JP1/Cm2/Network Element Configuration 運用・操作ガイド
SLBビューを構成する要素について次に説明します。
- <この項の構成>
- (1) ツールバー
- (2) ビュー選択メニュー
- (3) ツリーエリア(BIG-IP)
- (4) ツリーエリア(HA8000-ie/Loadflowbal)
- (5) ツリーエリア(STM)
- (6) リストエリア(BIG-IP)
- (7) リストエリア(HA8000-ie/Loadflowbal)
- (8) リストエリア(STM)
- (9) ステータスバー
(1) ツールバー
SLBビューのツールバーには,SLBビューでよく使うメニューコマンドの機能がボタンで表示されています。ツールバーのボタンを使うと,複数の操作をしないで直接機能を利用できます。SLBビューのツールバーに表示されるボタンのアイコンと機能を次に説明します。
スイッチ構成情報の設定ボタン
- [スイッチ構成情報の設定]ダイアログボックスを表示します。ツリーエリアでスイッチを選択したときにボタンをクリックできます。
論理サーバ構成情報の設定ボタン
- [論理サーバ構成情報の設定]ダイアログボックスを表示します。ネットワーク構成ツリーで次の要素を選択したときにボタンをクリックできます。
- スイッチ
- 論理サーバツリーのルート
- 論理サーバツリーの論理サーバ
物理サーバ構成情報の設定ボタン
- [物理サーバ構成情報の設定]ダイアログボックスを表示します。ネットワーク構成ツリーで次の要素を選択したときにボタンをクリックできます。
- スイッチ
- 物理サーバツリーのルート
- 物理サーバツリーの物理サーバ
- 物理サーバツリーのプール(BIG-IPの場合)
- 物理サーバツリーの会社(STMの場合)
バインド構成情報の設定ボタン
- [バインド構成情報の設定]ダイアログボックスを表示します。ネットワーク構成ツリーで次の要素を選択したときにボタンをクリックできます。
- スイッチ
- 論理サーバ(STM以外の場合)
- 物理サーバ
- プール(BIG-IPの場合)
- 会社(STMの場合)
- ゾーン(STMの場合)
- グループ(STMの場合)
- バインド状況ツリーのルート
- 論理サーバポート(STM以外の場合)
最新の情報に更新ボタン
- マネージャーサーバのDBから最新の情報を取得し,ツリーエリアのネットワーク構成ツリーを再構成します。
(2) ビュー選択メニュー
ビュー選択メニューは,SLBビューから別のビューに表示を切り替えるためのプルダウンメニューです。プルダウンメニューから表示したいビュー名を選択すると,[Network Element Configuration - View]ウィンドウの表示が選択したビューに切り替わります。
(3) ツリーエリア(BIG-IP)
SLBビューのツリーエリアには,SLBサーバの構成や状態がネットワーク構成ツリーとして表示されます。SLBビューのネットワーク構成ツリーを参照すると,次のような情報がわかります。
- スイッチにどのような論理サーバが設定されているのか。
- スイッチにどのような物理サーバが設定されているのか。
- それらの論理サーバと物理サーバがどのように関連づけられているのか(バインド状況)。
SLBビューのネットワーク構成ツリーを構成する要素を,次の図に示します。
図6-22 ネットワーク構成要素(BIG-IP)
ネットワーク構成要素の詳細について次の表に示します。
表6-23 ネットワーク構成要素(BIG-IP)の詳細
ネットワーク構成要素 説明 ルート ネットワーク構成ツリーの最上位の要素です。ネットワーク構成ツリー上に「ルート」と表示されます。
表示する情報がまったくない場合,ツリーエリアには「ルート」だけ表示されます。スイッチ SLBが設定されているスイッチです。
なお,SLBを構成するスイッチでも,構成情報を取得できなかったスイッチはSLBビューに表示されません。構成情報のないスイッチは,管理対象ビューだけに表示されます。論理サーバツリー 論理サーバツリーのルート 論理サーバツリーの最上位の要素です。「論理サーバツリー」とは,該当するスイッチに設定されている論理サーバを表示するサブツリーのことをいいます。論理サーバツリーのルートは,ネットワーク構成ツリー上に「論理サーバ」と表示されます。 論理サーバ 該当するスイッチに設定されている論理サーバです。IPアドレスで表示されます。 物理サーバツリー 物理サーバツリーのルート 物理サーバツリーの最上位の要素です。「物理サーバツリー」とは,該当するスイッチに設定されている物理サーバを表示するサブツリーのことをいいます。物理サーバツリーのルートは,ネットワーク構成ツリー上に「物理サーバ」と表示されます。 プール※ 該当するスイッチに設定されているプールです。 物理サーバ 該当するプールに設定されている物理サーバです。IPアドレスで表示されます。 バインド状況ツリー バインド状況ツリーのルート バインド状況ツリーの最上位の要素です。「バインド状況ツリー」とは,論理サーバと物理サーバのバインド状況を表示するサブツリーのことをいいます。バインド状況ツリーのルートは,ネットワーク構成ツリー上に「バインド」と表示されます。 論理サーバ 物理サーバがバインドされている論理サーバです。 論理サーバポート※ 該当する論理サーバに設定されている論理サーバポートです。 プール※ 該当する論理サーバポートにバインドされているプールです。 物理サーバ 該当する論理サーバにバインドされている物理サーバです。
- 注※
- 名称が256文字以上の論理サーバポート,プールについては,表示されません。
JP1/Cm2/NC - View起動直後,ツリーエリアにはスイッチが展開された状態で,ネットワーク構成ツリーが表示されます。
なお,ツリーエリアでは,一度に複数のネットワーク構成要素を選択することはできません。
また,ネットワーク構成要素のスイッチについて,JP1/Cm2/NCとスイッチとの接続状態を状態アイコンの色で識別しています。状態アイコンの色と状態の意味については,「表6-4 状態アイコンの色と状態の意味」を参照してください。
(4) ツリーエリア(HA8000-ie/Loadflowbal)
SLBビューのツリーエリアには,SLBサーバの構成や状態がネットワーク構成ツリーとして表示されます。SLBビューのネットワーク構成ツリーを参照すると,次のような情報がわかります。
- スイッチにどのような論理サーバが設定されているのか。
- スイッチにどのような物理サーバが設定されているのか。
- それらの論理サーバと物理サーバがどのように関連づけられているのか(バインド状況)。
SLBビューのネットワーク構成ツリーを構成する要素を,次の図に示します。
図6-23 ネットワーク構成要素(HA8000-ie/Loadflowbal)
ネットワーク構成要素の詳細について次の表に示します。
表6-24 ネットワーク構成要素(HA8000-ie/Loadflowbal)の詳細
ネットワーク構成要素 説明 ルート ネットワーク構成ツリーの最上位の要素です。ネットワーク構成ツリー上に「ルート」と表示されます。
表示する情報がまったくない場合,ツリーエリアには「ルート」だけ表示されます。スイッチ SLBが設定されているスイッチです。
なお,SLBを構成するスイッチでも,構成情報を取得できなかったスイッチはSLBビューに表示されません。構成情報のないスイッチは,管理対象ビューだけに表示されます。論理サーバツリー 論理サーバツリーのルート 論理サーバツリーの最上位の要素です。「論理サーバツリー」とは,該当するスイッチに設定されている論理サーバを表示するサブツリーのことをいいます。論理サーバツリーのルートは,ネットワーク構成ツリー上に「論理サーバ」と表示されます。 論理サーバ 該当するスイッチに設定されている論理サーバです。 物理サーバツリー 物理サーバツリーのルート 物理サーバツリーの最上位の要素です。「物理サーバツリー」とは,該当するスイッチに設定されている物理サーバを表示するサブツリーのことをいいます。物理サーバツリーのルートは,ネットワーク構成ツリー上に「物理サーバ」と表示されます。 物理サーバ 該当するスイッチに設定されている物理サーバです。 バインド状況ツリー バインド状況ツリーのルート バインド状況ツリーの最上位の要素です。「バインド状況ツリー」とは,論理サーバと物理サーバのバインド状況を表示するサブツリーのことをいいます。バインド状況ツリーのルートは,ネットワーク構成ツリー上に「バインド」と表示されます。 論理サーバ 物理サーバがバインドされている論理サーバです。 論理サーバポート 該当する論理サーバに設定されている論理サーバポートです。 物理サーバ 該当する論理サーバにバインドされている物理サーバです。 JP1/Cm2/NC - View起動直後,ツリーエリアにはスイッチが展開された状態で,ネットワーク構成ツリーが表示されます。
なお,ツリーエリアでは,一度に複数のネットワーク構成要素を選択することはできません。
また,ネットワーク構成要素のスイッチについて,JP1/Cm2/NCとスイッチとの接続状態を状態アイコンの色で識別しています。状態アイコンの色と状態の意味については,「表6-4 状態アイコンの色と状態の意味」を参照してください。
(5) ツリーエリア(STM)
SLBビューのツリーエリアには,SLBサーバの構成や状態がネットワーク構成ツリーとして表示されます。SLBビューのネットワーク構成ツリーを参照すると,次のような情報がわかります。
- スイッチにどのようなゾーンが設定されているのか。
- スイッチにどのようなグループが設定されているのか。
- スイッチにどのような物理サーバが設定されているのか。
- それらのグループおよび物理サーバが,ゾーンにどのように関連づけられているのか(バインド状況)。
SLBビューのネットワーク構成ツリーを構成する要素を,次の図に示します。
図6-24 ネットワーク構成要素(STM)
ネットワーク構成要素の詳細について次の表に示します。
表6-25 ネットワーク構成要素(STM)の詳細
ネットワーク構成要素 説明 ルート ネットワーク構成ツリーの最上位の要素です。ネットワーク構成ツリー上に「ルート」と表示されます。
表示する情報がまったくない場合,ツリーエリアには「ルート」だけ表示されます。スイッチ SLBが設定されているスイッチです。
なお,SLBを構成するスイッチでも,構成情報を取得できなかったスイッチはSLBビューに表示されません。構成情報のないスイッチは,管理対象ビューだけに表示されます。ゾーンツリー ゾーンツリーのルート ゾーンツリーの最上位の要素です。「ゾーンツリー」とは,該当するスイッチに設定されているゾーンを表示するサブツリーのことをいいます。ゾーンツリーのルートは,ネットワーク構成ツリー上に「ゾーン」と表示されます。 会社 該当するスイッチに登録されている会社です。ゾーン,グループ,および物理サーバを管理している上位要素です。 ゾーン 該当するスイッチに設定されているゾーンです。 グループツリー グループツリーのルート グループツリーの最上位の要素です。「グループツリー」とは,該当するスイッチに設定されているグループを表示するサブツリーのことをいいます。グループツリーのルートは,ネットワーク構成ツリー上に「グループ」と表示されます。 会社 該当するスイッチに登録されている会社です。ゾーン,グループ,および物理サーバを管理している上位要素です。 グループ 該当するスイッチに設定されているグループです。 物理サーバツリー 物理サーバツリーのルート 物理サーバツリーの最上位の要素です。「物理サーバツリー」とは,該当するスイッチに設定されている物理サーバを表示するサブツリーのことをいいます。物理サーバツリーのルートは,ネットワーク構成ツリー上に「物理サーバ」と表示されます。 会社 該当するスイッチに登録されている会社です。ゾーン,グループ,および物理サーバを管理している上位要素です。 物理サーバ 該当するスイッチに設定されている物理サーバです。 バインド状況ツリー バインド状況ツリーのルート バインド状況ツリーの最上位の要素です。「バインド状況ツリー」とは,ゾーンのバインド状況を表示するサブツリーのことをいいます。バインド状況ツリーのルートは,ネットワーク構成ツリー上に「バインド」と表示されます。 会社 該当するスイッチに登録されている会社です。ゾーン,グループ,および物理サーバを管理している上位要素です。 ゾーン 該当する会社に設定されているゾーンのうち,バインドが設定されているゾーンです。 グループ 該当するゾーンにバインドされているグループです。 物理サーバ 該当するゾーンにバインドされている物理サーバです。 JP1/Cm2/NC - View起動直後,ツリーエリアにはスイッチが展開された状態で,ネットワーク構成ツリーが表示されます。
なお,ツリーエリアでは,一度に複数のネットワーク構成要素を選択することはできません。
また,ネットワーク構成要素のスイッチについて,JP1/Cm2/NCとスイッチとの接続状態を状態アイコンの色で識別しています。状態アイコンの色と状態の意味については,「表6-4 状態アイコンの色と状態の意味」を参照してください。
(6) リストエリア(BIG-IP)
リストエリアには,ネットワーク構成ツリーで選択した各要素の中身が一覧(リスト)で表示されます。選択した要素によって,表示される内容が異なります。ツリーエリアで選択した要素とリストエリアに表示される内容の対応を,次の表に示します。
表6-26 ツリーエリアで選択した要素とリストエリアに表示される内容の対応(BIG-IP)
ツリーエリアで選択した要素 リストエリアに表示される内容 ルート スイッチリスト SLBが設定されているスイッチが一覧で表示されます。 スイッチ サブツリーリスト 該当するスイッチの配下にあるサブツリーのルート名が一覧で表示されます。
- 論理サーバツリーのルート
- バインド状況ツリーのルート
論理サーバリスト 該当するスイッチに設定されている論理サーバが一覧で表示されます。
- 論理サーバツリーの論理サーバ
- バインド状況ツリーの論理サーバ※
論理サーバポートリスト 該当する論理サーバに設定されているポートが一覧で表示されます。
- 物理サーバツリーのルート
- バインド状況ツリーの論理サーバポート
プールリスト 該当するスイッチに設定されているプールが一覧で表示されます。
- 物理サーバツリーのプール名
- バインド状況ツリーのプール名
物理サーバリスト 該当するプールに設定されている物理サーバが一覧で表示されます。
- 物理サーバツリーの物理サーバ
- バインド状況ツリーの物理サーバ※
物理サーバポートリスト 該当する物理サーバに設定されているポートが一覧で表示されます。
- 注※
- リストエリアには,バインドされているポートだけ表示されます。
以降に,リストエリアに表示される,それぞれのリストの表示イメージを示します。また,各リストの表示項目の詳細について説明します。
(a) スイッチリスト(BIG-IP)
SLBが設定されているスイッチとスイッチの状態を示す一覧表です。
図6-25 スイッチリスト(BIG-IP)の表示イメージ
表6-27 スイッチリスト(BIG-IP)の表示項目の説明
表示項目 内容 [スイッチ名] 該当するアダプターサーバのスイッチ定義ファイル(ncaswitch.conf)に定義したスイッチ名が表示されます。 [アダプター名] 該当するアダプターサーバの動作条件定義ファイル(nca.conf)に定義した,該当するスイッチを管理しているアダプターサーバ名が表示されます。 [状態] 該当するスイッチとの接続状態が表示されます。スイッチリスト(BIG-IP)に表示される状態を次に示します。
表示される状態の意味は,ツリーエリアに表示されるアイコンの意味と同じです。表示される状態の意味については,「表6-4 状態アイコンの色と状態の意味」を参照してください。
- 「正常」
- 「構成情報の同期が必要です。」
- 「スイッチに接続できません。」
- 「アダプターが起動していません。」
[最終更新日時] 該当するスイッチの構成情報をDBに格納した日時が表示されます。 (b) サブツリーリスト(BIG-IP)
ネットワーク構成ツリーのサブツリーのルート名を示す一覧表です。
図6-26 サブツリーリスト(BIG-IP)の表示イメージ
表6-28 サブツリーリスト(BIG-IP)の表示項目の説明
表示項目 内容 [サブツリー名] ネットワーク構成ツリーのサブツリーのルート名が表示されます。 (c) 論理サーバリスト(BIG-IP)
該当するスイッチに設定されている論理サーバの一覧表です。
図6-27 論理サーバリスト(BIG-IP)の表示イメージ
表6-29 論理サーバリスト(BIG-IP)の表示項目の説明
表示項目 内容 [論理サーバ] 論理サーバのIPアドレスが表示されます。IPアドレスは,IPv4形式(nnn.nnn.nnn.nnn)で表示されます。 [状態] 論理サーバの状態が表示されます。表示される状態は次のとおりです。
- 「Enable」
該当する論理サーバは有効な状態です。
- 「Disable」
該当する論理サーバは無効な状態です。
(d) 論理サーバポートリスト(BIG-IP)
該当する論理サーバに設定されているポートの一覧表です。
図6-28 論理サーバポートリスト(BIG-IP)の表示イメージ
表6-30 論理サーバポートリスト(BIG-IP)の表示項目の説明
- 注※1
- JP1/Cm2/NCでは256バイト以上の論理サーバポート名は扱いません。スイッチに256バイト以上の論理サーバポート名が設定されていた場合は,該当する論理サーバポートに関する情報は取得しません。
- 注※2
- JP1/Cm2/NCでは256バイト以上のプール名は扱いません。スイッチに256バイト以上のプール名が設定されていた場合は,該当するプールに関する情報は取得しません。また,プール名が256バイト以上のプールに論理サーバポートが関連づけられていた場合,該当する論理サーバポートに関する情報も取得しません。
論理サーバポートリストは,選択したネットワーク構成要素によって表示内容が異なります。選択したネットワーク構成要素と論理サーバポートリストの内容の関係について,次の表に示します。
表6-31 選択するネットワーク構成要素と論理サーバポートリストの表示内容
ネットワーク構成要素 論理サーバポートリスト 論理サーバツリーの論理サーバ 選択した論理サーバ下に設定されているすべてのポートが表示されます。 バインド状況ツリーの論理サーバ 選択した論理サーバ下に設定されているポートのうち,プールがバインドされているポートだけが表示されます。 (e) プールリスト(BIG-IP)
該当するスイッチに設定されているプールの一覧表です。
図6-29 プールリスト(BIG-IP)の表示イメージ
バインド状況ツリーから論理サーバポートを選択した場合,対応するプールは一つのため,リストエリアにはプールが1行だけ表示されます。
表6-32 プールリスト(BIG-IP)の表示項目の説明
表示項目 内容 [プール名] 該当するスイッチに設定されているプール名が表示されます。 [ロードバランシング方法] 該当するプールに設定されているロードバランシング方法が表示されます。設定されていない場合は,何も表示されません。詳細については,「表6-30 論理サーバポートリスト(BIG-IP)の表示項目の説明」を参照してください。 (f) 物理サーバリスト(BIG-IP)
該当するスイッチに設定されている物理サーバの一覧です。
図6-30 物理サーバリスト(BIG-IP)の表示イメージ
表6-33 物理サーバリスト(BIG-IP)の表示項目の説明
表示項目 内容 [物理サーバ] 物理サーバのIPアドレスが表示されます。IPアドレスは,IPv4形式(nnn.nnn.nnn.nnn)で表示されます。 (g) 物理サーバポートリスト(BIG-IP)
該当する物理サーバに設定されているポートの一覧表です。
図6-31 物理サーバポートリスト(BIG-IP)の表示イメージ
表6-34 物理サーバポートリスト(BIG-IP)の表示項目の説明
表示項目 内容 [ポート] 該当する物理サーバに設定されているポート番号が表示されます。 [ウェイト(比率)] ウェイト(比率)の値が表示されます。 物理サーバポートリストは,選択したネットワーク構成要素によって表示内容が異なります。選択したネットワーク構成要素と物理サーバポートリストの内容の関係について,次の表に示します。
表6-35 選択するネットワーク構成要素と物理サーバポートリストの表示内容
ネットワーク構成要素 物理サーバポートリスト 物理サーバツリーの物理サーバ 選択した物理サーバ下に設定されているすべてのポートが表示されます。 バインド状況ツリーの物理サーバ 選択した物理サーバ下に設定されているポートのうち,バインドされているポートだけ表示されます。
(7) リストエリア(HA8000-ie/Loadflowbal)
リストエリアには,ネットワーク構成ツリーで選択した各要素の中身が一覧(リスト)で表示されます。選択した要素によって,表示される内容が異なります。ツリーエリアで選択した要素とリストエリアに表示される内容の対応を,次の表に示します。
表6-36 ツリーエリアで選択した要素とリストエリアに表示される内容の対応(HA8000-ie/Loadflowbal)
ツリーエリアで選択した要素 リストエリアに表示される内容 ルート スイッチリスト SLBが設定されているスイッチが一覧で表示されます。 スイッチ サブツリーリスト 該当するスイッチの配下にあるサブツリーのルート名が一覧で表示されます。
- 論理サーバツリーのルート
- バインド状況ツリーのルート
論理サーバリスト 該当するスイッチに設定されている論理サーバが一覧で表示されます。
- 論理サーバツリーの論理サーバ
- バインド状況ツリーの論理サーバ※
論理サーバポートリスト 該当する論理サーバに設定されているポートが一覧で表示されます。
- 物理サーバツリーのルート
- バインド状況ツリーの論理サーバポート
物理サーバリスト 該当するスイッチに設定されている物理サーバが一覧で表示されます。
- 物理サーバツリーの物理サーバ
- バインド状況ツリーの物理サーバ※
物理サーバポートリスト 該当する物理サーバに設定されているポートが一覧で表示されます。
- 注※
- リストエリアには,バインドされているポートだけ表示されます。
以降に,リストエリアに表示される,それぞれのリストの表示イメージを示します。また,各リストの表示項目の詳細について説明します。
(a) スイッチリスト(HA8000-ie/Loadflowbal)
SLBが設定されているスイッチとスイッチの状態を示す一覧表です。
図6-32 スイッチリスト(HA8000-ie/Loadflowbal)の表示イメージ
表6-37 スイッチリスト(HA8000-ie/Loadflowbal)の表示項目の説明
表示項目 内容 [スイッチ名] 該当するアダプターサーバのスイッチ定義ファイル(ncaswitch.conf)に定義したスイッチ名が表示されます。 [アダプター名] 該当するアダプターサーバの動作条件定義ファイル(nca.conf)に定義した,該当するスイッチを管理しているアダプターサーバ名が表示されます。 [状態] 該当するスイッチとの接続状態が表示されます。スイッチリスト(HA8000-ie/Loadflowbal)に表示される状態を次に示します。
表示される状態の意味は,ツリーエリアに表示されるアイコンの意味と同じです。表示される状態の意味については,「表6-4 状態アイコンの色と状態の意味」を参照してください。
- 「正常」
- 「構成情報の同期が必要です。」
- 「スイッチに接続できません。」
- 「アダプターが起動していません。」
[最終更新日時] 該当するスイッチの構成情報をDBに格納した日時が表示されます。 (b) サブツリーリスト(HA8000-ie/Loadflowbal)
ネットワーク構成ツリーのサブツリーのルート名を示す一覧表です。
図6-33 サブツリーリスト(HA8000-ie/Loadflowbal)の表示イメージ
表6-38 サブツリーリスト(HA8000-ie/Loadflowbal)の表示項目の説明
表示項目 内容 [サブツリー名] ネットワーク構成ツリーのサブツリーのルート名が表示されます。 (c) 論理サーバリスト(HA8000-ie/Loadflowbal)
該当するスイッチに設定されている論理サーバの一覧表です。
図6-34 論理サーバリスト(HA8000-ie/Loadflowbal)の表示イメージ
表6-39 論理サーバリスト(HA8000-ie/Loadflowbal)の表示項目の説明
(d) 論理サーバポートリスト(HA8000-ie/Loadflowbal)
該当する論理サーバに設定されているポートの一覧表です。
図6-35 論理サーバポートリスト(HA8000-ie/Loadflowbal)の表示イメージ
表6-40 論理サーバポートリスト(HA8000-ie/Loadflowbal)の表示項目の説明
表示項目 内容 [ポート] 該当する論理サーバに設定されているポート番号が表示されます。 [状態] 論理サーバポートの状態が表示されます。表示される状態は次のとおりです。
- 「Enable」
該当するポートは有効な状態です。
- 「Disable」
該当するポートは無効な状態です。
論理サーバポートリストは,選択したネットワーク構成要素によって表示内容が異なります。選択したネットワーク構成要素と論理サーバポートリストの内容の関係について,次の表に示します。
表6-41 選択するネットワーク構成要素と論理サーバポートリストの表示内容
ネットワーク構成要素 論理サーバポートリスト 論理サーバツリーの論理サーバ 選択したネットワーク構成要素下に設定されているすべてのポートが表示されます。 バインド状況ツリーの論理サーバ 選択したネットワーク構成要素下に設定されているポートのうち,バインドされているポートだけ表示されます。 (e) 物理サーバリスト(HA8000-ie/Loadflowbal)
該当するスイッチに設定されている物理サーバの一覧です。
図6-36 物理サーバリスト(HA8000-ie/Loadflowbal)の表示イメージ
表6-42 物理サーバリスト(HA8000-ie/Loadflowbal)の表示項目の説明
表示項目 内容 [サーバ名] 物理サーバ名が表示されます。 [IPアドレス] 物理サーバのIPアドレスが表示されます。IPアドレスは,IPv4形式(nnn.nnn.nnn.nnn)で表示されます。 [ウェイト(最少接続)] 「最少接続」のウェイト値が表示されます。 [ウェイト(応答時間)] 「応答時間」のウェイト値が表示されます。 (f) 物理サーバポートリスト(HA8000-ie/Loadflowbal)
該当する物理サーバに設定されているポートの一覧表です。
図6-37 物理サーバポートリスト(HA8000-ie/Loadflowbal)の表示イメージ
表6-43 物理サーバポートリスト(HA8000-ie/Loadflowbal)の表示項目の説明
表示項目 内容 [ポート] 該当する物理サーバに設定されているポート番号が表示されます。 [状態] 物理サーバポートの状態が表示されます。表示される状態は次のとおりです。
- 「Enable」
該当するポートは有効な状態です。
- 「Disable」
該当するポートは無効な状態です。
物理サーバポートリストは,選択したネットワーク構成要素によって表示内容が異なります。選択したネットワーク構成要素と物理サーバポートリストの内容の関係について,次の表に示します。
表6-44 選択するネットワーク構成要素と物理サーバポートリストの表示内容
ネットワーク構成要素 物理サーバポートリスト 物理サーバツリーの物理サーバ 選択したネットワーク構成要素下に設定されているすべてのポートが表示されます。 バインド状況ツリーの物理サーバ 選択したネットワーク構成要素下に設定されているポートのうち,バインドされているポートだけ表示されます。
(8) リストエリア(STM)
リストエリアには,ネットワーク構成ツリーで選択した各要素の中身が一覧(リスト)で表示されます。選択した要素によって,表示される内容が異なります。ツリーエリアで選択した要素とリストエリアに表示される内容の対応を,次の表に示します。
表6-45 ツリーエリアで選択した要素とリストエリアに表示される内容の対応(STM)
ツリーエリアで選択した要素 リストエリアに表示される内容 ルート スイッチリスト SLBが設定されているスイッチが一覧で表示されます。 スイッチ サブツリーリスト 該当するスイッチの配下にあるサブツリーのルート名が一覧で表示されます。
- ゾーンツリーのルート
- グループツリーのルート
- 物理サーバツリーのルート
- バインド状況ツリーのルート
会社リスト 該当するスイッチに登録されている会社が一覧で表示されます。
- ゾーンツリーの会社
- バインド状況ツリーの会社※
ゾーンリスト 該当するスイッチに設定されているゾーンが一覧で表示されます。
- ゾーンツリーのゾーン
ゾーン情報リスト 該当するゾーンの設定情報が表示されます。
- グループツリーの会社
グループリスト 該当するスイッチに設定されているグループが一覧で表示されます。
- グループツリーのグループ
グループ情報リスト 該当するグループの設定情報が表示されます。
- 物理サーバツリーの会社
物理サーバリスト 該当するスイッチに設定されている物理サーバが一覧で表示されます。
- 物理サーバツリーの物理サーバ
- バインド状況ツリーの物理サーバ
物理サーバ情報リスト 該当する物理サーバの設定情報が表示されます。
- バインド状況ツリーのゾーン
- バインド状況ツリーのグループ
バインドリスト 該当するゾーンまたはグループにバインドされているグループまたは物理サーバが一覧で表示されます。
- 注※
- バインド済みのゾーンだけがリストエリアに表示されます。
以降に,リストエリアに表示される,それぞれのリストの表示イメージを示します。また,各リストの表示項目の詳細について説明します。
(a) スイッチリスト(STM)
SLBが設定されているスイッチとスイッチの状態を示す一覧表です。
図6-38 スイッチリスト(STM)の表示イメージ
表6-46 スイッチリスト(STM)の表示項目の説明
表示項目 内容 [スイッチ名] 該当するアダプターサーバのスイッチ定義ファイル(ncaswitch.conf)に定義したスイッチ名が表示されます。 [アダプター名] 該当するアダプターサーバの動作条件定義ファイル(nca.conf)に定義した,該当するスイッチを管理しているアダプターサーバ名が表示されます。 [状態] 該当するスイッチとの接続状態が表示されます。スイッチリスト(STM)に表示される状態を次に示します。
表示される状態の意味は,ツリーエリアに表示されるアイコンの意味と同じです。表示される状態の意味については,「表6-4 状態アイコンの色と状態の意味」を参照してください。
- 「正常」
- 「構成情報の同期が必要です。」
- 「スイッチに接続できません。」
- 「アダプターが起動していません。」
[最終更新日時] 該当するスイッチの構成情報をDBに格納した日時が表示されます。 (b) サブツリーリスト(STM)
ネットワーク構成ツリーのサブツリーのルート名を示す一覧表です。
図6-39 サブツリーリスト(STM)の表示イメージ
表6-47 サブツリーリスト(STM)の表示項目の説明
表示項目 内容 [サブツリー名] ネットワーク構成ツリーのサブツリーのルート名が表示されます。 (c) 会社リスト
該当するスイッチに登録されている会社の一覧表です。
図6-40 会社リスト(STM)の表示イメージ
表6-48 会社リスト(STM)の表示項目の説明
表示項目 内容 [会社名] 会社名が表示されます。 (d) ゾーンリスト
該当するスイッチに設定されているゾーンの一覧です。
図6-41 ゾーンリスト(STM)の表示イメージ
表6-49 ゾーンリスト(STM)の表示項目の説明
表示項目 内容 [ゾーン名] ゾーン名が表示されます。 [Sticky] 該当するゾーンに,「Sticky」が使用されているかどうかが表示されます。
- 「使用」
Stickyが使用されています。
- 「未使用」
Stickyは使用されていません。
[タイムアウト] [Sticky]に設定されているタイムアウト値が表示されます。設定されていない場合は何も表示されません。 [Full Notice IP] 該当するゾーンで,「Full Notice IP」に設定されているIPアドレスが表示されます。表示形式は,IPv4形式(nnn.nnn.nnn.nnn)です。 ゾーンリストは,選択したネットワーク構成要素によって表示内容が異なります。選択したネットワーク構成要素とゾーンリストの内容の関係について,次の表に示します。
表6-50 選択するネットワーク構成要素とゾーンリストの表示内容
ネットワーク構成要素 論理サーバポートリスト ゾーンツリーの会社 選択したネットワーク構成要素下に設定されているすべてのゾーンが表示されます。 バインド状況ツリーの会社 選択したネットワーク構成要素下に設定されているゾーンのうち,バインドが設定されているゾーンだけ表示されます。 (e) ゾーン情報リスト
該当するゾーンの設定情報です。
図6-42 ゾーン情報リスト(STM)の表示イメージ
表6-51 ゾーン情報リスト(STM)の表示項目の説明
(f) グループリスト
該当するスイッチに設定されているグループの一覧です。
図6-43 グループリスト(STM)の表示イメージ
表6-52 グループリスト(STM)の表示項目の説明
表示項目 内容 [グループ名] グループ名が表示されます。 [P/Sタイプ] 該当するグループの動作モードが表示されます。
ロードバランシングは,Primaryが設定されているグループへ優先的に実行されます。
- 「Primary」
プライマリーとして作動させます。
- 「Secondary」
セカンダリーとして作動させます。
[グループタイプ] グループの種別が表示されます。
- 「POP」
グループの種別はPOPグループです。
- 「VIP」
グループの種別はVIPグループです。
- 「General」
グループの種別はGeneralグループです。
(g) グループ情報リスト
該当するグループの設定情報です。
図6-44 グループ情報リスト(STM)の表示イメージ
表6-53 グループ情報リスト(STM)の表示項目の説明
表示項目 内容 [グループ情報] グループ名 グループリストと同様の内容が表示されます。表示内容の詳細については,「6.6.1(8)(f) グループリスト」を参照してください。 P/Sタイプ グループタイプ POP名 該当するグループの種別がPOPグループのとき,設定されているPOP名が表示されます。 論理IPアドレス 該当するグループの種別がVIPグループのとき,設定されている論理IPアドレスが表示されます。 (h) 物理サーバリスト(STM)
該当するスイッチに設定されている物理サーバの一覧です。
図6-45 物理サーバリスト(STM)の表示イメージ
表6-54 物理サーバリスト(STM)の表示項目の説明
表示項目 内容 [サーバ名] 物理サーバ名が表示されます。 [IPアドレス] 物理サーバのIPアドレスが表示されます。IPアドレスは,IPv4形式(nnn.nnn.nnn.nnn)で表示されます。 [P/Sタイプ] 該当する物理サーバの動作モードを設定します。
セカンダリーサーバは,プライマリーサーバのバックアップサーバとして使用されます。
- 「Primary」
プライマリーサーバとして作動させます。
- 「Secondary」
セカンダリーサーバとして作動させます。
該当する物理サーバの設定情報です。
図6-46 物理サーバ情報リスト(STM)の表示イメージ
表6-55 物理サーバ情報リスト(STM)の表示項目の説明
表示項目 内容 [物理サーバ情報] 物理サーバ名 物理サーバリストと同様の内容が表示されます。表示内容の詳細については,「6.6.1(8)(h) 物理サーバリスト(STM)」を参照してください。 IPアドレス P/Sタイプ (j) バインドリスト
該当するゾーンまたはグループにバインドされているグループまたは物理サーバの一覧表です。
図6-47 バインドリスト(STM)の表示イメージ
表6-56 バインドリスト(STM)の表示項目の説明
表示項目 内容 [名称] 該当するゾーンまたはグループにバインドされているグループまたは物理サーバの名称が表示されます。 [種類] 該当する要素の種類が表示されます。
- 「グループ」
- 「物理サーバ」
(9) ステータスバー
現在のJP1/Cm2/NC - Viewのステータスを示すメッセージが表示されます。スイッチに対して構成情報を設定しているときには「ネットワーク構成情報の設定処理中です。」が表示されます。設定処理が終了すると,「ネットワーク構成情報の設定が完了しました。」または「ネットワーク構成情報の設定が失敗しました。」が表示されます。
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