2.9.2 データの多重化による,障害時の処理の継続
データを多重化している場合,EADsクライアントは,データの格納先EADsサーバにアクセスします。データのコピー先EADsサーバにはアクセスしません。
障害などが発生し,データの格納先EADsサーバにアクセスできない場合,EADsクライアントでは,アクセス先を自動的にデータのコピー先EADsサーバに切り替えて処理を継続します。
EADsサーバ1をデータの格納先EADsサーバとした場合のデータアクセスと,障害発生時のアクセス先の切り替えを次の図に示します。
- 注意事項
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クラスタを構成するEADsサーバ数は,「データの多重度×2−1」以上であることが前提です。
障害発生時にデータの多重度未満の数のEADsサーバがダウンしても,データの整合性は確保されます。
例えば,データの多重度が3,EADsサーバ数が5つの場合,2つのEADsサーバがダウンしても,データが欠落することはありません。