JP1/ServerConductor/Deployment Manager
バックアップのシナリオファイル作成の方法について説明します。
- DPMのメインウィンドウ画面の「シナリオ」メニューから「シナリオファイルの作成」を選択します。「シナリオファイルの作成」画面が表示されます。メインウィンドウ画面の
アイコンをクリックしても,同様の操作ができます。
- 「シナリオファイルの作成」画面で「バックアップ/リストア」タブをクリックし,「バックアップ/リストアを選択する」のチェックボックスにチェックを入れます。各項目が入力できるようになります。
- 「シナリオファイルの作成」画面で「バックアップ」にチェックが入っていることを確認したら,「参照」ボタンをクリックします。「イメージファイル設定」画面が表示されます。ここで,バックアップファイルを保存したい場所を指定し,ファイル名を入力します。入力したら,「OK」ボタンをクリックしてください。
- 【ヒント】
- イメージファイル名は場所,ファイル名,拡張子を含めてバックアップの場合は128バイト,リストアの場合は254バイト(半角254文字,全角127文字)以内で入力できます。
- 【注意!】
(1)〜(3)は管理サーバ側で行ってください。
- 存在しないフォルダを指定しないでください。存在しないフォルダを指定した場合,バックアップシナリオ実行時にシナリオ実行エラーとなります。
- イメージファイルの登録・削除とシナリオの作成・編集は同時には行えません。シナリオ作成・編集画面を開いている時はイメージビルダーを操作しないでください。
- ネットワークに接続している他のコンピュータ(以下ファイルサーバと呼びます)にイメージファイルのパスの指定を行う場合は以下の対応を行ってください。例えば管理サーバ,ファイルサーバのOSに,Windowsサーバを使用した場合は,以下のように設定してください。
(1) 管理サーバ for DPMをインストールしたコンピュータに管理者権限を持つユーザでログオンする。※1
(2) 「スタート」メニュー(または「スタート」メニュー→「設定」)→「コントロールパネル」→「管理ツール」→「サービス」を起動します。
以下サービスのプロパティを開き,「ログオン」タブの“アカウント”にチェックを入れ,“アカウント”,“パスワード”,“パスワードの確認入力”に管理サーバ for DPMをインストールしたコンピュータとファイルサーバの両方に管理者権限を持つアカウントとそのパスワードを入力する。※2
なお,ファイルサーバ上のイメージファイル格納フォルダにここで指定するアカウントがフルコントロールでアクセスできるようにアクセス許可の設定を行ってください。
DeploymentManager Backup/Restore Management
DeploymentManager API Service
(3) (2)で設定変更を行ったサービスを再起動する。
(4)〜(6)はファイルサーバ側で行ってください。
(4) 管理者権限をもつアカウントでログオンする。※1
(5) エクスプローラなどからイメージファイルを保存する共有フォルダを作成する。
(6) (5)で作成した共有フォルダへのアクセス許可に,(2)で設定した管理者権限を持つアカウントを追加する。
(7)〜(8)はWebコンソール側で行ってください。
(7) シナリオ作成時にバックアップ/リストアタブのイメージファイルに(5)で作成したフォルダの下のファイルのパスを入力する。※3
(8) シナリオ実行する。
※1 アカウントは半角英数字を使用してください。
※2 Windows Server 2003の場合,1文字以上のパスワードを設定しておいてください。パスワードの設定を行っていない場合,手順(3)でサービスの起動に失敗します。
※3 イメージファイル保存先のパスについてはUNC(Universal Naming Convention)形式(\\「コンピュータ名」\「共有フォルダ」\「サブディレクトリ」)のパス名をイメージファイルに入力してください。
- バックアップを実行すると,バックアップデータは一時的なテンポラリファイルで作成されます。このテンポラリファイルは,バックアップ完了時にシナリオで指定したファイルにリネームされ,自動的に削除されます。そのため,同じシナリオを2回以上実行した場合は,以前作成したバックアップイメージファイルに加え一時的に作成されるテンポラリファイルを含めたディスク容量が必要になります。
- イメージファイルの保存先として,FATのドライブを指定している場合,システムの制限により,イメージファイルは最大4GB(FAT16では2GB)までのものしか作成できません。
- 「シナリオファイルの作成」画面に戻り,「イメージファイル」欄に3.で指定したファイルが入力されます。次に「バックアップ/リストア対象」からバックアップ先の「ディスク番号」を指定します。
- 【重要!】
- LAN二重化(AFT,ALB)を構成している状態でバックアップしたバックアップイメージをバックアップしたコンピュータ以外にはリストアしないでください。
LANの二重化設定には,コンピュータごとの固有情報が含まれており別のコンピュータにリストアした場合,正常に動作しないことがあります。
別のコンピュータにリストアを予定されている場合は,必ずLANの二重化を解除してからバックアップを行い,リストアが完了した後に二重化設定を行ってください。ハード故障に伴いコンピュータ/LANボードの交換をする場合,故障前のコンピュータでバックアップしたイメージファイルをそのままリストアするとシナリオ実行エラーが発生します。いったん,Webコンソールの「設定」メニュー→「詳細設定」→「全般」タブの「クライアントサービス for DPMを用いた運用を行う」のチェックを外してシナリオを実行してください。リストアが完了したら,この設定を戻してください。また,LANの二重化を正しく動作させるためには,リストア後に起動するOS上で二重化の設定を再度行う必要があります。
■サポートするOSに共通する注意事項
- 【注意!】
- 本バージョンでサポートするOSに共通する注意事項,および,Windows OS,Linux OSに依存する注意事項を記載します(サポートOSについては「1.1.5 DPMで管理対象となるコンピュータの前提条件について」を参照してください)。
■Windows OSに関する注意事項
- 以下のDisk種別について最大ディスク数を越えるディスクが接続されている場合,最大ディスク数を越えた分のディスクをバックアップすることはできません。
Disk種別 最大ディスク数 IDE 4 SCSI,FC 16※1※2 RAID 8※3 ※1:SCSIとFCを合わせたディスク数となります。
※2:FCで複数の接続パスを設定している場合は,実際の接続ディスク数と異なる台数として認識する場合があります。
- ※3:1コントローラあたりの論理ディスク数となります。
- 最大4コントローラまでを接続した状態でバックアップ可能です。
- 以下の最大パーティション数を超えるベーシックディスクはバックアップできません。
拡張パーティションを作成する場合,バックアップできる論理ドライブ数はパーティション-3になります。これを超えた構成の場合,ディスク指定,パーティション指定ともバックアップできません。尚,ダイナミックディスクでは,Disk種別に関係なくWindowsで作成できる最大数までバックアップは可能です。
HDD 最大パーティション数 種別 ディスク管理方式 プライマリパーティション 論理パーティション/論理ディスク IDE ベーシックディスク 3 12 4 − ダイナミックディスク 26 SCSI,FC/RAID IA32 ベーシックディスク 3 11 4 − ダイナミックディスク 26 IPF ベーシックディスク GPT形式 26 MBR形式 3 5 4 − - セクタサイズが通常(512byte)より大きいハードディスクドライブのバックアップ/リストアはサポートしていません。
- フォーマットされていないパーティションはバックアップできません。必ずフォーマットを行ってください。バックアップ対象のHDDにフォーマットされていないパーティションが含まれる場合,エラーが発生しバックアップは中断されます。また,エラーにならない場合も正しくバックアップできておりません(バックアップイメージファイルのサイズが数Kbyteとなっており,このデータからは正しくリストアすることができません)。
- 本バージョンでサポートするファイルシステムについては後述のWindows,Linuxを参照してください。それ以外のファイルシステムはバックアップリストアできません。
- バックアップ/リストアは以下の場合はサポートしていません。
○ディスク全体を指定した場合
バックアップ時とバイト単位でサイズの異なるディスクへのリストア
バックアップのディスクとは違う種別(IDEとSCSI等)のディスクへのリストア
○パーティション単位を指定した場合
バックアップ時とバイト単位でサイズの異なるパーティション,及び異なるファイルシステムでフォーマットされたパーティションへのリストア
サイズの異なるディスクまたはパーティションへリストアを行った場合,以下のエラーが発生する可能性があります。
Could not write data of the specified size. (SIZEA / SIZEB)
The disk may be damaged.
- GPT(GUID Partition Table)形式のディスクについて,以下のバックアップ/リストアは,サポートしておりません。
− パーティション単位
− ダイナミックディスク
− IPF装置以外でGPTパーティションを作成したディスク
- OSの機能,あるいはディスク管理アプリケーションを使用して作成したソフトウェアRAIDボリュームはバックアップ/リストアできません。
- サードパーティ製のパーティション変更ソフトウェアを使用し,再構築したディスクに対するバックアップ/リストアには対応していません。
- 複数のディスクやパーティションを一つのシナリオで一度にバックアップ/リストアはできません。
- 以下のいずれかに該当する場合,必要なデータが格納されている全ディスク/パーティションをバックアップしてください。全ディスク/パーティションのバックアップ/リストアが完了するまではOSを起動させないように注意してください。シナリオ実行のタイミングでOSが起動しないように,シナリオ実行時のオプションで,「実行後に電源を切断する」にチェックを入れてください。
− バックアップ元とリストア先が別の装置の場合
− OS起動に必要なデータが複数ディスクにまたがって格納されている場合
− OS起動に必要なデータとディスク複製に必要なデータ(Windows:sysprep,Linux:/opt/dpmclient)が複数ディスクにまたがって格納されている場合
− システムとして必要なファイルが別のHDDに格納されている場合
− 他のドライブをディレクトリにマウントするなど,複数のディスク,複数のパーティションにわたってディスクが連結されているような場合
− ディスク間でデータ内容の整合性をとる必要がある場合
- 複数のHDDが搭載されているコンピュータでパーティション構成を変更(パーティションの削除,追加,ドライブ文字の変更等)した場合は,必ずバックアップしなおしてください。
パーティション構成を変更する前のバックアップイメージファイルを変更後のコンピュータにリストアするとドライブ文字が正しく復元されないことがあります。これはドライブ文字が,システムディスク,データディスクの両方に記録されているため,どちらか一方のみリストアすると,管理データの不一致が発生しドライブ文字の再割り当て処理が実行されるためです。もし,ドライブ文字が正しく復元されなかった場合は,Windowsの「ディスクの管理」等を使用しドライブ文字を再設定してください。
■Linux OSに関する注意事項
- 以下のフォーマット形式以外の方法でフォーマットされたパーティションについてはバックアップ/リストアを行えません。
− 本バージョンでサポートしているWindows OS(「1.1.5 DPMで管理対象となるコンピュータの前提条件について」参照)で作成したFAT16,FAT32,NTFS 4.0,NTFS 5.0,NTFS 5.1パーティション
- Windows Server 2008 R2環境に対するパーティション単位のバックアップ/リストアはサポートしていません。ディスク全体をバックアップ/リストアしてください。
- BitLockerドライブ暗号化が有効になっている管理対象コンピュータのバックアップ/リストアはできません。
- ダイナミックディスク形式のディスクのバックアップ/リストアを行われる場合,以下のことにご注意ください。
− パーティション指定でのバックアップ/リストアはできません。ディスク全体を指定してバックアップ/リストアを行うようにしてください。
− 旧OSでダイナミックディスクに変換後,Windows Server 2008へアップグレードを行った環境のバックアップは未サポートになります。
− Windows REが第1パーティション以外にインストールされているディスクをダイナミックディスクに変換した環境のバックアップは,未サポートになります。
− ベーシックディスクが拡張パーティションを含んでいる場合ダイナミックディスクに変換してのバックアップはエラーが発生し,中断されますので,プライマリパーティションのみでダイナミックディスクに変換してください。
− 保守用パーティションを含むディスクをダイナミックディスクに変換した場合,そのディスクに対して,ディスク全体を指定してのバックアップ/リストアはできません。
− FAT32パーティションを使用する場合は,ベーシックディスクとしてFAT32領域を確保した上でダイナミックディスクに変換してください。
− 未フォーマット領域,あるいは未割り当ての領域が存在すると,リストア時にエラーが発生する場合があります。ダイナミックディスク形式のディスクを使用される場合は,ディスク内に未フォーマット領域,未割り当て領域が存在しないように運用してください。
− バックアップしたダイナミックディスクにFAT16,又は未フォーマット領域が存在すると,リストア時にエラーが発生します。ダイナミックディスク形式のディスクを使用される場合は,ディスク内にFAT16,未フォーマット領域が存在しないように運用してください。
− 複数のダイナミック形式のディスクを接続している場合は,各ディスクについてのバックアップ/リストアを続けて一度に行うようにしてください。各ディスクに対する複数のバックアップ/リストアシナリオ実行の途中でWindowsの起動を行うと,リストア後,Windowsシステムが正常に起動しなくなる可能性があります。
- クライアントのコンピュータにRed Hat Linuxのインストールを行う時に,インストール設定の中でブートローダのインストール先に,MBR(Master Boot Record)ではなくブートセクタの先頭を選択した場合,そのディスクに対してバックアップ/リストアを行うことはできません。ブートローダは,MBRにインストールを行うようにしてください。
- 以下のフォーマット形式以外の方法でフォーマットされたパーティションについてはバックアップ/リストアを行えません。
− 本バージョンでサポートしているLinux OS(「1.1.5 DPMで管理対象となるコンピュータの前提条件について」参照)で作成したLVM1,ext2,ext3,ReiserFS,JFS,XFS,Linux Swapパーティション
※ Linuxで作成したVFAT領域のバックアップ/リストアは未対応です。
- Linuxで暗号化パーティションを作成した場合はパーティション指定でのバックアップ/リストアはできません。「シナリオオプション設定ツール」にて,フルセクタオプションを設定してください。詳細は,「2.4.6 フルセクタシナリオオプションの設定」を参照してください。
- 次のOSで暗号化された領域を含むディスクのバックアップ/リストアには対応していません。
− Red Hat Enterprise Linux 5
- LVM1(※),ReiserFS,JFS,XFSパーティションのバックアップ/リストアは,有効セクタだけでなく無効セクタも含んだバックアップ/リストアとなります(非LVM環境に比べてバックアップ時間およびバックアップ時に作成されるイメージファイルが大きくなります)。
ディスクがベーシックディスクの場合は,通常のバックアップシナリオでバックアップできます。
GPTディスク(IPFアーキテクチャマシン)の場合は,フルセクタオプションのバックアップを行う必要があります。フルセクタオプションについては,「2.4.6 フルセクタシナリオオプションの設定」を参照してください。
※ LVM1パーティションは,ディスク単位のバックアップ/リストアのみ行えます。パーティション単位のバックアップ/リストアでLVM1パーティションは指定できません。また,LVM1パーティションが未フォーマット領域の場合,バックアップ時にエラーが発生する場合があります。必ずpvcreate等でフォーマットを行ってください。
LVM1パーティションを含むディスクをバックアップ/リストアする場合は,上記に注意してください。なお,複数のHDD上で構成されたLVM1パーティションのディスク全体のバックアップ/リストアは,対応していません。
- LVM2パーティションのバックアップを行う場合は,フルセクタオプションのバックアップを行う必要があります。フルセクタオプションについては,「2.4.6 フルセクタシナリオオプションの設定」を参照してください。なお,複数のHDD上で構成されたLVM2パーティションのバックアップ/リストアは,対応していません。
- 複数のHDDが搭載されているコンピュータでは,LinuxOSのようにシステムとして必要なファイルが別のHDDに格納されている場合があります。このような場合にはすべてのHDDについてバックアップ/リストアを行ってください。
- パーティションを指定してバックアップする場合は,「パーティション指定」の「指定する」にチェックを入れます。
- 【重要!】
- パーティションを指定してリストアを行う場合は,バックアップ元とリストア先のパーティションサイズとフォーマットを一致させてください。
- 【注意!】
- 指定する「パーティション番号」は「オプション」→「詳細設定」画面の「隠しパーティションを無視する」が選択されている場合は,隠しパーティションをカウントしません。
- (例)
- 以下のような(A)〜(D)まで四つのパーティションに区切られたディスク装置で,パーティション(D)を指定したい場合
- ・「オプション詳細設定」画面の「隠しパーティションを無視する」を選択した場合「パーティション番号」に「2」を指定します。
- ・「オプション詳細設定」画面の「隠しパーティションを無視する」を選択しない場合「パーティション番号」に「4」を指定します。
- 空きパーティション(フォーマットされていないパーティション)はカウントしません。
- 「指定しない(ディスク全体)」を指定した場合は,「オプション詳細設定」画面の「隠しパーティションを無視する」の設定内容に関係なく,隠しパーティションを含め,ディスク全体が対象となります。
- パーティション番号はプライマリパーティション,拡張パーティションの論理ドライブの順で番号が割り振られます。
- (例)
- 以下のディスク装置では,パーティション(A)は「1」,拡張パーティションの論理ドライブ(B)は「3」,拡張パーティションの論理ドライブ(C)は「4」,パーティション(D)は「2」になります。
- バックアップファイルの世代管理を行う場合は,世代管理数を入力します。また,ベリファイデータを作成する場合は,「ベリファイデータを作成する」にチェックを入れます。
- ◆ 世代管理とは
- 通常のバックアップイメージファイルに加え何世代まで保存するかを指定する機能です。
- デフォルトは「0」となっており,「99」まで世代保存ができます。
- 世代管理対象のイメージファイル名は,作成時のタイムスタンプ(年月日時分秒)が付加される形で保存されます。
- 指定した数値を超える回数のバックアップを行った場合,最も古いイメージファイルが自動的に削除されます。
- (例)
- 10回分のバックアップデータを保存しておきたい場合は,「10」と入力します。
- 初めてバックアップする場合は,イメージファイル名が,<指定したファイル名>.lbrとなります。
- 2回目以降は,前回のイメージファイル名を<指定したファイル名>.lbr から <指定したファイル名>タイムスタンプ.lbrに変更し,今回のものを<指定したファイル名>.lbrとして保存します。
- 【注意!】
- 世代管理の機能を使用する場合,イメージファイルは(世代管理の数+1)作成されますので,イメージファイルの保存先のHDDの空き容量に注意してください。
- (例)
- 世代管理の数が5で一つのイメージファイルのサイズが約5GBの場合
- 5GB×(5+1)=30GBで,最大で約30GBの空き容量が必要となります。
- ◆ ベリファイデータとは
- バックアップしたデータが,バックアップ時から破損していないかを確認するための機能です。「ベリファイデータを作成する」にチェックを入れておくと,リストアする際にバックアップデータに不正(データの破損など)がないかを,あらかじめ「バックアップイメージファイル確認ツール」で確認することができます。詳しくは「2.4.7 バックアップイメージファイル確認ツール」を参照してください。
- バックアップと同時にBIOS/ファームウェアのアップデート,サービスパック/HotFix/Linuxパッチファイルの適用などを行う場合は,「2.2 サービスパック/HotFix/Linuxパッチファイルの適用」,「2.5 BIOS/ファームウェアの更新およびEFIアプリケーションの実行」をご覧になってイメージを登録し「HW設定」,「アップデート」のタブから設定を行ってください。
- シナリオ実行時のオプションを設定する場合は,「オプション」タブをクリックします。
OSが起動しているコンピュータに対しシナリオを実行したい場合は,「シナリオ実行前に再起動の強制実行を行う」にチェックを入れてください。
シナリオ実行後にコンピュータの電源をOFFにしたい場合は,「実行後に電源を切断する」にチェックを入れてください。
- 【ヒント】
- 「シナリオ実行前に再起動の強制実行を行う」を行うためにはクライアントコンピュータにDPMのサービスをインストールしてください。詳しくは「1.2.5 クライアントサービス for DPMのインストール」を参照してください。
- 設定が終了したらシナリオ名を入力後,「OK」ボタンをクリックします。これで,シナリオビューに新しくバックアップのシナリオが追加されます。
- 【ヒント】
- シナリオ名は58バイト以内の全角/半角英数字で入力できます。ただし,「.」ピリオド,「,」カンマ,「\」,「/」,「:」,「;」,「*」,「?」,「"」,「<」,「>」,「|」は使用できません。
- 【注意!】
- シナリオ作成を行う場合は,シナリオ名を既に登録されているものと重複しないように指定してください。シナリオ名重複のチェックが行われずにシナリオが作成できてしまうことがありますが,そのシナリオは正しく動作いたしません。その場合はいったんWebコンソール内のInternet Explorerをすべて閉じ,再度Webコンソールを開いてから,再度別のシナリオ名でシナリオを再作成してください。
- 以下のどれかに該当する場合は,フルセクタディスクバックアップだけバックアップできます。
フルセクタバックアップの設定方法については,「2.4.6 フルセクタシナリオオプションの設定」を参照してください。
- LVM2パーティション
- GPTディスク上のLVM1パーティション
- IPF Linux上のEFI(Extensible Firmware Interface)パーティション
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