2.13.1 スレッドプール
EADsサーバでは,EADsクライアントからのリクエストを処理するためのスレッドをあらかじめ生成してプールしておきます。これをスレッドプールと呼びます。
スレッドプールには,EADsサーバ起動時に最大同時接続数と同数のスレッドがプールされます。
EADsサーバでは,リクエストを受け付けるとスレッドプールからスレッドが割り当てられ,リクエストが処理されます。
スレッドプールに空いているスレッドがない場合,エラーとなって通信が切断されます。最大同時実行スレッド数を超えるリクエストを受け付けた場合は,処理待ちになります。
リクエストの処理が完了すると,スレッドは次のリクエストを待ちます。
スレッドプールを使用することで,何度もスレッドを生成・削除する必要がなくなるため,スレッド生成・削除に掛かるオーバヘッドを軽減できます。