JP1/Cm2/Network Element Configuration 運用・操作ガイド
スイッチ構成ビューを構成する要素について次に説明します。
- <この項の構成>
- (1) ツールバー
- (2) ビュー選択メニュー
- (3) ツリーエリア
- (4) リストエリア
(1) ツールバー
スイッチ構成ビューのツールバーには,スイッチ構成ビューでよく使うメニューコマンドの機能がボタンで表示されています。ツールバーのボタンを使うと,複数の操作をしないで直接機能を利用できます。スイッチ構成ビューのツールバーに表示されるボタンのアイコンと機能を次に説明します。
スイッチ構成情報の設定ボタン
- [スイッチ構成情報の設定]ダイアログボックスを表示します。ツリーエリアでスイッチを選択したときにボタンをクリックできます。
アクセス制御情報の設定ボタン
- [アクセス制御情報の設定]ダイアログボックスを表示します。ネットワーク構成ツリーで次の要素を選択したときにボタンをクリックできます。
- スイッチ
- ポート
QoS制御情報の設定ボタン
- [QoS制御情報の設定]ダイアログボックスを表示します。ネットワーク構成ツリーで次の要素を選択したときにボタンをクリックできます。
- スイッチ
- ポート
最新の情報に更新ボタン
- マネージャーサーバのDBから最新の情報を取得し,ツリーエリアのネットワーク構成ツリーを再構成します。
(2) ビュー選択メニュー
ビュー選択メニューは,スイッチ構成ビューから別のビューに表示を切り替えるためのプルダウンメニューです。プルダウンメニューから表示したいビュー名を選択すると,[Network Element Configuration - View]ウィンドウの表示が選択したビューに切り替わります。
スイッチ構成ビューのツリーエリアには,JP1/Cm2/NCでVLANおよびSLB以外の設定ができるスイッチ,および該当するスイッチの実装済みポートがネットワーク構成ツリーとして表示されます。スイッチ構成ビューのネットワーク構成ツリーを参照すると,VLANおよびSLB以外の設定ができるスイッチがわかります。
スイッチ構成ビューのネットワーク構成ツリーを構成する要素を,次の図に示します。
ネットワーク構成要素の詳細について次の表に示します。
表6-58 ネットワーク構成要素の詳細
ネットワーク構成要素 説明 ルート ネットワーク構成ツリーの最上位の要素です。ネットワーク構成ツリー上に「ルート」と表示されます。
表示する情報がまったくない場合,ツリーエリアには「ルート」だけ表示されます。スイッチ JP1/Cm2/NCでVLANおよびSLB以外の設定ができるスイッチです。
なお,該当するスイッチでも,構成情報を取得できなかったスイッチはスイッチ構成ビューに表示されません。構成情報のないスイッチは,管理対象ビューだけに表示されます。ポート 該当するスイッチに実装されているポートです。ネットワーク構成ツリー上で,ポート名は次のように表示されます。△は半角スペースを表します。
- AX2400S・AX3600S・BS2000・BS320・BS500・BS500 1Gbx40の場合※
- インターフェースタイプ△NIF番号/ポート番号
- (例:GigabitEthernet 0/1)
- BS1000の場合
- NIF番号/ポート番号
- (例:0/1)
- 注※
- BS500 1Gbx40の場合,スイッチ側でのポート名は下記の形式となりますが,スイッチ番号は1固定であり,かつスイッチの運用コマンドではスイッチ番号を使用しないため,JP1/Cm2/NCで表示するポート名称からはスイッチ番号を省略しています。
- インターフェースタイプ△スイッチ番号/NIF番号/ポート番号
JP1/Cm2/NC - View起動直後,ツリーエリアにはスイッチが展開された状態で,ネットワーク構成ツリーが表示されます。
なお,ツリーエリアでは,一度に複数のネットワーク構成要素を選択することはできません。
また,ネットワーク構成要素のスイッチについて,JP1/Cm2/NCとスイッチとの接続状態を状態アイコンの色で識別しています。状態アイコンの色と状態の意味については,「表6-4 状態アイコンの色と状態の意味」を参照してください。
(4) リストエリア
リストエリアには,ネットワーク構成ツリーで選択した各要素の中身が一覧(リスト)で表示されます。選択した要素によって,表示される内容が異なります。ツリーエリアで選択した要素とリストエリアに表示される内容の対応を,次の表に示します。
表6-59 ツリーエリアで選択した要素とリストエリアに表示される内容の対応
ツリーエリアで選択した要素 リストエリアに表示される内容 ルート スイッチリスト VLANおよびSLB以外をJP1/Cm2/NCで設定できるスイッチが一覧で表示されます。 スイッチ ポートリスト 該当するスイッチに実装されているポートが一覧で表示されます。 ポート 構成リスト 該当するポートに設定されている,VLANおよびSLB以外の情報が表示されます。 以降に,リストエリアに表示される,それぞれのリストの表示イメージを示します。また,各リストの表示項目の詳細について説明します。
(a) スイッチリスト
VLANおよびSLB以外をJP1/Cm2/NCで設定できるスイッチとスイッチの状態を示す一覧表です。
図6-50 スイッチリストの表示イメージ
表6-60 スイッチリストの表示項目の説明
表示項目 内容 [スイッチ名] 該当するアダプターサーバのスイッチ定義ファイル(ncaswitch.conf)に定義したスイッチ名が表示されます。 [アダプター名] 該当するアダプターサーバの動作条件定義ファイル(nca.conf)に定義した,該当するスイッチを管理しているアダプターサーバ名が表示されます。 [状態] 該当するスイッチとの接続状態が表示されます。スイッチリストに表示される状態を次に示します。
表示される状態の意味は,ツリーエリアに表示されるアイコンの意味と同じです。表示される状態の意味については,「表6-4 状態アイコンの色と状態の意味」を参照してください。
- 「正常」
- 「構成情報の同期が必要です。」
- 「スイッチに接続できません。」
- 「アダプターが起動していません。」
[最終更新日時] 該当するスイッチの構成情報をDBに格納した日時が表示されます。 (b) ポートリスト
該当するスイッチに実装されているポートの一覧表です。
図6-51 ポートリストの表示イメージ
表6-61 ポートリストの表示項目の説明
表示項目 内容 [ポート] 該当するスイッチに実装されているポート名が表示されます。 (c) 構成リスト
該当するポートに設定されている,VLANおよびSLB以外の情報の一覧です。
図6-52 構成リストの表示イメージ
表6-62 構成リストの表示項目の説明
表示項目 内容 [項目] 該当するポートに設定されている,VLANおよびSLB以外の情報が表示されます。 [状態] 該当する情報について,設定の状態が次の二とおりで表示されます。
- 設定済
AX2400S・AX3600Sの場合,該当するポートにアクセス制御リスト(フィルター)が一つ以上適用されています。
BS2000・BS320・BS500・BS500 1Gbx40の場合,該当するポートにアクセス制御リスト(フィルター),またはアップリンクフェイルオーバー情報が,一つ以上設定されています。
BS1000の場合,該当するポートにアクセス制御情報,またはQoS制御情報が,一つ以上設定されています。
- 未設定
該当する情報は,設定されていません。
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