Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス コマンド編
cjstopapp(J2EEアプリケーションの停止)
形式
- 通常停止を行う場合
cjstopapp [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] [-test]
-name <J2EEアプリケーション名> [-t <タイムアウト時間>]
- 通常停止がタイムアウトしたあと,強制停止を手動で行う場合
cjstopapp [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] [-test]
-name <J2EEアプリケーション名> -cancel
- 通常停止がタイムアウトしたあと,強制停止を自動で行う場合
cjstopapp [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] [-test]
-name <J2EEアプリケーション名> -t <タイムアウト時間> -force
機能
J2EEアプリケーションを停止して,クライアントからのリクエストを受け取らないようにします。
引数
- <サーバ名称>
- 接続先J2EEサーバ名称を指定します。サーバ名称を省略したときは,ホスト名称がサーバ名称として使用されます。
- -nameserver <プロバイダURL>
- CORBAネーミングサービスへのアクセスプロトコル,CORBAネーミングサービスが稼働しているホスト名,およびそれが使用しているポート番号を次に示す形式で指定します。
<プロトコル名称>::<ホスト名称>:<ポート番号>
- 指定内容の詳細については,「2.1(2) プロバイダURLについて」を参照してください。
- -test
- テストモードのアプリケーションに対してコマンドを実行する場合に指定します。このオプションを省略したときは,通常モードのアプリケーションに対してコマンドが実行されます。
- -name <J2EEアプリケーション名>
- 停止するJ2EEアプリケーション名を指定します。
- -t <タイムアウト時間>
- コマンドを実行してから応答が返るタイムアウトの時間を整数(単位:秒)で指定します。
- -forceオプションを同時に指定する場合は0〜2147483647を指定します。
- -forceオプションを指定しないで,このオプションだけを指定する場合は0〜86400を指定します。
- 0を指定した場合は,停止処理が終了するまでクライアントへ応答が返りません。指定がない場合は60秒が設定されます。
- -cancel
- 通常停止がタイムアウトしたあと,強制停止を手動で行う場合に指定します。
- -force
- 通常停止がタイムアウトしたあと,強制停止を自動で行う場合に指定します。
入力例
cjstopapp MyServer -name App1
戻り値
- 0:
- 正常終了しました。
- 1:
- 異常終了しました。
- 2:
- 排他エラーによってコマンドを実行できません。
- 3:
- タイムアウトが発生しました。
- 9:
- 管理者特権がないため,コマンドが実行できません(Windows Server 2008 x86,Windows Server 2008 x64,Windows Server 2008 R2,Windows 7またはWindows Vistaの場合)。
注意事項
- コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,コマンド名の直後にする必要があります。そのほかの引数は,サーバ名称より後ろ(サーバ名称を省略した場合はコマンド名の後ろ)にあれば順序は任意です。ただし,オプション名と値の順序の入れ替え(例:<アプリケーション名> -name)やオプション名と値を非対応にすること(例:-nameserver <アプリケーション名> -name <プロバイダURL>)はできません。
- 通常停止を行う場合,60秒または-tオプションで指定した時間の間に該当するJ2EEアプリケーションが停止しなかったとき,このコマンドはエラー終了します。
- 強制停止を行う場合,J2EEアプリケーションの停止処理が-tオプションで指定した時間内に終了しなかったとき,サーバ管理コマンド用システムプロパティファイルのejbserver.rmi.request.timeoutキーで指定した時間で強制終了します。
- 指定されたJ2EEアプリケーションが存在しない場合,このコマンドはエラー終了します。
- コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,cjsetupコマンドで指定したサーバ名称と大文字・小文字を一致させた文字列を指定する必要があります。
- タイムアウトエラーが発生した場合は,cjlistappコマンドでJ2EEアプリケーションの状態を確認してください。
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