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インメモリデータグリッド uCosminexus Elastic Application Data store ユーザーズガイド


7.1 定義ファイルの種類(EADsサーバ)

EADsサーバで使用する定義ファイルの種類を次の表に示します。

なお,この章では,環境依存パラメタについてだけ説明しています。それぞれの定義ファイルに指定できるパラメタの一覧については,「23.1 パラメタ一覧」を参照してください。

表7‒1 定義ファイルの種類(EADsサーバ)

項番

定義ファイル

ファイル名

説明

1

サーバ定義ファイル

eads_server.properties

EADsサーバの実行環境を定義します。

2

クラスタ定義ファイル

eads_cluster.properties

クラスタの構成およびデータの多重度を定義します。

3

起動設定ファイル

eads_start.properties

EADsサーバ,およびPRFデーモンの起動設定を定義します。

4

コマンド定義ファイル

eads_management.properties

コマンド実行時の設定を定義します。

5

キャッシュ定義ファイル

eads_cache.<キャッシュ名>.properties

キャッシュの設定を定義します。キャッシュごとに作成します。

メモリキャッシュの場合,作成は任意です。

ディスクキャッシュまたは2Wayキャッシュの場合,必ず作成してください。

6

ファンクション定義ファイル

ファイル名は任意です。詳細については,「18.4 ファンクション定義ファイルを作成する(任意)」を参照してください。

ユーザファンクション実行時の設定を定義します。

作成は任意です。

注意事項
  • クラスタ定義ファイルの定義内容は,クラスタを構成する全EADsサーバで同じになるようにしてください。同じでないとクラスタが構築できないため,EADsサーバは起動しません。

  • キャッシュ定義ファイルの次のパラメタの定義内容は,クラスタを構成する全EADsサーバで同じになるようにしてください。同じでないとキャッシュを作成できません。

    eads.cache.type

    eads.cache.disk.filesize

    eads.cache.disk.filenum

    eads.cache.disk.blocksize

  • その他の定義ファイルの定義内容については,同一にする必要はありませんが,同一にすることを推奨します(IPアドレスやポート番号は除きます)。