Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス コマンド編
cjdeleteapp(J2EEアプリケーションの削除)
形式
- アプリケーションの場合
cjdeleteapp [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] [-test]
-name <J2EEアプリケーション名>
[-name <J2EEアプリケーション名> ...]
- アプリケーションに含まれるEJB-JARファイル,WARファイル,またはRARファイルの場合
cjdeleteapp [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>]
-type {ejb|war|rar} -name <J2EEアプリケーション名>
-resname <表示名> [-resname <表示名> ...]
- アプリケーション中のWARファイルに含まれるフィルタの場合
cjdeleteapp [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>]
-type filter -name <J2EEアプリケーション名>
-resname <WARファイルの表示名/フィルタの表示名>
[-resname <WARファイルの表示名/フィルタの表示名> ...]
機能
- アプリケーション,EJB-JARファイル,WARファイル,またはRARファイルの場合
- J2EEアプリケーションまたはJ2EEアプリケーションに含まれるEJB-JARファイル,WARファイル,またはRARファイルを,指定されたJ2EEサーバから削除します。また,一度に複数のファイルの削除もできます。その際,指定されたファイルの順に処理されます。
- J2EEアプリケーション中のWARファイルに含まれるフィルタの場合
- J2EEアプリケーション中のWARファイルに含まれるフィルタを削除します。削除するフィルタは,フィルタ属性ファイルに指定します。また,一度に複数のフィルタの削除もできます。その際,指定されたフィルタの順に処理されます。
引数
- <サーバ名称>
- 接続先J2EEサーバ名称を指定します。サーバ名称を省略したときは,ホスト名称がサーバ名称として使用されます。
- -nameserver <プロバイダURL>
- CORBAネーミングサービスへのアクセスプロトコル,CORBAネーミングサービスが稼働しているホスト名,およびそれが使用しているポート番号を次に示す形式で指定します。
<プロトコル名称>::<ホスト名称>:<ポート番号>
- 指定内容の詳細については,「2.1(2) プロバイダURLについて」を参照してください。
- -test
- テストモードのアプリケーションに対してコマンドを実行する場合に指定します。このオプションを省略したときは,通常モードのアプリケーションに対してコマンドが実行されます。
- -type {ejb|war|rar|filter}
- J2EEアプリケーションからEJB-JARファイル,WARファイル,またはRARファイルを削除する場合,ファイル種別を指定します。
- ejb:EJB-JARファイル
- war:WARファイル
- rar:RARファイル
- J2EEアプリケーション中のWARファイルからフィルタを削除する場合,次のファイル種別を指定します。
- -name <J2EEアプリケーション名>
- 削除するJ2EEアプリケーション名を指定します。
- -resname <表示名>
- 削除するEJB-JARファイル,WARファイル,RARファイル,またはフィルタの表示名を指定します。
入力例
- アプリケーションの場合
cjdeleteapp MyServer -name App1
- EJB-JARファイルの場合
cjdeleteapp MyServer -name App1 -type ejb -resname accountJsp
- WARファイルの場合
cjdeleteapp MyServer -name App1 -type war -resname account-war
- RARファイルの場合
cjdeleteapp MyServer -name App1 -type rar -resname account-rar
- フィルタの場合
cjdeleteapp MyServer -name App1 -type filter -resname account-war/account-filter
戻り値
- 0:
- 正常終了しました。
- 1:
- 異常終了しました。
- 2:
- 排他エラーによってコマンドを実行できません。
- 3:
- タイムアウトが発生しました。
- 9:
- 管理者特権がないため,コマンドが実行できません(Windows Server 2008 x86,Windows Server 2008 x64,Windows Server 2008 R2,Windows 7またはWindows Vistaの場合)。
注意事項
- 該当するJ2EEアプリケーションが開始状態の場合,このコマンドはエラー終了します。
- 指定されたJ2EEアプリケーションが存在しない場合,このコマンドはエラー終了します。
- 展開ディレクトリ形式のアプリケーションに対して実行した場合,J2EEサーバからアプリケーションは削除されますが,アプリケーションディレクトリは削除されません。
- 展開ディレクトリ形式のアプリケーションに対しては,アプリケーションに含まれるEJB-JARファイル,WARファイル,またはRARファイルの削除はできません。
- 一度に複数のファイルを削除した場合,削除できないファイルがあったときでも,すべてのファイルに対して削除を試みます。一つでも削除できないファイルがあった場合,終了コードは1(異常終了)になります。
- コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,コマンド名の直後にする必要があります。そのほかの引数は,サーバ名称より後ろ(サーバ名称を省略した場合はコマンド名の後ろ)にあれば順序は任意です。ただし,オプション名と値の順序の入れ替え(例:<表示名> -resname)やオプション名と値を非対応にすること(例:-nameserver <表示名> -resname <プロバイダURL>)はできません。
- コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,cjsetupコマンドで指定したサーバ名称と大文字・小文字を一致させた文字列を指定する必要があります。
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