ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework システム構築・運用ガイド

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9.9.3 編集用CB定義

編集用CB定義(DataEditCBDefinitionタグ)は,次に示す定義の子要素として定義します。

<この項の構成>
(1) 記述形式
(2) 定義の詳細

(1) 記述形式

<DataEditCBDefinition class="<クラス名>"
  name="<コールバック名>"
  interval="<コールバックの実行間隔>">
  <データ編集用CB定義>
</DataEditCBDefinition>

(2) 定義の詳細

DataEditCBDefinitionタグ(全体情報の定義)
編集用CB定義の全体情報を定義します。
class="<クラス名>"
編集用CB定義の機能が実装されているクラス名を指定します。この値は固定値です。
クラス名は,<データ編集用CB定義>で指定するデータ編集用CB定義の種類ごとに異なります。また,入力アダプター定義で指定するか,出力アダプター定義で指定するかによって,指定するクラス名が異なる場合があります。指定するクラス名を次の表に示します。
データ編集用CB定義の種類 class属性の値
フォーマット変換定義 入力アダプター定義で指定するか,出力アダプター定義で指定するかによって,値が異なります。
  • 入力アダプター定義で指定する値
    jp.co.Hitachi.soft.sdp.adaptor.callback.dataedit.formattranslate.InputFormatTranslatorCBImpl
  • 出力アダプター定義で指定する値
    jp.co.Hitachi.soft.sdp.adaptor.callback.dataedit.formattranslate.OutputFormatTranslatorCBImpl
マッピング定義 入力アダプター定義で指定するか,出力アダプター定義で指定するかによって,値が異なります。
  • 入力アダプター定義で指定する値
    jp.co.Hitachi.soft.sdp.adaptor.callback.dataedit.mapping.InputMappingCBImpl
  • 出力アダプター定義で指定する値
    jp.co.Hitachi.soft.sdp.adaptor.callback.dataedit.mapping.OutputMappingCBImpl
フィルター定義 入力アダプター定義で指定する場合,出力アダプター定義で指定する場合,どちらの場合でも次の値を指定します。
jp.co.Hitachi.soft.sdp.adaptor.callback.dataedit.filter.FilterCBImpl
レコード抽出定義 レコード抽出定義は,出力アダプター定義では指定できません。
入力アダプター定義では,次の値を指定します。
jp.co.Hitachi.soft.sdp.adaptor.callback.dataedit.recordextract.RecordExtractionCBImpl
name="<コールバック名>"
機能を識別するためのコールバック名を1〜100文字の半角英数字,およびアンダーライン(_)で指定します。先頭の文字に指定できるのは,半角英字だけです。この属性は省略できません。コールバック名にはほかのCB定義と重複した値を指定できますが,アダプタートレースやメッセージログで,入力アダプターまたは出力アダプターの処理の識別情報として出力するため,できるだけ重複しないように指定してください。
interval="<コールバックの実行間隔>"
コールバックの実行間隔(単位:ミリ秒)を0〜60000の整数で指定します。コールバックを実行したあと,指定した間隔で,入力アダプターまたは出力アダプターの処理が停止します。0の場合は停止しません。省略した場合,0が設定されます。
<データ編集用CB定義>
指定できるCB定義を次に示します。
  • フォーマット変換定義
  • マッピング定義
  • フィルター定義
  • レコード抽出定義(出力アダプター定義では指定できません)
CB定義については,「9.11 アダプター構成定義ファイルのデータ編集用CB定義」を参照してください。