ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework システム構築・運用ガイド
ストリームデータ処理システムでは,どのようなデータを入力して,どのように処理して出力するかという,ストリームデータの集計・分析シナリオをクエリグループとして定義します。
クエリグループは,入力ストリーム,クエリ,および出力ストリームで構成されます。実行させるストリームデータの集計・分析の処理に応じて,幾つのクエリグループを定義するか,クエリグループ内で幾つのストリームやクエリを定義するかを検討してください。
クエリグループは,集計・分析シナリオの数だけ定義します。複数のクエリグループを実行することで,一つのSDPサーバで複数の集計・分析の処理を実行させることができます。一つのSDPサーバでは,最大で8個のクエリグループを実行できます。
入力ストリームと出力ストリームは,対応する入出力アダプターの構成に応じて定義します。
クエリグループ内でどのような集計・分析処理を実行させるかに応じて,クエリを定義します。一つの集計・分析シナリオで複数の集計・分析処理を実行させたい場合には,クエリグループ内に複数のクエリを定義することもできます。
クエリグループ内で定義するクエリでは,ユーザーがJavaでプログラミングした外部定義関数に集計および分析処理を実行させることもできます。なお,外部定義関数を使用する場合は,CQLで外部定義関数を定義するほかに,外部定義関数の作成が必要です。外部定義関数の作成については,マニュアル「uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework アプリケーション開発ガイド」を参照してください。
クエリグループの構成例を次の図に示します。
図2-12 クエリグループの構成例
この例では,SDPサーバに二つのクエリグループ(クエリグループ1とクエリグループ2)を登録し,それぞれのクエリグループが入力アダプターと出力アダプターに接続されています。クエリグループ1では,複数のクエリを定義して,複数の集計・分析の処理を実行しています。
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