JP1/NETM/DM 運用ガイド2 (Windows(R)用)

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2.2.1 JP1イベントの種類

JP1/NETM/DMがJP1/IMに通知するJP1イベントについて次に説明します。どのJP1イベントをJP1/IMに通知するかは,JP1/NETM/DM ManagerまたはJP1/NETM/DM Client(中継システム)のセットアップの,[イベントサービス]パネルで設定してください。

なお,次のJP1イベントを通知する場合,必要な設定があります。

連携するJP1/IMのバージョンが09-10以前のときは,イベントの拡張属性の詳細情報を表示するために,JP1/NETM/DMの定義ファイルをJP1/IMのインストール先ディレクトリに格納する必要があります。

JP1/NETM/DMの定義ファイル
JP1/NETM/DMのインストール先ディレクトリ\JP1\base_attr\hitachi_jp1_netmdm_nt_base_attr_ja.conf
JP1/IMへの格納先
JP1/IM -Manager (Console) のインストール先ディレクトリ\conf\console\attribute
<この項の構成>
(1) ジョブ完了イベント
(2) 指令完了イベント
(3) サーバダウンイベント
(4) 中継ダウンイベント
(5) クライアントアラートイベント
(6) 稼働監視不正デバイス接続アラートイベント
(7) 稼働監視操作履歴削除アラートイベント
(8) 稼働監視ソフトウェア起動抑止アラートイベント
(9) 稼働監視印刷抑止アラートイベント

(1) ジョブ完了イベント

ジョブが完了したときに,実行結果を通知するJP1イベントです。JP1イベントとしてジョブの実行結果を通知できるのは,次のジョブです。

(2) 指令完了イベント

指令の実行結果をクライアントから通知されたときに,指令の実行結果を通知するJP1イベントです。指令とは,ジョブの最小単位で,あて先またはパッケージごとに配布管理システムで作成されます。例えば,二つのあて先に対して二つのパッケージを配布するジョブを実行した場合,四つの指令が作成されます。

実行結果を通知できる指令のジョブは,「(1) ジョブ完了イベント」で示すジョブと同じです。

(3) サーバダウンイベント

配布管理システムに異常が発生したことを通知するJP1イベントです。

(4) 中継ダウンイベント

中継システムに異常が発生したことを通知するJP1イベントです。

(5) クライアントアラートイベント

クライアントからアラート情報を受信したことを通知するJP1イベントです。

(6) 稼働監視不正デバイス接続アラートイベント

操作が抑止されているデバイスが,クライアントPCに接続されたことを通知するJP1イベントです。

稼働監視不正デバイス接続アラートイベントの拡張属性の詳細情報については,「2.2.2 JP1イベントの属性」を参照してください。

(7) 稼働監視操作履歴削除アラートイベント

クライアントで操作履歴が消失したことを通知するJP1イベントです。なお,このJP1イベントが通知された場合は,稼働監視機能が正常に動作していないおそれがあります。そのため,「ソフトウェア稼働監視の制御」ジョブを再実行してください。ジョブの実行方法の詳細については,マニュアル「運用ガイド1」の「8. ジョブを管理する」を参照してください。

稼働監視操作履歴削除アラートの拡張属性の詳細情報については,「2.2.2 JP1イベントの属性」を参照してください。

(8) 稼働監視ソフトウェア起動抑止アラートイベント

クライアントでソフトウェアの起動が抑止されたことを通知するJP1イベントです。

稼働監視ソフトウェア起動抑止アラートイベントの拡張属性の詳細情報については,「2.2.2 JP1イベントの属性」を参照してください。

(9) 稼働監視印刷抑止アラートイベント

クライアントで印刷操作が抑止されたことを通知するJP1イベントです。

稼働監視印刷抑止アラートイベントの拡張属性の詳細情報については,「2.2.2 JP1イベントの属性」を参照してください。