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インメモリデータグリッド uCosminexus Elastic Application Data store ユーザーズガイド


16.6.8 ソースプログラムをコンパイルする

ソースプログラムをコンパイルする手順について説明します。

〈この項の構成〉

(1) ソースプログラムを配置する

作成したソースプログラムを次に示すディレクトリに配置します。

注意事項

Apache Antのタスクを使用してコンパイルする場合は,ソースプログラムの文字コードはUTF-8にしてください。

ユーザファンクション

<運用ディレクトリ>\project\java\user-function

ユーザイベントハンドラ

<運用ディレクトリ>\project\java\user-event-handler

(2) ライブラリを設定する(任意)

コンパイルに必要なライブラリのうち,EADsが提供するライブラリは自動的に読み込まれるため,設定は不要です。EADsが提供するライブラリ以外に必要なライブラリがある場合は,次に示すディレクトリに配置します。なお,コンパイル時と実行時で同じライブラリを使用してください。

<運用ディレクトリ>\app\lib

(3) マニフェストを設定する

マニフェストを設定する場合は,ソースプログラムを配置したディレクトリにマニフェストファイル(MANIFEST.MF)を配置します。

(4) コンパイルする

ユーザファンクションおよびユーザイベントハンドラをコンパイルするためのタスクを実行すると,classファイルおよびjarファイルの作成が行われます。

同名のファイルがすでに存在する場合は上書きされます。

ソースプログラムをコンパイルするためのタスクは,コンパイルする対象ごとに異なります。

それぞれのタスクについて説明します。

(a) ユーザファンクションをコンパイルする場合

ユーザファンクションをコンパイルする場合は,次のタスクを実行します。

ant.bat compilefunc

コンパイルされたclassファイルは,一時的に作成される次のディレクトリに出力されます。

<運用ディレクトリ>\project\temp\classes\user-function

jarファイル(user-function.jar)は,<運用ディレクトリ>\project\temp下に出力されます。

(b) ユーザイベントハンドラをコンパイルする場合

ユーザイベントハンドラをコンパイルする場合は,次のタスクを実行します。

ant.bat compileevent

コンパイルされたclassファイルは,一時的に作成される次のディレクトリに出力されます。

<運用ディレクトリ>\project\temp\classes\user-event-handler

jarファイル(user-event-handler.jar)は,<運用ディレクトリ>\project\temp下に出力されます。

(c) ユーザファンクションとユーザイベントハンドラをコンパイルする場合

ユーザファンクションとユーザイベントハンドラをコンパイルする場合は,次のタスクを実行します。

ant.bat compile

コンパイルされたclassファイルは,一時的に作成される次のディレクトリにそれぞれ出力されます。

ユーザファンクション

<運用ディレクトリ>\project\temp\classes\user-function

ユーザイベントハンドラ

<運用ディレクトリ>\project\temp\classes\user-event-handler

jarファイル(user-function.jarおよびuser-event-handler.jar)は,<運用ディレクトリ>\project\temp下に出力されます。