2.8.2 ユーザイベントハンドラの仕組み
ユーザイベントハンドラの仕組みについて説明します。
ユーザイベントハンドラを使用する場合は,ユーザイベントハンドラを作成し,クラスタ内のすべてのEADsサーバに配置します。
ユーザイベントハンドラには,ユーザイベントハンドラが動作する条件(データの更新操作)と,条件を満たした場合の動作を設定します。
設定された条件を満たすデータの更新操作が行われると,ユーザイベントハンドラが実行されます。
データを多重化している場合,データの多重化とユーザイベントハンドラの処理がそれぞれ実行されます。なお,データのコピー先EADsサーバでは,ユーザイベントハンドラを実行されません。
ユーザイベントハンドラはデータの内容を取得し,取得した情報を基に他クラスタや他システムに,データの更新操作が行われたことを通知します。他クラスタと連携する場合,ユーザイベントハンドラでクライアントライブラリを使用します。
1回のデータの更新操作で,複数のユーザイベントハンドラが動作する場合,ユーザイベントハンドラをどの順序で実行するか,実行優先順序を指定できます。
なお,ユーザイベントハンドラでエラーが発生すると,データの更新操作は成功し,EADsクライアントにはエラーが返却されます。
- 注意事項
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1回のデータの更新操作で,複数のユーザイベントハンドラが動作する場合,ユーザイベントハンドラでエラーが発生すると,以降のユーザイベントハンドラは動作しません。