JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)
JP1/NETM/DMでは物理的なネットワーク構成とは関係なく,目的に応じてクライアントを幾つかのグループに分類し,グループ単位でジョブを実行できます。
例として,30台のクライアントに対してジョブを実行する場合に,クライアントをグルーピングしないときと,クライアントをグルーピングしたときの,ジョブの実行方法の違いを次の図に示します。
図3-4 クライアントのグルーピングによるジョブの実行方法の違い
クライアントをグルーピングしない場合では,ジョブのあて先に30台のクライアントを一台一台指定してジョブを実行する必要があります。しかし,クライアントをグルーピングした場合は,ジョブのあて先に一つのグループを指定するだけで,30台のクライアントすべてに対してジョブを実行できます。
このように,クライアントをグルーピングすることで,効率良くジョブを実行することができます。
ジョブのあて先のグルーピング方法には,あて先グループ,IDおよびディレクトリ情報の3種類があります。
あて先グループ,IDまたはディレクトリ情報の作成とメンテナンスの詳細については,次の表に示す説明個所を参照してください。
作業 | 参照先 マニュアル |
説明個所 | タイトル |
---|---|---|---|
あて先グループまたはIDの作成 | 構築ガイド | 8章 | システム構成情報とあて先のグループを作成する |
あて先グループまたはIDのメンテナンス | 構築ガイド | 9章 | システム構成情報とあて先のグループをメンテナンスする |
ディレクトリ情報の取得およびメンテナンス | 運用ガイド1 | 3.4 | ディレクトリ情報を取得する |
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