13.2.1 PRFトレースの仕組み
EADsではデータを多重化しているため,EADsサーバ間でデータの送受信が発生しています。通信障害などでデータを送受信できなかった場合,どのサーバのどの処理で,またいつエラーが発生したのか,原因を特定する必要があります。
EADsでは,EADsサーバ間の通信処理ごとにトレース情報をPRFトレースとして取得しています。このPRFトレースの情報を追い掛けると,どの処理でエラーになったのか,またどの処理で時間が掛かっているのかが特定できます。
PRFトレースのレコード(1データ)は処理ごとに出力され,決められたID(イベントID)が付けられます。
PRFトレースを取得する処理とイベントIDの対応を次の図に示します。