11.10.2 統計情報(eads_stats.csv)
統計情報(eads_stats.csv)に出力される情報と,統計情報が取得される個所について説明します。
(1) 統計情報(eads_stats.csv)に出力される情報
統計情報(eads_stats.csv)に出力される情報を,次の表に示します。
項番 |
目的 |
分類 |
項目 |
列名称 |
出力される値 |
関連するパラメタ |
---|---|---|---|---|---|---|
1 |
状況の確認 |
共通項目 |
統計情報を出力した日付 |
Date |
現在値 |
− |
2 |
統計情報を出力した時間 |
Time |
現在値 |
|||
3 |
統計情報を出力したEADsサーバのIPアドレスと,EADsクライアントとの通信に使用するEADsサーバのポート番号 |
ThisNode |
設定値 |
|||
4 |
チューニングの見直し |
メモリ・バッファ |
EADsクライアント・EADsサーバ間の受信データの最大サイズ(単位:バイト) |
CSReadMaxSize |
統計値 |
|
5 |
EADsクライアント・EADsサーバ間の受信データの合計サイズ(単位:バイト) |
CSReadTotalSize |
統計値 |
|||
6 |
EADsクライアント・EADsサーバ間の送信データの最大サイズ(単位:バイト) |
CSWriteMaxSize |
統計値 |
|||
7 |
EADsクライアント・EADsサーバ間の送信データの合計サイズ(単位:バイト) |
CSWriteTotalSize |
統計値 |
|||
8 |
EADsサーバ間の受信データの最大サイズ(単位:バイト) |
SSReadMaxSize |
統計値 |
|||
9 |
EADsサーバ間の受信データの合計サイズ(単位:バイト) |
SSReadTotalSize |
統計値 |
|||
10 |
EADsサーバ間の送信データの最大サイズ(単位:バイト) |
SSWriteMaxSize |
統計値 |
|||
11 |
EADsサーバ間の送信データの合計サイズ(単位:バイト) |
SSWriteTotalSize |
統計値 |
|||
12 |
復旧時に復旧先EADsサーバにデータをコピーするために送信されるデータの合計サイズ(単位:バイト) |
RestoreCopyDataWriteTotalSize |
統計値 |
|||
13 |
復旧時に復旧先EADsサーバに送信される全データ※3の合計サイズ(単位:バイト) |
RestoreWriteTotalSize |
統計値 |
|||
14 |
リソース見積もりの見直し |
データ数 |
キャッシュに格納されているkey数 |
KvCount |
現在値 |
|
15 |
メモリ使用量 |
現在のメモリ使用量(メモリを使用するキャッシュに格納されているvalueの合計)(単位:メガバイト)※4 |
UsedMemorySize |
現在値 |
||
16 |
valueを格納できるメモリの最大サイズ(単位:メガバイト)※4 |
MaxMemorySize |
設定値 |
|||
17 |
更新操作の履歴が格納される領域の使用量(単位:メガバイト)※4 |
ConsensusMemorySize |
現在値 |
|||
18 |
更新操作の履歴が格納される領域の最大サイズ(単位:メガバイト)※4 |
MaxConsensusMemorySize |
設定値 |
|||
19 |
実行回数 |
リクエスト受付数(put,create,update,replace,get,remove) |
RequestCount |
統計値 |
||
20 |
全ユーザファンクションの実行回数 |
AllFunctionExecuteCount |
統計値 |
|||
21 |
全ユーザイベントハンドラの実行回数 |
AllEventHandlerExecuteCount |
統計値 |
− |
||
22 |
EADsサーバの性能測定 |
性能 |
内部処理時間の平均値※1(単位:マイクロ秒) |
InternalProcessingAverageTime |
統計値 |
|
23 |
リクエスト処理時間の最大値※2(単位:マイクロ秒) |
RequestProcessingMaxTime |
統計値 |
|||
24 |
リクエスト処理時間の平均値※2(単位:マイクロ秒) |
RequestProcessingAverageTime |
統計値 |
|||
25 |
リクエスト処理時間の最小値※2(単位:マイクロ秒) |
RequestProcessingMinTime |
統計値 |
- (凡例)
-
−:関連するパラメタはありません。
- 注※1
-
データの多重化およびユーザイベントハンドラを除く,次に示すリクエスト処理に掛かった時間の平均値です。
-
put,removeの処理
-
create,update,replaceの処理で,データ更新が行われた場合
-
- 注※2
-
最初にデータが操作されるEADsサーバに対するリクエスト処理(put,removeの処理,またはcreate,update,replaceの処理でデータ更新が行われた場合)全体に掛かった時間が対象です。
- 注※3
-
復旧時には,次のデータが復旧先EADsサーバに送信されます。
-
コピー用のデータ
-
復旧開始後にデータが更新された場合,更新を通知するデータ
-
- 注※4
-
メガバイト以下の値は切り捨てて表示されます。
(2) EADsサーバの性能測定に使用する統計情報が取得される個所
EADsサーバの性能測定に使用する統計情報が取得される個所を,put処理を例にして次の図に示します。
説明
-
1と6のタイミングで取得した時刻の差分から,リクエスト処理時間を算出します。また,次に示す統計情報を算出します。
-
リクエスト処理時間の最大値(RequestProcessingMaxTime)
-
リクエスト処理時間の平均値(RequestProcessingAverageTime)
-
リクエスト処理時間の最小値(RequestProcessingMinTime)
-
-
2と3のタイミングで取得した時刻の差分から,合意処理に掛かった時間を算出します。
-
4と5のタイミングで取得した時刻の差分から,ユーザイベントハンドラ実行時間を算出します。
-
リクエスト処理時間から,合意処理に掛かった時間,およびユーザイベントハンドラ実行時間を除いた時間が,内部処理時間に当たります。また,次に示す統計情報を算出します。
-
内部処理時間の平均値(InternalProcessingAverageTime)
-