JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)
1台のPCにNICなどの複数のネットワークアダプタが存在する複数LAN接続環境でも,JP1/NETM/DMを運用できます。
JP1/NETM/DMでは,次の2種類の複数LAN接続環境での運用をサポートしています。
次にこれらの環境でのJP1/NETM/DMの運用を説明します。
複数のネットワークに分かれている環境の例を次に示します。
図6-3 複数のネットワークに分かれている環境の例
複数のネットワークに分かれている環境でも,ジョブの実行要求に,要求元の上位システムのIPアドレスが格納されているため,クライアントは正しいあて先にジョブの受信要求を送信できます。
ただし,このような環境でJP1/NETM/DMを運用するには,TCPプロトコルによる接続であることが必要です。次のとおり設定してください。
ネットワークが多重化されている環境の例を次に示します。
図6-4 ネットワークが多重化されている環境の例
ネットワークが多重化されている環境の場合,通常はメインのネットワークを使い,トラブルが発生した場合などには,バックアップのネットワークに切り替えて使うという運用が考えられます。また,JP1/NETM/DMが使用する通信回線は,メインのネットワークだけに限定して使用するという運用も考えられます。
このような運用に対応するには,各PCのクライアントのセットアップで,ネットワークアダプタの優先順位を設定する必要があります。セットアップの[通信関連]パネルの「複数のネットワークアダプタを設定する」を設定してください。設定方法の詳細については,マニュアル「構築ガイド」の「5.2.1 [接続先]パネル」を参照してください。
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