ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework システム構築・運用ガイド

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8.6.2 システムコンフィグプロパティファイル(system_config.properties)のパラメーターの詳細

ここでは,「8.6.1(5) 指定できるパラメーター」で示したシステムコンフィグプロパティファイル(system_config.properties)のパラメーターの詳細について説明します。

<この項の構成>
(1) engine.externalStreamFuncVerifyMode=ストリーム間演算の戻り値の型の検証
(2) engine.initialQueueSize=ストリームキューで使用する要素数の初期値
(3) engine.maxQueueSize=ストリームキューで使用する要素数の上限値
(4) engine.watchQueueSize.threshold=ストリームキューで使用する要素数を監視するしきい値
(5) logger.console.abnormal.enabled={true|false}
(6) logger.console.enabled={true|false}
(7) mon.process_exp_time=タイムアウト処理時間
(8) query.decimalMaxPrecision=クエリの算術演算の最大精度
(9) query.decimalRoundingMode={HALF_UP|DOWN}
(10) querygroup.sleepOnOverStore=クエリグループの実行をスリープさせる時間
(11) querygroup.sleepOnOverStoreRetryCount=出力ストリームキューの空きをチェックする回数
(12) rmi.serverPort=SDPサーバのポート番号
(13) stream.freeInputQueueSizeThreshold=入力ストリームキューの最大サイズに対する空きサイズのしきい値
(14) stream.freeInputQueueSizeThresholdOutputMessage={true|false}
(15) stream.maxKeepTupleCount=タイムスタンプ調整機能で保留できるタプル数の上限値
(16) stream.timestampAccuracy={{sec|msec|usec},時刻調整範囲|unuse}
(17) stream.timestampMode={Server|DataSource}
(18) stream.timestampPosition=時刻データ列名
(19) stream.tupleLogMode={true|false}
(20) tpl.backupFileCount=タプルログファイルのバックアップを残す最大世代数
(21) tpl.bufferCount=タプルログのバッファーの面数
(22) tpl.bufferSize=タプルログのバッファーの最大サイズ
(23) tpl.fileCount=タプルログファイルの最大ファイル数
(24) tpl.fileSize=タプルログファイルの最大サイズ
(25) tpl.outputLevel=タプルログの出力レベル
(26) tpl.outputTrigger={BUFFER|NONE}
(27) tpl.useOverwrite={true|false}
(28) trc.api.bufferCount=APIトレースのバッファーの面数
(29) trc.api.bufferSize=APIトレースのバッファーの最大サイズ
(30) trc.api.fileCount=APIトレースファイルの最大ファイル数
(31) trc.api.fileSize=APIトレースファイルの最大サイズ
(32) trc.api.ioBufferSize=APIトレースI/Oバッファーの最大サイズ
(33) trc.api.outputTrigger={BUFFER|NONE}
(34) trc.api.useOverwrite={true|false}

(1) engine.externalStreamFuncVerifyMode=ストリーム間演算の戻り値の型の検証

ストリーム間演算の戻り値の型を検証するかどうかをtrueまたはfalseで指定します。大文字,小文字の区別はされません。デフォルトはtrueです。

true
検証します。
false
検証しません。

falseを指定することで,ストリーム間演算関数を頻繁に呼び出すシステムで性能が改善する場合があります。ただし,検証をしない場合は,トラブルシュートが困難になるので注意してください。

このパラメーターは,システムコンフィグプロパティファイル,およびクエリグループ用プロパティファイルで指定できます。指定が重複した場合,または指定を省略した場合,次の優先順位で指定値が有効になります(1.>2.)。

  1. クエリグループ用プロパティファイル
  2. システムコンフィグプロパティファイル

(2) engine.initialQueueSize=ストリームキューで使用する要素数の初期値

ストリームキューで使用する要素数の初期値を1〜1048576の整数で指定します。デフォルトは1024です。

ここで指定した要素数を超える要素数をストリームキューに登録しようとした場合,engine.maxQueueSizeパラメーターで設定する上限値までストリームキューが拡張されます。

なお,ここで指定した要素数の初期値は,個々のストリームキューに対する初期値になります。

(3) engine.maxQueueSize=ストリームキューで使用する要素数の上限値

ストリームキューで使用する要素数の上限値を1〜1048576の整数で指定します。デフォルトは4096です。

ストリームキューで使用する要素数の上限値は,engine.initialQueueSizeパラメーターで指定した要素数の初期値以下となるように指定してください。

なお,ここで指定した要素数の上限値は,個々のストリームキューに対する上限値になります。

(4) engine.watchQueueSize.threshold=ストリームキューで使用する要素数を監視するしきい値

ストリームキューで使用する要素数を監視するしきい値(単位:%)を1〜99の整数で指定します。このパラメーターを省略した場合,要素数は監視されません。

次の計算式で算出される値が,このパラメーターの指定値を超えると,警告メッセージが出力されます。

要素数÷engine.maxQueueSizeパラメーターの指定値×100

警告メッセージは,いったん出力されると,要素数がしきい値を下回ったあとに再びしきい値を上回るまで出力されません。

(5) logger.console.abnormal.enabled={true|false}

ログファイルの初期化で障害が発生した場合に,SDPサーバの起動を続行させるかどうかをtrueまたはfalseで指定します。大文字,小文字の区別はされません。デフォルトはfalseです。

true
メッセージをコンソールに出力してSDPサーバを起動します。
false
SDPサーバを停止します。

(6) logger.console.enabled={true|false}

SDPサーバが出力するメッセージをコンソールに出力するかどうかをtrueまたはfalseで指定します。大文字,小文字の区別はされません。デフォルトはfalseです。

true
メッセージをログファイルとコンソールの両方に出力します。
false
メッセージをコンソールに出力しません。

(7) mon.process_exp_time=タイムアウト処理時間

タイムアウトと判定する処理時間(単位:ミリ秒)を1〜2147483647の整数で指定します。デフォルトは30000です。

デフォルト値でタイムアウト検知のメッセージが頻発する場合は,APIトレースから実測した処理時間を基に,十分な余裕を持った値を指定してください。

(8) query.decimalMaxPrecision=クエリの算術演算の最大精度

クエリの算術演算の結果がDECIMAL型(NUMERIC型を含めます)となる場合の,算術演算の最大精度を1〜38の整数で指定します。デフォルトは38です。

演算結果がDECIMAL型となる算術演算とは,次の算術演算です。

算術演算の結果が,このパラメーターで指定した精度を超えない場合は,算術演算の結果の精度は加工されません。超える場合は,このパラメーターで指定した精度に丸められます。丸めの動作は,query.decimalRoundingModeパラメーターで指定します。

(9) query.decimalRoundingMode={HALF_UP|DOWN}

クエリの演算結果がDECIMAL型(NUMERIC型を含めます)となる場合の,query.decimalMaxPrecisionパラメーターで指定した精度を超えたときの丸めの動作を指定します。デフォルトはHALF_UPです。

HALF_UP
破棄される小数部の最上位のけたを四捨五入して丸めます。
DOWN
破棄される小数部の最上位のけたより一つ上のけたの値が減るように丸めます。

(10) querygroup.sleepOnOverStore=クエリグループの実行をスリープさせる時間

SDPサーバが出力ストリームキューに空きがあるかどうかをチェックして空きがなかった場合に,クエリグループの実行をスリープさせる時間(単位:ミリ秒)を1〜2147483647の整数で指定します。デフォルトは100です。

このパラメーターの指定は,querygroup.sleepOnOverStoreRetryCountパラメーターで1以上を指定した場合に有効です。

このパラメーターによってスリープしたクエリグループに対しては,次のことが実行できます。

このパラメーターは,システムコンフィグプロパティファイル,およびクエリグループ用プロパティファイルで指定できます。指定が重複した場合,または指定を省略した場合,次の優先順位で指定値が有効になります(1.>2.)。

  1. クエリグループ用プロパティファイル
  2. システムコンフィグプロパティファイル

(11) querygroup.sleepOnOverStoreRetryCount=出力ストリームキューの空きをチェックする回数

SDPサーバがクエリ実行後のタプルを出力ストリームキューへ投入する前に,出力ストリームキューに空きがあるかどうかをチェックする回数を0〜2147483647の整数で指定します。デフォルトは0です。

0を指定した場合,SDPサーバは,出力ストリームキューに空きがあるかをチェックしないで,クエリ実行後のタプルを出力ストリームキューへ投入します。

1以上を指定した場合,SDPサーバは,指定された回数だけ次の処理を実行します。

  1. 出力ストリームキューに空きがあるかどうかをチェックします。
  2. 出力ストリームキューに空きがなければ,出力ストリームキューのあるクエリグループの実行をスリープさせます。スリープさせる時間は,querygroup.sleepOnOverStoreパラメーターで指定します。
    スリープ後,このパラメーターで指定した回数分の処理を実行していない場合は,1.の処理に戻ります。
  3. 出力ストリームキューに空きがあれば,出力ストリームキューへクエリ実行後のタプルを投入します。

このパラメーターは,システムコンフィグプロパティファイル,およびクエリグループ用プロパティファイルで指定できます。指定が重複した場合,または指定を省略した場合,次の優先順位で指定値が有効になります(1.>2.)。

  1. クエリグループ用プロパティファイル
  2. システムコンフィグプロパティファイル

(12) rmi.serverPort=SDPサーバのポート番号

SDPサーバのポート番号を1〜65535の整数で指定します。デフォルトは20400です。

デフォルトのポート番号(20400)が,ほかのシステムのポート番号と重複する場合は,別のポート番号を指定してください。ただし,1〜1023(Well Knownポート番号)は使用しないことをお勧めします。

(13) stream.freeInputQueueSizeThreshold=入力ストリームキューの最大サイズに対する空きサイズのしきい値

入力ストリームキューで使用する要素数の上限値(engine.maxQueueSizeパラメーターの指定値)に対する空きサイズのしきい値(単位:%)を1〜99の整数で指定します。

次に示す条件を満たした場合に,put(StreamTuple tuple)メソッドまたはput(ArrayList<StreamTuple> tuple_list)メソッドからSDPClientFreeInputQueueSizeThresholdOverExceptionの例外がスローされます。このとき,入力ストリームキューへのタプルの投入は,成功しています。

このパラメーターの指定値 ≧((入力ストリームキューの空きサイズ÷入力ストリームキューの最大サイズ)×100)

このパラメーターを省略した場合は,しきい値のチェックによる例外は発生しません。

なお,engine.watchQueueSize.thresholdパラメーターは,入力および出力ストリームキューの最大サイズに対する使用サイズのしきい値を設定するものであり,stream.freeInputQueueSizeThresholdとは異なるパラメーターなので注意してください。詳細については,engine.watchQueueSize.thresholdパラメーターを参照してください。

sdptplputコマンドで入力ストリームキューにタプルを投入する場合,このパラメーターの指定は無効となります。

このパラメーターは,システムコンフィグプロパティファイル,クエリグループ用プロパティファイル,およびストリーム用プロパティファイルで指定できます。指定が重複した場合,または指定を省略した場合,次の優先順位で指定値が有効になります(1.>2.>3.)。

  1. ストリーム用プロパティファイル
  2. クエリグループ用プロパティファイル
  3. システムコンフィグプロパティファイル

(14) stream.freeInputQueueSizeThresholdOutputMessage={true|false}

SDPサーバのメッセージログに,警告メッセージ(メッセージKFSP42032-W)を出力するかどうかをtrueまたはfalseで指定します。大文字,小文字の区別はされません。デフォルトはfalseです。

true
警告メッセージを出力します。
false
警告メッセージを出力しません。

このパラメーターの指定は,stream.freeInputQueueSizeThresholdパラメーターが指定された場合だけ有効です。

なお,警告メッセージが出力されるのは,このパラメーターでtrueを指定し,次の条件を満たした場合です。

stream.freeInputQueueSizeThresholdパラメーターの指定値 ≧((入力ストリームキューの空きサイズ÷入力ストリームキューの最大サイズ)×100)

このパラメーターは,システムコンフィグプロパティファイル,クエリグループ用プロパティファイル,およびストリーム用プロパティファイルで指定できます。指定が重複した場合,または指定を省略した場合,次の優先順位で指定値が有効になります(1.>2.>3.)。

  1. ストリーム用プロパティファイル
  2. クエリグループ用プロパティファイル
  3. システムコンフィグプロパティファイル

(15) stream.maxKeepTupleCount=タイムスタンプ調整機能で保留できるタプル数の上限値

タイムスタンプ調整機能で保留できるタプル数の上限値を1〜1048576の整数で指定します。デフォルトは125828です。

このパラメーターで指定したタプル数の上限値は,個々の入力ストリームのタイムスタンプ調整機能に対する上限値となります。

タプル数がこのパラメーターで指定した上限値を超えると,クエリグループが閉塞されます。

このパラメーターは,システムコンフィグプロパティファイル,クエリグループ用プロパティファイル,およびストリーム用プロパティファイルで指定できます。指定が重複した場合,または指定を省略した場合,次の優先順位で指定値が有効になります(1.>2.>3.)。

  1. ストリーム用プロパティファイル
  2. クエリグループ用プロパティファイル
  3. システムコンフィグプロパティファイル

(16) stream.timestampAccuracy={{sec|msec|usec},時刻調整範囲|unuse}

タイムスタンプ調整機能の時刻単位と時刻調整範囲を指定します。大文字,小文字の区別はされません。

stream.timestampModeパラメーターでDataSourceを指定した場合,このパラメーターを必ず指定してください。stream.timestampModeパラメーターでServerを指定した場合,このパラメーターの指定は無視されますが,パラメーターの形式チェックは実施されます。

{sec|msec|usec},時刻調整範囲
時刻単位と時刻調整範囲を指定します。時刻単位(sec,msec,またはusec)と時刻調整範囲を区切る半角コンマ(,)の前後には,空白やタブなどを記述しないでください。記述した場合はエラーとなります。時刻単位にsec,msec,またはusecのどれかを指定し,時刻調整範囲に0を指定した場合は基準時刻だけが時刻調整範囲となります。
それぞれの値の意味を次に示します。
sec
時刻単位として秒を使用することを指定します。
msec
時刻単位としてミリ秒を使用することを指定します。
usec
時刻単位としてマイクロ秒を使用することを指定します。
時刻調整範囲
タイムスタンプ調整での時刻の調整範囲を整数で指定します。時刻単位に指定した単位によって指定範囲が異なります。時刻単位ごとの指定範囲を次の表に示します。
時刻単位 指定範囲
sec(秒) 0〜59の整数
msec(ミリ秒) 0〜999の整数
usec(マイクロ秒) 0〜999の整数
unuse
時刻調整を行いません。

このパラメーターは,システムコンフィグプロパティファイル,クエリグループ用プロパティファイル,およびストリーム用プロパティファイルで指定できます。指定が重複した場合,または指定を省略した場合,次の優先順位で指定値が有効になります(1.>2.>3.)。

  1. ストリーム用プロパティファイル
  2. クエリグループ用プロパティファイル
  3. システムコンフィグプロパティファイル

(17) stream.timestampMode={Server|DataSource}

タプルに時刻を付与するためのタイムスタンプモードをServerまたはDataSourceで指定します。大文字,小文字の区別はされません。デフォルトはServerです。

Server
サーバモードを使用します。
DataSource
データソースモードを使用します。
DataSourceを指定した場合は,stream.timestampAccuracyパラメーター,およびstream.timestampPositionパラメーターを必ず指定してください。

このパラメーターは,システムコンフィグプロパティファイル,およびクエリグループ用プロパティファイルで指定できます。指定が重複した場合,または指定を省略した場合,次の優先順位で指定値が有効になります(1.>2.)。

  1. クエリグループ用プロパティファイル
  2. システムコンフィグプロパティファイル

(18) stream.timestampPosition=時刻データ列名

タプル内の時刻データ列名を指定します。大文字,小文字の区別はされません。

stream.timestampModeパラメーターでDataSourceを指定した場合,このパラメーターを必ず指定してください。stream.timestampModeパラメーターでServerを指定した場合,このパラメーターの指定は無視されますが,パラメーターの形式チェックは実施されます。

時刻データとして指定できるデータ型は,TIMESTAMP型だけです。

時刻データの範囲は,GMT(グリニッジ標準時)の1970/01/01 00:00:00.000000000から2261/12/31 23:59:59.999999999までになります。それ以外の時刻を指定した場合は,ストリームデータ送信時に例外が発生します。日本標準時はGMTより9時間あとであることに注意してください。

このパラメーターは,システムコンフィグプロパティファイル,クエリグループ用プロパティファイル,およびストリーム用プロパティファイルで指定できます。指定が重複した場合,または指定を省略した場合,次の優先順位で指定値が有効になります(1.>2.>3.)。

  1. ストリーム用プロパティファイル
  2. クエリグループ用プロパティファイル
  3. システムコンフィグプロパティファイル

(19) stream.tupleLogMode={true|false}

sdptplputコマンドを実行するかどうかをtrueまたはfalseで指定します。大文字,小文字の区別はされません。デフォルトはfalseです。

true
sdptplputコマンドを実行できます。
false
sdptplputコマンドを実行できません。

stream.timestampModeパラメーターでServerを,このパラメーターでtrueを指定した場合は,StreamInputインタフェースのputメソッドでストリームデータを送信すると,SDPClientExceptionの例外が発生します。

このパラメーターは,システムコンフィグプロパティファイル,およびクエリグループ用プロパティファイルで指定できます。指定が重複した場合,または指定を省略した場合,次の優先順位で指定値が有効になります(1.>2.)。

  1. クエリグループ用プロパティファイル
  2. システムコンフィグプロパティファイル

(20) tpl.backupFileCount=タプルログファイルのバックアップを残す最大世代数

タプルログファイルのバックアップを残す最大世代数を0〜10の整数で指定します。デフォルトは1です。

このパラメーターは,システムコンフィグプロパティファイル,クエリグループ用プロパティファイル,およびストリーム用プロパティファイルで指定できます。指定が重複した場合,または指定を省略した場合,次の優先順位で指定値が有効になります(1.>2.>3.)。

  1. ストリーム用プロパティファイル
  2. クエリグループ用プロパティファイル
  3. システムコンフィグプロパティファイル

(21) tpl.bufferCount=タプルログのバッファーの面数

タプルログのバッファーの面数を3〜512の整数で指定します。デフォルトは5です。

このパラメーターは,システムコンフィグプロパティファイル,クエリグループ用プロパティファイル,およびストリーム用プロパティファイルで指定できます。指定が重複した場合,または指定を省略した場合,次の優先順位で指定値が有効になります(1.>2.>3.)。

  1. ストリーム用プロパティファイル
  2. クエリグループ用プロパティファイル
  3. システムコンフィグプロパティファイル

(22) tpl.bufferSize=タプルログのバッファーの最大サイズ

タプルログのバッファーの最大サイズ(単位:キロバイト)を1〜2048000の整数で指定します。デフォルトは1024です。

このパラメーターは,システムコンフィグプロパティファイル,クエリグループ用プロパティファイル,およびストリーム用プロパティファイルで指定できます。指定が重複した場合,または指定を省略した場合,次の優先順位で指定値が有効になります(1.>2.>3.)。

  1. ストリーム用プロパティファイル
  2. クエリグループ用プロパティファイル
  3. システムコンフィグプロパティファイル

(23) tpl.fileCount=タプルログファイルの最大ファイル数

タプルログファイルの最大ファイル数を3〜512の整数で指定します。デフォルトは3です。

このパラメーターは,システムコンフィグプロパティファイル,クエリグループ用プロパティファイル,およびストリーム用プロパティファイルで指定できます。指定が重複した場合,または指定を省略した場合,次の優先順位で指定値が有効になります(1.>2.>3.)。

  1. ストリーム用プロパティファイル
  2. クエリグループ用プロパティファイル
  3. システムコンフィグプロパティファイル

(24) tpl.fileSize=タプルログファイルの最大サイズ

タプルログファイルの最大サイズ(単位:メガバイト)を1〜2048の整数で指定します。デフォルトは100です。

このパラメーターは,システムコンフィグプロパティファイル,クエリグループ用プロパティファイル,およびストリーム用プロパティファイルで指定できます。指定が重複した場合,または指定を省略した場合,次の優先順位で指定値が有効になります(1.>2.>3.)。

  1. ストリーム用プロパティファイル
  2. クエリグループ用プロパティファイル
  3. システムコンフィグプロパティファイル

(25) tpl.outputLevel=タプルログの出力レベル

タプルログの出力レベルを1〜3の整数で指定します。デフォルトは3です。

1
ストリームキューへ格納するタプルについて,タプルログを出力します。
2
時刻の逆転によって破棄するタプルについて,タプルログを出力します。
3
レベル1とレベル2のタプルについて,タプルログを出力します。

このパラメーターは,システムコンフィグプロパティファイル,クエリグループ用プロパティファイル,およびストリーム用プロパティファイルで指定できます。指定が重複した場合,または指定を省略した場合,次の優先順位で指定値が有効になります(1.>2.>3.)。

  1. ストリーム用プロパティファイル
  2. クエリグループ用プロパティファイル
  3. システムコンフィグプロパティファイル

(26) tpl.outputTrigger={BUFFER|NONE}

タプルログのファイルへの出力契機をBUFFERまたはNONEで指定します。大文字,小文字の区別はされません。入力ストリームキューの場合,デフォルトはBUFFERです。出力ストリームキューの場合,デフォルトはNONEです。

BUFFER
対象のストリームキューで現在のタプルログを取得しているバッファーがいっぱいになったら,タプルログをファイルへ出力します。
NONE
タプルログをファイルに出力しません。バッファリングもしません。

このパラメーターは,システムコンフィグプロパティファイル,クエリグループ用プロパティファイル,およびストリーム用プロパティファイルで指定できます。指定が重複した場合,または指定を省略した場合,次の優先順位で指定値が有効になります(1.>2.>3.)。

  1. ストリーム用プロパティファイル
  2. クエリグループ用プロパティファイル
  3. システムコンフィグプロパティファイル

(27) tpl.useOverwrite={true|false}

タプルログのバッファーの枯渇時にバッファーを上書きするかどうかをtrueまたはfalseで指定します。大文字,小文字の区別はされません。デフォルトはtrueです。

true
タプルログのバッファーを上書きします。
false
タプルログのバッファーを上書きしません。

このパラメーターは,システムコンフィグプロパティファイル,クエリグループ用プロパティファイル,およびストリーム用プロパティファイルで指定できます。指定が重複した場合,または指定を省略した場合,次の順位で指定値が有効になります(1.>2.>3.)。

  1. ストリーム用プロパティファイル
  2. クエリグループ用プロパティファイル
  3. システムコンフィグプロパティファイル

(28) trc.api.bufferCount=APIトレースのバッファーの面数

APIトレースのバッファーの面数を3〜512の整数で指定します。デフォルトは3です。

(29) trc.api.bufferSize=APIトレースのバッファーの最大サイズ

APIトレースのバッファーの最大サイズ(単位:キロバイト)を1〜2048000の整数で指定します。デフォルトは1024です。

(30) trc.api.fileCount=APIトレースファイルの最大ファイル数

APIトレースを出力するファイルの最大ファイル数を3〜512の整数で指定します。デフォルトは3です。

(31) trc.api.fileSize=APIトレースファイルの最大サイズ

APIトレースを出力するファイルの最大サイズ(単位:メガバイト)を1〜2048の整数で指定します。デフォルトは1024です。

(32) trc.api.ioBufferSize=APIトレースI/Oバッファーの最大サイズ

APIトレースのI/Oバッファーの最大サイズ(単位:キロバイト)を1〜2048000の整数で指定します。デフォルトは2048です。

(33) trc.api.outputTrigger={BUFFER|NONE}

APIトレースのファイルへの出力契機をBUFFERまたはNONEで指定します。大文字,小文字の区別はされません。デフォルトはBUFFERです。

BUFFER
I/Oスレッドのバッファーがいっぱいになったら,APIトレースをファイルに出力します。
NONE
APIトレースをファイルに出力しません。バッファリングもしません。

(34) trc.api.useOverwrite={true|false}

APIトレースのバッファーの枯渇時にバッファーを上書きするかどうかをtrueまたはfalseで指定します。大文字,小文字の区別はされません。デフォルトはtrueです。

true
APIトレースのバッファーを上書きします。
false
APIトレースのバッファーを上書きしません。