JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 運用ガイド
ウォッチドッグタイマによる障害監視に必要な設定について,管理対象がWindowsサーバの場合とLinuxサーバの場合とに分けて説明します。
障害監視に必要な設定をするには,サーバの種類によって次の環境設定ユティリティを使用します。
各環境設定ユティリティでは,障害監視をするかどうか,また監視周期や障害発生時の処理について設定できます。各環境設定ユティリティの詳細については,マニュアル「JP1 Version 9 JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 設計・構築ガイド」のセットアップ(SVP/BMCの設定)について記載されている章を参照してください。
例として,監視周期を「5」分に,障害発生時処理を「電源OFF」に設定している場合の動作を次に示します。
図2-11 ウォッチドッグタイムアウトの動作の例
上記の例では,指定値の3分の1の1分40秒ごとにResetコマンドが送信されます。指定値の5分以内にResetコマンドが送信されない場合に,ウォッチドッグタイムアウトが発生します。
Advanced Agentが08-60よりも前のバージョンの場合
Resetコマンドは指定値の半分の間隔で送信されます。
障害監視に必要な設定をするには,サーバの種類によってsmhaaeditコマンドの次のメニューを使用します。
各メニューでは,障害監視をするかどうか,また監視周期や障害発生時の処理について設定できます。smhaaeditコマンドの詳細については,マニュアル「JP1 Version 9 JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 リファレンス」に記載されているsmhaaeditコマンド(Linuxサーバ)を参照してください。
ウォッチドッグタイムアウトの動作は,「(1) Windowsサーバの場合」と同様です。
Advanced Agentが08-60よりも前のバージョンの場合
Advanced Agentが08-60よりも前のバージョンの場合の動作は,次のようになります。
例として,ErrorWatchingIntervalを「5」分に,ProcessAtErrorを「2」(電源OFF)に設定している場合の動作を次に示します。
図2-12 ウォッチドッグタイムアウトの動作の例(08-60よりも前のバージョンの場合)
上記の例では,指定値の5分ごとにResetコマンドが送信されます。指定値の5分+5分の10分以内にResetコマンドが送信されない場合に,ウォッチドッグタイムアウトが発生します。
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