装する必要のあるインタフェースです。

ユーザイベントハンドラの初期化時にインスタンスを生成します。インスタンスは単一で,EADsサーバの終了処理まで生存します。

(2) インタフェース名

com.hitachi.software.xeads.event.EventHandler

(3) メソッド一覧

EventHandlerインタフェースが提供するメソッド一覧を次の表に示します。

メソッド名

説明

init()

ユーザイベントハンドラの初期化処理を実装します。

execute()

ユーザイベントハンドラの処理を実装します。

destroy()

ユーザイベントハンドラの終了処理を実装します。

(4) init()

(a) 機能

ユーザイベントハンドラの初期化処理を実装します。

EADsサーバ起動時のユーザイベントハンドラの初期化時に呼び出されます。

(b) 形式

public void init(EventContext context)

(c) パラメータ

context

ユーザイベントハンドラの実行に必要な情報を取得します。

ユーザイベントハンドラの実行に必要な情報については,「20.3.2 EventContextインタフェース」を参照してください。

(5) execute()

(a) 機能

ユーザイベントハンドラの処理を実装します。

EADsクライアント,ユーザファンクション,またはコマンド(eztool puteztool remove)からデータを操作する際に呼び出されます。

(b) 形式

public void execute(EventContext context)
             throws Exception

(c) パラメータ

context

ユーザイベントハンドラの実行に必要な情報を取得します。

ユーザイベントハンドラの実行に必要な情報については,「20.3.2 EventContextインタフェース」を参照してください。

(d) 発生する例外

  • Exception(ユーザイベントハンドラの内部エラー)

(e) 注意事項

ユーザイベントハンドラで例外やエラーをcatchしない場合,ユーザイベントハンドラの内部エラーが発生すると,ユーザイベントハンドラの実行契機となったリクエストがエラーとなります。

(6) destroy()

(a) 機能

ユーザイベントハンドラの終了処理を実装します。

EADsサーバ終了時のユーザイベントハンドラの終了時に呼び出されます。

(b) 形式

public void destroy(EventContext context)

(c) パラメータ

context

ユーザイベントハンドラの実行に必要な情報を取得します。

ユーザイベントハンドラの実行に必要な情報については,「20.3.2 EventContextインタフェース」を参照してください。