JP1 Version 9 JP1/IT Desktop Management 運用ガイド

[目次][索引][前へ][次へ]


17.4 ioutils exportasset(ハードウェア資産情報のエクスポート)

ハードウェア資産情報をエクスポートするioutils exportassetコマンドについて説明します。

機能

CSVファイルにハードウェア資産情報をエクスポートします。

資産画面で「-」と表示されている項目は、空の値が出力されます。これは、エクスポートしたデータをそのままインポートした場合に、エラーにならないようにしているためです。なお、エクスポート対象となる情報が0件の場合でも、ファイルが出力されます。

なお、このコマンドは管理用サーバ上で実行してください。

形式

ioutils△exportasset△-export△エクスポートするファイル名 [△-filter△フィルタ名][△-encoding△文字コードの種別][△-s]

引数

-export△エクスポートするファイル名
エクスポートするCSVファイル名を、259バイト以内の絶対パスで指定します。

-filter△フィルタ名
フィルタを使用してハードウェア資産情報をエクスポートする場合、操作画面のメニューエリアに表示されるフィルタ名を指定します。

-encoding△文字コードの種別
エクスポートするハードウェア資産情報の文字コードを指定します。文字コードの種別は次のとおりです。引数を省略した場合、UTF-8が指定されます。
  • US-ASCII
  • ISO-8859-1
  • UTF-8
  • UTF-8N
  • UTF-16
  • UTF-16LE
  • UTF-16BE
  • MS932
  • Shift-JIS
  • EUC-JP
  • JIS

-s
エクスポート先に同じ名称のファイルがすでに存在しても、確認しないで上書きします。引数を省略した場合、同じ名称のファイルが存在すると、上書き確認のメッセージを出力し、管理者の応答に応じて出力を中止または上書きします。

格納先

JP1/IT Desktop Managementのインストール先フォルダ\mgr\bin\

JP1/IT Desktop Managementが提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。

実行権限

Administrator権限を持つユーザーで実行してください。

管理用サーバのOSがWindows 7、Windows Server 2008の場合、権限を昇格する必要があります。

注意事項

戻り値

ioutils exportassetコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値 説明
0 コマンドが正常に終了しました。
11 コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。
12 指定されたフォルダが不正、ディスク容量が不足、またはフォルダがありません。
15 ファイル出力時のファイルのアクセスエラー、またはディスク容量が不足しています。
31 ほかのコマンドを実行中です。
51 コマンドの実行権限がありません。
54 管理用サーバがセットアップされていません。
70 指定されたフィルタが存在しません。
101 メモリ不足、またはそのほかの要因でコマンド実行に失敗しました。
120 データベースのアクセスエラーです。
150 そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。

使用例

ハードウェア資産情報をC:\temp\hardwareexpo.csvにエクスポートする場合のコマンドの使用例を次に示します。

ioutils exportasset -export C:\temp\hardwareexpo.csv -encoding UTF-8 -s

関連リンク

[目次] [前へ] [次へ]


All Rights Reserved. Copyright (C) 2011, 2012, Hitachi, Ltd.
Copyright, patent, trademark, and other intellectual property rights related to the "TMEng.dll" file are owned exclusively by Trend Micro Incorporated.