ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework 解説
特定のレコードだけをストリームデータ処理の対象にしたい場合,編集用コールバックとして,フィルターを使用します。
例えば,複数の観測所で気温を観測している場合に,特定の観測所の気温だけを集計・分析の対象としたいときは,観測所に与えられているIDでフィルタリングを実行してください。
フィルタリングの対象は,共通形式レコードです。入力元がファイルの場合,ファイル入力コネクターで入力形式レコードを抽出したあと,フォーマット変換で共通形式レコードに変換してからフィルターを使用してください。
フィルタリングの判定条件には,レコード形式,およびレコードに設定されている値を指定できます。レコードのフィルタリングでのコールバックの構成と処理の内容を次の図に示します。
図3-7 レコードのフィルタリングでのコールバックの構成と処理の内容
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