新たにシステムを構築する場合，業務ピーク時の性能確保や将来的なシステム規模の拡大を想定して，サーバを準備します。そのため，ほとんどのサーバのリソース使用率は低いにもかかわらず台数だけは多く，管理に手間もコストも掛かります。

BladeSymphonyでは，日立サーバ論理分割機構という技術を利用して，1台または複数台のサーバモジュールで構成されている物理パーティションを仮想化できます。JP1/ServerConductorは，この仮想化されたサーバを物理的なサーバと同様に管理できます。

＜この節の構成＞

12.1.1　JP1/ServerConductorによる仮想化されたサーバの管理