Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス コマンド編
cjstopweb(Webコンテナサーバの停止)
形式
cjstopweb [<サーバ名称>]
[-f|-fd [<スレッドダンプ取得間隔> <スレッドダンプ取得回数>]]
機能
引数
- <サーバ名称>
- 停止するWebコンテナサーバのサーバ名称を指定します。サーバ名称には,半角英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),アンダースコア(_)またはハイフン(-)が使用できます。サーバ名称の先頭の文字は英数字でなければなりません。サーバ名称を省略したときは,ホスト名称がサーバ名称として使用されます。
- -f
- Webコンテナサーバを強制停止します。
- -fd
- Webコンテナサーバの障害情報を取得したあと,Webコンテナサーバを強制停止します。
- <スレッドダンプ取得間隔>
- スレッドダンプを取得する間隔を1〜60の整数(単位:秒)で指定します。省略した場合の初期値は3秒です。
- <スレッドダンプ取得回数>
- スレッドダンプを取得する回数を1〜60の整数(単位:回)で指定します。省略した場合の初期値は10回です。
- 取得する障害情報を次に示します。
- OSの稼働状況
Windowsの場合の出力先:
<Cosminexusインストールディレクトリ>\CC\web\containers\<サーバ名称>\cjsysinfo.<出力時間>.txt
UNIXの場合の出力先:
/opt/Cosminexus/CC/web/containers/<サーバ名称>/cjsysinfo.<出力時間>.txt
<出力時間>は,yymmddHHMMSSの形式になります。
なお,出力内容については,「2. J2EEサーバで使用するコマンド」の「cjgetsysinfo(OS状態情報の取得)」を参照してください。
- JavaVMのスレッドダンプ
<スレッドダンプ取得間隔>,<スレッドダンプ取得回数>で指定した間隔と回数でスレッドダンプを取得します。Webコンテナサーバプロセスの状態によっては指定間隔,指定回数でスレッドダンプが出力されない場合もあります。なお,出力内容については,「cjdumpweb(Webコンテナサーバのスレッドダンプの取得)」を参照してください。
- Webコンテナサーバのクラッシュダンプ(Windowsの場合)またはcoreファイル(UNIXの場合)
最後のスレッドダンプ取得要求後,スレッドダンプ取得間隔時間経過後にクラッシュダンプまたはcoreファイルを出力します。
クラッシュダンプの出力先:
Windows Server 2003,Windows XPとWindows Server 2008 x86,Windows Server 2008 x64,Windows Server 2008 R2,Windows 7またはWindows Vistaではクラッシュダンプの出力先は異なります。
・Windows Server 2003,Windows XPの場合
<ワトソン博士のクラッシュダンプ出力先>※\user.dmp
注※:ワトソン博士のクラッシュダンプ作成オプションの設定が必要です。
・Windows Server 2008 x86,Windows Server 2008 x64,Windows Server 2008 R2,Windows 7またはWindows Vistaの場合
<環境変数CJMEMDUMP_PATHで指定したディレクトリ>※\cjmemdump.dmp
注※:環境変数CJMEMDUMP_PATHが指定されていないか,指定したディレクトリが存在しない場合,クラッシュダンプは出力されません。また,指定したディレクトリにクラッシュダンプがすでに存在する場合,クラッシュダンプは上書きされます。
coreファイルの出力先:
/opt/Cosminexus/CC/web/containers/<サーバ名称>/core※
注※
Linuxの場合,core.<強制停止されたWebコンテナサーバのプロセスID>
戻り値
- 0:
- 正常終了しました。
- 1以上:
- 異常終了しました。
ユーザ定義ファイル
- Windowsの場合
- <Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\web\containers\<サーバ名称>\usrconf\usrconf.cfg
- <Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\web\containers\<サーバ名称>\usrconf\usrconf.properties
- UNIXの場合
- /opt/Cosminexus/CC/web/containers/<サーバ名称>/usrconf/usrconf.cfg
- /opt/Cosminexus/CC/web/containers/<サーバ名称>/usrconf/usrconf.properties
注意事項
- Webコンテナサーバを停止させるには,必ずcjstopwebコマンドを使用してください。[Ctrl+C]やタスクマネージャ(Windowsの場合)から停止しないでください。
- cjstopwebコマンドでWebコンテナサーバを停止する場合,サーブレットまたはJSPのサービスメソッドが実行中のときは,該当するメソッドが終了するまでWebコンテナサーバは停止しません。なお,cjstopwebコマンドは,Webコンテナサーバの終了を待たないで,すぐに終了します。
- サーブレットまたはJSPのサービスメソッドが実行中の状態でcjstopwebコマンドを実行した場合,Webコンテナサーバを停止できないことがあります。この場合,-fオプションまたは-fdオプションを指定して,再度cjstopwebコマンドを実行することでWebコンテナサーバを強制停止します。
- Windowsの場合,cjstopwebコマンドの実行には,Administrator権限が必要です。
- UNIXの場合,cjstopwebコマンドの実行には,root権限(Component Container管理者を設定していない場合),またはComponent Container管理者の権限(Component Container管理者を設定している場合)が必要です。
- コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,cjwebsetupコマンドで指定したサーバ名称と大文字・小文字を一致させた文字列を指定する必要があります。
- Windows Server 2008 x86,Windows Server 2008 x64,Windows Server 2008 R2,Windows 7またはWindows Vistaで-fdオプションを指定する場合,環境変数CJMEMDUMP_PATHは次のように設定してください。
- 環境変数CJMEMDUMP_PATHで指定した保存先のディスクに十分な空き容量があることを確認してください。クラッシュダンプのファイルサイズはWEBコンテナサーバの実メモリ所要量以上になります。
- 環境変数CJMEMDUMP_PATHに日本語などのマルチバイト文字を含むディレクトリを指定しないでください。クラッシュダンプの出力に失敗する場合があります。
- クラッシュダンプの出力先ディレクトリには,存在するディレクトリを指定してください。
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