JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 運用ガイド
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コントロールパネルのODBCアドミニストレータを使用して,システムデータソースを事前に作成しておく必要があります。この操作は管理サーバ上で実行してください。
ここでは,Windows Server 2008での設定例を示します。
- ODBCデータソースアドミニストレータを起動する
64bit Windows Server 2008を使用している場合は,[スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。[ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスの[名前]に「%SystemRoot%\SysWOW64\odbcad32.exe」と入力して,[OK]ボタンをクリックしてください。ODBCデータソースアドミニストレータが起動します。
- [システム DSN]タブで[追加]ボタンをクリックし,[データソースの新規作成]ダイアログボックスで[Microsoft Access Driver(*.mdb)]を選択する
- [ODBC Microsoft Access セットアップ]ダイアログボックスでデータソース名および説明を指定する
- [データベースの新規作成]ダイアログボックスで,ドライブを共有ディスクのドライブに設定し,共有ディスク上の任意のフォルダを指定してデータベース名を入力する
- [OK]ボタンをクリックし,ODBC データソース アドミニストレータを終了する
管理対象ホストのインベントリ情報を格納するデータベースを作成します。この操作は管理コンソール上で実行してください。
- [ホスト管理]ウィンドウの[設定]メニューから[マネージャサービス設定]を選択する
[マネージャサービス設定]ダイアログボックスが表示されます。
- [レポート機能]タブを選択する
![[図データ]](FIGURE/SM050900.GIF)
- [ホスト検索機能と自動レポート機能を使用する]チェックボックスをONにする
[データベースの選択]ダイアログボックスが表示されます。
[データベースの選択]ダイアログボックスでは,使用するデータソース名を選択します。このダイアログボックスには,現在利用できる(「(1) ODBCデータソースの作成」で作成した)データソース名だけが表示されます。
![[図データ]](FIGURE/SM051000.GIF)
- 使用するデータソース名を選択して[OK]ボタンをクリックする
[レポート機能]タブに戻り,[データベース更新スケジュール設定]ボタンが活性化されます。
- [データベース更新スケジュール設定]ボタンをクリックする
[データベース更新スケジュール設定]ダイアログボックスが表示されます。
[データベース更新スケジュール設定]ダイアログボックスでは,データベースの内容を更新するスケジュールを設定します。
![[図データ]](FIGURE/SM051100.GIF)
- スケジュールを設定したい曜日または特定日を選択する
- 曜日を選択すると,「毎週のその曜日」の設定となります。
- 特定日の年に「-1」を入力すると,「毎年」の設定となります。
- 特定日の月リストから[毎]を選択すると,「毎月」の設定となります。
- 特定日の[毎日]ボタンをクリックすると,毎日の設定となります。
- 1日のスケジュールを設定する
次の内容を設定します。
| 設定項目 |
設定内容 |
| 時刻 |
データベース更新スケジュールを実行する時刻を指定します。時刻は30分間隔で指定できます。 |
| データベースを更新する |
指定した時刻にデータベースを更新する場合に選択します。 |
| データベースの更新から除外する |
指定した時刻のデータベースの更新をしない場合に選択します。 |
<設定規則>
- 「データベースを更新する」場合,特定日の設定が優先されます。特定日設定と曜日設定の両方に「データベースを更新する」設定をした場合,設定時間に関係なく曜日設定は無効となります。
(例)特定日「2008/01/16(水)9:00(更新)」,曜日「水曜日12:00(更新)」の場合,2008/01/16(水)の9:00にデータベースが更新されますが,12:00にはデータベースは更新されません。
- 「データベースの更新から除外する」場合,特定日と曜日の設定に優先順位はありません。ただし,特定日設定で「データベースを更新する」設定があり,曜日設定で「データベースの更新から除外する」設定がある場合,更新時間と除外時間が同じであれば,除外を優先します。
(例)特定日「2008/01/16(水)9:00(更新)」,曜日「水曜日9:00(除外)」の場合,2008/01/16(水)の9:00には,除外が優先されるためデータベースは更新されません。
- データベース更新スケジュール時間は,「5.4.2 レポートスケジュールを設定する(自動レポート機能)」のレポートスケジュール時間よりも前になるように設定してください。データベース更新後にレポートスケジュールを行うように設定すると,常に最新の情報がレポートされます。この場合,1時間以上の間隔を空けてください。
- 「データベースを更新する」場合,更新時間は1日以上空けてください。
- 「毎月」や「毎日」の設定をした結果,更新時間の間隔が30分未満となった場合は,あとの設定が無効になります。
- [↓リストに追加]ボタンをクリックする
設定した1日のスケジュールが「1日のスケジュール」リストに追加されます。追加したリストに誤りがある場合は,そのスケジュールを選択して[リストから削除]ボタンをクリックします。
- [設定→]ボタンをクリックする
設定した内容が,設定済み曜日リストまたは特定日リストに追加されます。複数の更新スケジュールを設定したい場合は,画面上に表示されている「曜日設定」,「特定日設定」および「1日のスケジュール」のリストをクリアしたあとに,手順6〜手順9を繰り返します。1日の更新スケジュールとして,10個まで設定できます。また,曜日は7個まで,特定日は10個まで設定できます。
- [OK]ボタンをクリックする
更新スケジュールが登録され,[レポート機能]タブに戻ります。
- [レポート機能]タブの[OK]ボタンをクリックする
データベースの作成(管理対象ホストからのインベントリ情報の収集)が開始されます。
自動レポート機能のレポート通知で使用するe-mailの設定をします。この操作は管理コンソール上で実行してください。
- [ホスト管理]ウィンドウの[設定]メニューから[マネージャサービス設定]を選択する
[マネージャサービス設定]ダイアログボックスが表示されます。
- [e-mail設定]タブを選択する
- [e-mail設定を行う機能を選択してください。]のドロップダウンリストから[レポート機能]を選択する
[e-mail設定]タブにレポート機能の設定項目が表示されます。
![[図データ]](FIGURE/SM051200.GIF)
ここで次の内容を設定します。
| 設定項目 |
設定内容 |
| 宛先 |
インベントリ情報を送信するe-mailのアドレスを指定します。256バイト以内で指定してください。 |
| 発信者 |
e-mailの発信元となるe-mailのアドレスを指定します。63バイト以内で指定してください。 |
| 件名 |
メールの件名となる文字列を指定します。63バイト以内で指定してください。 |
| メールサーバ |
発信者のe-mailアドレスが所属しているメールサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。ホスト名を指定する場合は63バイト以内で指定してください。 |
| 添付ファイル形式 |
自動レポート機能で送信される添付ファイルの形式を指定します。CSV形式またはHTML形式のどちらかが選択できます。デフォルトはCSV形式です。 |
| e-mailテストを行う |
e-mail通知先リストに表示されているすべてのe-mailアドレスにテストメールを送信する場合,このチェックボックスをONにします。テストメールのタイトルと本文には「Test Mail」が設定され,添付ファイルは無しとなります。
テストメールは,[OK]ボタンをクリックした時点で送信されます。 |
| 添付ファイルのサイズ最大 |
添付ファイルの最大サイズを指定します。単位はメガバイトです。32メガバイトまで指定できます。0を指定すると,サイズの制限がなくなります(32メガバイトを超えるサイズを添付できます)。デフォルトは0です。 |
- [↓リストに追加]ボタンをクリックする
e-mail通知先リストに,指定した宛先が追加されます。e-mail通知先は4個まで設定できます。追加された宛先を削除する場合は,削除したい宛先を選択して[リストから削除]ボタンをクリックします。
- [OK]ボタンをクリックする
通知されるe-mailの本文および添付ファイルの形式については,「5.4.2 レポートスケジュールを設定する(自動レポート機能)」を参照してください。
何らかの理由でデータベースを作成し直したい場合などは,データベースをいったん削除してください。
データベースを削除する方法を次に示します。
- [ホスト管理]ウィンドウの[設定]メニューから[マネージャサービス設定]を選択する
[マネージャサービス設定]ダイアログボックスが表示されます。
- [レポート機能]タブを選択する
- [ホスト検索機能と自動レポート機能を使用する]チェックボックスをOFFにする
- [OK]ボタンをクリックする
データベースの削除を確認するメッセージが表示されます。
- メッセージの内容を確認し,[はい]ボタンをクリックする
データベースを削除すると,ホスト検索機能と自動レポート機能は使用できなくなります。これらの機能を使用したい場合は,「(2) データベースの作成」を参照して,再度データベースを作成し直してください。
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