Hitachi

インメモリデータグリッド uCosminexus Elastic Application Data store ユーザーズガイド


13.2.1 PRFトレースの仕組み

EADsではデータを多重化しているため,EADsサーバ間でデータの送受信が発生しています。通信障害などでデータを送受信できなかった場合,どのサーバのどの処理で,またいつエラーが発生したのか,原因を特定する必要があります。

EADsでは,EADsサーバ間の通信処理ごとにトレース情報をPRFトレースとして取得しています。このPRFトレースの情報を追い掛けると,どの処理でエラーになったのか,またどの処理で時間が掛かっているのかが特定できます。

PRFトレースのレコード(1データ)は処理ごとに出力され,決められたID(イベントID)が付けられます。

PRFトレースを取得する処理とイベントIDの対応を次の図に示します。

図13‒4 PRFトレースを取得する処理とイベントIDの対応

[図データ]

図13‒5 PRFトレースを取得する処理とイベントIDの対応(ユーザファンクションの場合)

[図データ]

図13‒6 PRFトレースを取得する処理とイベントIDの対応(ユーザイベントハンドラの場合)

[図データ]