ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework 解説
レコードを取捨選択して,特定のレコードを取得したあと,それらのレコードを意味のある一つのレコードにする場合,レコード抽出を使用します。
例えば,クライアントとサーバ間の応答状況を集計・分析の対象としたい場合,入力用コールバックにHTTPパケット入力コネクターを使用した上で,編集用コールバックとしてレコード抽出を使用します。ネットワーク上のリクエストとレスポンスのそれぞれのHTTPパケットを,レコード抽出によって送信元IPと送信先IPで結び付けた一つのレコードにすれば,応答時間などが明確になり,集計・分析がしやすくなります。
レコード抽出では,レコード形式およびレコードに設定されている値で目的のレコードをフィルタリングしたあと,それらのレコードを結合して新たなレコードを生成します。レコードの抽出でのコールバックの構成と処理の内容を次の図に示します。
図3-8 レコードの抽出でのコールバックの構成と処理の内容
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