JP1/NETM/DM 運用ガイド2 (Windows(R)用)

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5.1.2 クラスタシステムの設定変更

クラスタシステム環境のJP1/NETM/DM Managerの設定を変更する場合,リレーショナルデータベースにEmbedded RDBを使用しているときは,次に示す手順で,実行系サーバおよび待機系サーバの両方の設定を変更する必要があります。

  1. 「Remote Install Server」の汎用サービスリソースの「レジストリの複製」の設定内容を削除する。
  2. 次の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。
    • 「Remote Install Server」
    • 「Asset Information Synchronous Service」
    • 「Microsoft Internet Information Services」
  3. JP1/NETM/DM Managerのインストール先ディレクトリ\BIN下に格納されているnetmdb_stop.batコマンドを実行する。
    Embedded RDBが停止したことをメッセージで確認してください。
  4. 「HiRDB/ClusterService_JN1」の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。
  5. JP1/NETM/DM Managerのセットアップを変更する。
  6. JP1/NETM/DM Managerのインストール先ディレクトリ\BIN下に格納されているnetmdb_setup.batコマンドを実行する。
    コマンド実行中にコマンドプロンプト画面に「KFPS01863-E」が出力されますが,「HiRDB/ClusterService_JN1」の汎用サービスリソースをオフライン状態にしているために表示されますので,問題はありません。
  7. JP1/NETM/DM Managerのインストール先ディレクトリ\BIN下に格納されているnetmdb_stop.batコマンドを実行する。
    Embedded RDBが停止したことをメッセージで確認してください。
  8. 次の汎用リソースサービスをオンライン状態にする。
    • 「HiRDB/ClusterService_JN1」
    • 「Remote Install Server」
  9. リモートインストールマネージャを開く。
    リモートインストールマネージャが開けることを確認します。
  10. リモートインストールマネージャを閉じる。
  11. 「Remote Install Server」の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。
  12. JP1/NETM/DM Managerのインストール先ディレクトリ\BIN下に格納されているnetmdb_stop.batコマンドを実行する。
    Embedded RDBが停止したことをメッセージで確認してください。
  13. 「HiRDB/ClusterService_JN1」の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。
  14. クラスタシステムアドミニストレータでグループを移動し,所有者を待機系サーバにする。
  15. 待機系サーバで,手順5.から手順13.を実施する。
  16. クラスタシステムアドミニストレータでグループを移動し,所有者を実行系サーバにする。
  17. 次の汎用サービスリソースをオンラインにする。
    • 「HiRDB/ClusterService_JN1」
    • 「Microsoft Internet Information Services」
    • 「Asset Information Synchronous Service」
    • 「Remote Install Server」
  18. 「Remote Install Server」の汎用サービスリソースの「レジストリの複製」の設定を入力する。

注※ 「Asset Information Manager Limited」を使用している場合に必要な作業です。

運用開始後にホスト名を変更する方法
論理ホスト名を変更するときは,データベースの種類に関係なく,「セットアップの設定を変更する方法」の手順に従ってセットアップの[クラスタ設定]パネルで「論理ホスト名」を変更してください。
また,データベースがEmbedded RDBの場合,論理ホスト名または物理ホスト名を変更するときは,各種定義ファイルの編集が必要です。編集する定義ファイルおよび編集方法については,マニュアル「構築ガイド」の「7.3.1(1) 運用開始後のホスト名の変更」を参照してください。