2.12.1 クラスタの状態遷移
クラスタの状態遷移を次の図に示します。
図中の各状態の説明を,次の表に示します。
クラスタの状態 |
説明 |
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状態名 |
eztool statusコマンドでの表示内容 |
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AVAILABLE |
クラスタが正常に稼働している状態です。 |
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PARTIALLY_AVAILABLE |
クラスタの一部が稼働している状態です。 keyによっては,アクセスできない場合があります。 クラスタを構成するEADsサーバ数が「データの多重度×2−1」以上の場合,多重度以上の数のEADsサーバがダウンすると,この状態に遷移する可能性があります。 この状態に一度遷移すると,全EADsサーバを停止しないかぎり,クラスタ稼働中(AVAILABLE)の状態には遷移できません。 |
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NOT_AVAILABLE |
クラスタが稼働していない状態です。 次のどちらかの場合,この状態に遷移します。
スプリットブレインから回復した場合は,クラスタ稼働中(AVAILABLE)の状態またはクラスタ一部稼働中(PARTIALLY_AVAILABLE)の状態に遷移できます。 |