Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス コマンド編

[目次][索引][前へ][次へ]

付録B dabsetupCosminexus DABroker Libraryのセットアップ

ここでは,UNIXの場合に使用するCosminexus DABroker Libraryのセットアップコマンドについて説明します。

なお,dabsetupコマンドを実行する前に,次の操作が必要です。

Cosminexus DABroker Libraryのセットアップについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行/互換編」を参照してください。

コマンドの格納先
/opt/DABroker/bin/
<この節の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) 引数
(4) 入力例
(5) 注意事項
(6) Cosminexus DABroker Library運用ディレクトリの削除について

(1) 形式

dabsetup [-d] [<パス名>]

(2) 機能

Cosminexus DABroker Libraryの運用ディレクトリを設定します。dabsetupコマンドを実行すると,インストールディレクトリのディレクトリおよびファイルが,<パス名>に指定した運用ディレクトリに移動されます。

また,-dオプションを指定することで,運用ディレクトリを削除できます。

(3) 引数

-d
Cosminexus DABroker Library運用ディレクトリ下のCosminexus DABroker Libraryシステムを,OSから削除します。Cosminexus DABroker Library運用ディレクトリを設定する場合は,このオプションを指定しないでください。

<パス名>
Cosminexus DABroker Libraryを運用したい任意のディレクトリを指定します。
ここで指定したディレクトリ下に"DABroker"ディレクトリが作成されて,インストールディレクトリのディレクトリおよびファイルが移動されます。
指定を省略した場合,Cosminexus DABroker Library運用ディレクトリはCosminexus DABroker Libraryのインストールディレクトリ(/opt/DABroker)となります。なお,リモートファイルシステム上のディレクトリ,リモートファイルシステム,またはローカルファイルとリンクしたディレクトリは指定できません。

(4) 入力例

Cosminexus DABroker Library運用ディレクトリを設定する場合
dabsetup /home

Cosminexus DABroker Libraryシステムを削除する場合
dabsetup -d /home

(5) 注意事項

(6) Cosminexus DABroker Library運用ディレクトリの削除について

dabsetupコマンドでの運用ディレクトリの削除に成功した場合
  • インストールディレクトリに,dabsetupコマンドなどのシステムで必要なファイルが残ります。インストールディレクトリに残ったファイルは,インストーラで削除してください(アンインストールしてください)。
  • ユーザが作成したCosminexus DABroker Library動作環境定義ファイルは,dabsetupコマンドでは削除されません。必要に応じて削除してください。

dabsetupコマンドでの運用ディレクトリの削除に失敗した場合
  • 残ったディレクトリおよびファイルをOSのrmコマンドで削除してください。