2.7.2 ユーザファンクションの仕組み
ユーザファンクションには次の2種類の実行方法があります。
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グループ指定による実行方法
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EADsサーバ指定による実行方法
図2‒19 ユーザファンクションの仕組み
ユーザファンクションを使用する場合は,ユーザファンクションを作成し,クラスタ内のすべてのEADsサーバに配置します。
それぞれのユーザファンクションの仕組みについて説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) グループ指定による実行方法
EADsクライアントからグループ名,ユーザファンクション名を指定して,ユーザファンクションを呼び出します。指定されたグループ名のハッシュ値から,アクセスするEADsサーバを決定します。
グループ指定による実行方法では,指定したグループが属するEADsサーバに格納されていて,かつグルーピングされている全データを操作できます。
(2) EADsサーバ指定による実行方法
EADsクライアントからEADsサーバ,ユーザファンクション名を指定して,ユーザファンクションを呼び出します。指定されたEADsサーバのアドレス情報(IPアドレスとポート番号)を取得し,アクセスするEADsサーバを決定します。
EADsサーバ指定による実行方法では,指定したEADsサーバに格納されていて,かつグルーピングされている全データを操作できます。