JP1/Cm2/Network Element Configuration 機能・構築ガイド
このマニュアルはJP1/Cm2/Network Element Configuration(以降JP1/Cm2/NCと略します)の機能,セットアップ手順,セットアップに使用するコマンドおよび定義ファイルの文法について説明しています。
対象読者
JP1/Cm2/NCのマニュアルは,次の方を対象にしています。
- JP1/Cm2/NCを使用してVLAN,サーバロードバランシング,アクセス制御,QoS制御またはアップリンクフェイルオーバーを使用したネットワーク環境を構築および管理したい方
- JP1/AJS3またはJP1/SCなどの運用管理プログラムと連携したシステムの自動運用にJP1/Cm2/NCを取り入れるために,CLIを使用したい方
- BladeSymphonyの運用にJP1/Cm2/NCを使用したい方
なお,対象読者は,VLAN,サーバロードバランシング,アクセス制御,QoS制御またはアップリンクフェイルオーバーについて理解していることを前提にしています。CLIを使用する方は,XMLについて理解していることを前提にしています。
マニュアルの構成
このマニュアルは,次に示す章から構成されています。
- 第1章 JP1/Cm2/NCの概要
- JP1/Cm2/NCの製品概要および運用の流れについて説明しています。
- 第2章 JP1/Cm2/NCの機能
- JP1/Cm2/NCの機能について説明しています。
- 第3章 インストールとセットアップ
- JP1/Cm2/NCのインストール,アンインストール,およびセットアップについて説明しています。
- 第4章 セットアップ関連コマンド
- JP1/Cm2/NCのセットアップで使用するコマンドについて説明しています。
- 第5章 定義ファイル
- JP1/Cm2/NCのセットアップで使用する定義ファイルについて説明しています。
- 第6章 他製品との連携
- JP1/Cm2/NCと他製品の連携に関する一連の情報を説明しています。
- 注
- トラブルシューティングおよびメッセージの情報は含みません。トラブルシューティングおよびメッセージについてはマニュアル「JP1/Cm2/Network Element Configuration トラブルシューティング」を参照してください。
読書手順
このマニュアルは,利用目的に合わせて章を選択して読むことができます。利用目的別にお読みいただくことをお勧めします。
マニュアルを読む目的 記述個所 JP1/Cm2/NCの概要を知りたい。 1章,2章 JP1/Cm2/NCをインストール,セットアップしたい。 3章,4章,5章 JP1/Cm2/NCのセットアップ時に使用するコマンドの文法について知りたい。 4章 JP1/Cm2/NCのセットアップ時に使用する定義ファイルの文法について知りたい。 5章 JP1/Cm2/NCの連携機能について知りたい。 6章
このマニュアルで使用している記号
このマニュアルで使用する記号を次に示します。
記号 意味 [ ] メニュー項目,ダイアログボックス,ボタンなどを示します。 [ ]−[ ] メニュー項目を連続して選択することを示します。 太字 変数の値を示します。
コマンドで使用している記号
このマニュアルのコマンドおよび定義ファイルの説明で使用する記号を,次に示します。
記号 意味 |(ストローク) 複数の項目に対して項目間の区切りを示し,「または」の意味を示します。
(例)
「A|B|C」は,「A,B,またはC」を示します。{ }(波括弧) この記号で囲まれている複数の項目の中から,一組の項目を必ず選択します。項目と項目の区切りは「|」で示します。
(例)
「{A|B|C}」は,「A,B,またはCのどれかを必ず指定する」ことを示します。[ ](角括弧) この記号で囲まれている項目は,任意に指定・省略できます。
(例)
「[A]」は,「必要に応じてAを指定する」ことを示します。必要でない場合は,Aを省略できます。
「[B|C]」は,「必要に応じてB,またはCを指定する」ことを示します。必要でない場合は,BおよびCを省略できます。...(点線) この記号の直前に示された項目を繰り返して複数指定できます。なお,項目を複数指定する場合は,項目の区切りに1バイトの空白文字(半角スペース)を使用します。
(例)
「A B...」は,「Aのあとに,Bを複数指定できる」ことを示します。《 》 デフォルト値を示します。 (( )) 指定できる値の範囲を示します。
図中で使用している記号
このマニュアルの図中で使用する記号を次のように定義します。
デフォルトのインストール先フォルダの表記
このマニュアルでは,JP1/Cm2/NCの各プログラムについて,デフォルトのインストール先フォルダを次のように表記しています。
製品名 デフォルトのインストール先フォルダ※ このマニュアルでの表記 JP1/Cm2/NC システムドライブ\Program Files\Hitachi\JP1Cm2NC JP1/Cm2/NCインストール先フォルダ JP1/Cm2/NC - Manager システムドライブ\Program Files\Hitachi\JP1Cm2NC\manager JP1/Cm2/NC - Managerインストール先フォルダ JP1/Cm2/NC - View システムドライブ\Program Files\Hitachi\JP1Cm2NC\view JP1/Cm2/NC - Viewインストール先フォルダ JP1/Cm2/NC - Adaptor for AX Series システムドライブ\Program Files\Hitachi\JP1Cm2NC\adaptorax JP1/Cm2/NC - Adaptor for AXインストール先フォルダ JP1/Cm2/NC - Adaptor for BS Series システムドライブ\Program Files\Hitachi\JP1Cm2NC\adaptorbs JP1/Cm2/NC - Adaptor for BSインストール先フォルダ JP1/Cm2/NC - Adaptor for Cisco Switch システムドライブ\Program Files\Hitachi\JP1Cm2NC\adaptorcs JP1/Cm2/NC - Adaptor for CSインストール先フォルダ JP1/Cm2/NC - Adaptor for F5 Load Balancer システムドライブ\Program Files\Hitachi\JP1Cm2NC\adaptorbi JP1/Cm2/NC - Adaptor for BIインストール先フォルダ JP1/Cm2/NC - Adaptor for GS Series システムドライブ\Program Files\Hitachi\JP1Cm2NC\adaptorgs JP1/Cm2/NC - Adaptor for GSインストール先フォルダ JP1/Cm2/NC - Adaptor for HA8000-ie/Loadflowbal システムドライブ\Program Files\Hitachi\JP1Cm2NC\adaptorlf JP1/Cm2/NC - Adaptor for LFインストール先フォルダ JP1/Cm2/NC - Adaptor for System Traffic Manager システムドライブ\Program Files\Hitachi\JP1Cm2NC\adaptorst JP1/Cm2/NC - Adaptor for STインストール先フォルダ 注※ 32bitアプリケーションとして動作するJP1/Cm2/NCを64bitカーネルモードのOS上で動作させた場合,デフォルトのインストールフォルダ「システムドライブ\Program Files」は「システムドライブ\Program Files (x86)」になります。
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