JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 運用ガイド

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2.11.5 syslog記録する

LinuxサーバまたはHP-UXサーバで発生したアラートをsyslogとして記録できます。syslogには,「2.4.1(2) アラート単位でのフィルタリング」で設定した通知アラートの情報が記録されます。

注意
アラートをsyslogとして記録した場合,ビューアなどで参照してください。
<この項の構成>
(1) syslogの記録
(2) syslogとして記録される情報

(1) syslogの記録

アラートをsyslogとして記録する場合,smheditコマンドで設定します。設定手順を次に示します。なお,smheditコマンドの詳細については,マニュアル「JP1 Version 9 JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 リファレンス」に記載されているsmheditコマンド(Linuxサーバ)またはsmheditコマンド(HP-UXサーバ)を参照してください。

  1. 管理対象サーバで,smheditコマンドをオプションなしで実行する
    次のようにコマンドを指定して実行します。
    /usr/sbin/smhedit
    エージェント環境設定のメインメニューが表示されます。
     
       #### JP1/ServerConductor/Agent ####
       ####  Configuration Main Menu  ####
        1.Agent Configuration File
        2.Agent Environment Configuration File
     
       Command(1-2/Quit)>
     
  2. 「1.Agent Configuration File」を選択する
    エージェント設定メニューが表示されます。
     
       #### JP1/ServerConductor/Agent ####
       #### Agent Configuration File ####
        1.CommandTimeout     [90]
        2.Keepalive   [False]
       .............以下省略.............
     
       Command(1-11/Menu/Quit)>
     
  3. 「Syslog Output」を選択し,「True」に設定する
  4. 「Quit」を選択する
    確認メッセージが表示されたら,「Yes」を選択します。
    エージェント環境設定のメインメニューに戻ります。
  5. 「Quit」を選択する
    smheditコマンドを終了します。

(2) syslogとして記録される情報

アラートをsyslogとして記録した場合,次の形式でsyslogが記録されます。

KASAXXXXX-X An alert occurred at agent. (ID=アラートID:LEVEL=YYYY:MSG=メッセージテキスト)

XXXXX-X
アラートレベルによって,次の文字列が挿入されます。
項番 アラートレベル 挿入される文字列
1 インフォメーション 0905A-I
2 注意 0906A-W
3 警告または障害 0907A-E

アラートID
アラートIDが挿入されます。

YYYY
アラートレベルによって,次の数値(16進)が挿入されます。
項番 アラートレベル 挿入される文字列
1 インフォメーション 0x02
2 注意 0x08
3 警告 0x0a
4 障害 0x0c

メッセージテキスト
アラートのメッセージテキスト(英語表記)が挿入されます。

また,syslogのレベルとアラートレベルの対応は次のとおりです。

項番 syslogレベル アラートレベル
1 LOG_INFO インフォメーション
2 LOG_WARNING 注意
3 LOG_ERR 警告,障害