JP1/NETM/DM 運用ガイド2 (Windows(R)用)
Internet GatewayおよびHTTP Gatewayは,情報の種類別にログファイルを出力しますので,トラブル発生時の分析に役立てることができます。
ログファイルはテキスト形式で,インストール先ディレクトリ\logに出力されます。ただし,Windows Server 2003,Windows XP,およびWindows 2000の場合は,OSのインストールドライブの次に示すディレクトリに出力されます。
起動時に同種のログファイルが5個ずつ作成され,ファイル名には,ログの種類を示す名称に01〜05の連番が付けられます。拡張子は.txtです。5ファイルすべてが規定の行数になったら,番号01のファイルから上書きされます。最新のログは,ログファイルの各行先頭のタイムスタンプで確認してください。
ログの種類ごとに,出力内容を説明します。
ログファイル名 | 出力内容 |
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env | Internet GatewayまたはHTTP Gatewayの起動時に,次の動作環境情報を出力します。envログファイルはほかのログファイルと異なり,1ファイルだけ出力され,毎回更新されます。 OS,OSバージョン,OSパッチ情報,CPUタイプ,実メモリ容量,利用可能ユーザメモリ容量,空きハードディスク容量,Microsoft Internet ExplorerおよびMicrosoft Internet Information Servicesのバージョン情報,レジストリ設定値 |
err | エラー発生時のセッションの状態を出力します。 |
ログファイル名 | 出力内容 |
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client | 上位システムとInternet Gateway間の通信状況を出力します。 |
cltproto | 上位システムとInternet Gateway間の,JP1/NETM/DMの同期プロトコルを出力します。 |
ログファイル名 | 出力内容 |
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main | プログラムの開始および停止の情報を出力します。プログラム開始時にはHTTP Gatewayのバージョン情報が,停止時には,その要因が出力されます。 OSがWindows NTの場合,同じ内容はイベントログにも出力されます。イベントログはイベントビューアを使って表示できます。イベントビューアの操作方法については,Windows NTのマニュアルまたはヘルプを参照してください。 |
server | HTTP Gatewayと下位システム間の,JP1/NETM/DMの同期プロトコルを出力します。 |
http | HTTP GatewayとInternet Gateway間の,HTTPリクエストおよびレスポンスの状態を出力します。 |
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