JP1/Cm2/Extensible SNMP Agent
拡張MIBオブジェクトは次のどちらかの拡張MIB定義ファイルで定義します。
- /etc/SnmpAgent.d/snmpd.extendファイル
- /opt/Cm2/ESA/estディレクトリ配下の拡張MIB定義ファイル。なお,拡張MIB定義ファイルの拡張子はdefを指定してください。
このマニュアルでは,拡張MIB定義ファイル名として/etc/SnmpAgent.d/snmpd.extendを使用して,拡張MIBオブジェクトの定義の手順を説明しています。/opt/Cm2/ESA/estディレクトリ配下に拡張MIB定義ファイルを格納する場合,複数の拡張MIB定義ファイルを追加する方法と同じです。「2.6.10 複数の拡張MIB定義ファイルの設定」を参照してください。
SNMPエージェントに定義されたMIBオブジェクトにマネージャーがアクセスするには,次に示すRFCで指定された規則に従ってMIBモジュールを記述します。
- RFC1155:Structure and Identification of Management Information for TCP/IP-based Internets
- RFC1212:Concise MIB Definitions
拡張MIBオブジェクトを定義する手順と参照先を次の図に示します。
なお,複数の拡張MIB定義ファイルをSNMPエージェントに設定できます。複数の拡張MIB定義ファイルを定義する場合の手順については,「2.6.10 複数の拡張MIB定義ファイルの設定」を参照してください。
SNMPエージェントでは,拡張MIB定義のサンプルとして,/opt/OV/prg_samples/eagent/snmpd.extendファイルを提供しています。また,MIBオブジェクトの定義および拡張MIB定義ファイル(/etc/SnmpAgent.d/snmpd.extend)の作成例を,「2.6.11 拡張MIBオブジェクトの定義例」に記載しています。
- <この節の構成>
- 2.6.1 MIBオブジェクトの定義
- 2.6.2 拡張MIB定義ファイルの作成
- 2.6.3 SNMP要求時に実行するコマンドの作成
- 2.6.4 SNMP要求時に処理するファイルの作成
- 2.6.5 サブエージェントの再構成
- 2.6.6 マネージャーのコマンドによるオブジェクトの確認
- 2.6.7 すべてのSNMPエージェントの設定
- 2.6.8 拡張MIBオブジェクトのマネージャーへのコピー
- 2.6.9 マネージャーへのMIBの統合
- 2.6.10 複数の拡張MIB定義ファイルの設定
- 2.6.11 拡張MIBオブジェクトの定義例
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