2.6 特定のEADsサーバへのデータ配置(keyのグルーピング)
EADsでは,関連するデータを同じEADsサーバに配置するために,複数のkeyを1つのグループとしてまとめることができます。これをkeyのグルーピングといいます。
keyをグルーピングしない場合,データはクラスタ上のEADsサーバに分散配置されます。そのため,データの集計などでデータを操作する際には,クラスタ上に分散配置されたデータにアクセスする必要があります。このとき,各EADsサーバからデータを取得するために,毎回通信を行うことになります。
このように,処理対象のkeyが決まっているときは,そのkeyをグルーピングすることで,関連するデータを同じEADsサーバに配置できます。これによって,ユーザファンクションを利用した通信処理の削減ができるようになり,データ処理の効率化を図ることができます。
ユーザファンクションについては,「2.7 ユーザファンクションによる効率的なデータ処理」を参照してください。