JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)
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クライアントを使用する場合の注意事項を示します。
クライアントのOSがWindows 8,Windows Server 2012,Windows 7,Windows Server 2008,またはWindows Vistaの場合は,マニュアル「運用ガイド2」の「付録A.6 8・2012・7・2008・Vista版JP1/NETM/DM Clientを使用するときの注意事項」もあわせて参照してください。
- 他社ソフトウェアインストール時の注意事項
他社ソフトウェアのリモートインストール中に,動作中のインストーラに対し画面操作をしないでください。インストールがハングアップする場合があります。
- パスワードロック時の注意事項
クライアントのPCがパスワードでロックされている([Ctrl]+[Alt]+[Delete]キーの入力を要求するダイアログボックスが表示されている)と,GUIインストールモードで画面応答が必要なソフトウェアは,画面応答ができないためリモートインストールされません。なお,リモートインストールに対応した日立プログラムプロダクトは,リモートインストール時に画面応答が不要なため,ロックされていてもインストールされます。
- クライアントが起動できないまたは起動に時間が掛かる
次に示す場合,クライアント(または中継システム)が起動できない,または起動に時間が掛かることがあります。
- 接続先の上位システムが起動していない。
- 前回の起動中に処理できなかったジョブ結果を送信している。
- セットアップの[クライアント常駐・ポーリング]パネルで,[システム起動時からのポーリング]を選択し,システム起動時のポーリングのタイミングを[システム起動前]に設定している。
1.の場合は,接続先の上位システムが起動すれば,クライアントは起動されます。
2.または3.の場合は,ジョブ結果の送信や上位システムのポーリングが終了すれば,クライアントは起動されます。
- インストールプロセスがハングアップした場合の対処
リモートインストール時に起動させたユーザプログラムがハングアップしたり,GUIインストールモードでのユーザプログラム終了コード通知インターフェースが不正だったりした場合,リモートインストールのプロセスもハングアップします。プロセスがハングアップしたら,クライアントのPCを再起動してください。
- 分割配布の場合の注意事項
- クライアントが非常駐およびポーリングしない環境での分割配布
- クライアントが非常駐の場合は,「ジョブ実行」を起動したときに分割配布待ちのジョブが実行されます。分割配布のジョブを実行後,転送休止時間を過ぎた時刻に「ジョブ実行」を起動すると次の分割配布のジョブが実行されます。
- クライアントがポーリングしない場合,サーバからの起動だけで分割配布が実行されます。起動に失敗した場合は,非常駐の場合と同様に「ジョブ実行」で分割配布待ちのジョブを実行する必要があります。
- したがってクライアントが非常駐およびポーリングしない環境では分割配布が「ジョブ実行」のタイミングとなるため,分割配布の運用を避けることをお勧めします。
- 保留キャンセルと分割配布
- 分割配布では分割されたジョブがすべて転送完了したあと,インストールするかしないかを問い合わせる「保留キャンセル」画面が表示されます。このとき,インストールを選択すると,インストールが開始されます。保留を選択すると,インストールは保留され,ユーザからの指示があるまでインストールされません。キャンセルを選択すると,ジョブは削除されインストールされません。キャンセルしたジョブを再実行すると,分割配布から再度実行されます。
- 分割配布のインストール日時指定
- インストール日時指定の分割配布のとき,分割配布の途中でインストール日時を過ぎた場合でも,分割配布で分割されたジョブがすべて転送完了したあとにインストールが開始されます。
- 分割配布の起動時組み込み
- システム起動時組み込み指定の分割配布の場合,分割されたジョブがすべて転送完了した時点以降の次の起動時にインストールが開始されます。
- 仮想化環境で使用する場合の制限事項
仮想化環境でJP1/NETM/DM Client(クライアント)をインストールまたは操作する場合の制限について説明します。なお,OSの種類によっては,JP1/NETM/DM Client(クライアント)が仮想化環境に対応していない場合があります。OSの注意事項については,マニュアル「構築ガイド」の「1.1.1 適用OS」を参照してください。
- リモートデスクトップに関する制限事項
- リモートデスクトップで接続してJP1/NETM/DM Client(クライアント)をインストールする場合,インストールセットは使用できません。
- リモートデスクトップで接続してパッケージをインストールする場合,オフラインインストールはできません。
- OSがWindows Server 2003の場合,リモートデスクトップで接続してJP1/NETM/DM Client(クライアント)をインストールまたは操作するときは,コンソールセッションに接続してください。
コンソールセッションに接続するには,次のように「/console」パラメタまたは「/admin」パラメタを指定してリモートデスクトップ接続クライアントを実行します。
・/consoleパラメタの場合
・/adminパラメタの場合
なお,コンソールセッションに接続するためのパラメタは,リモートデスクトップ接続クライアントのバージョンによって異なります。
- OSがWindows Server 2012,またはWindows Server 2008の場合,リモートデスクトップで接続してJP1/NETM/DM Client(クライアント)を操作するときは,複数のユーザで同時にJP1/NETM/DMのアプリケーションを実行できません。
- ユーザの簡易切り替え機能に関する制限事項
- OSがWindows 8,Windows Server 2012,Windows 7,Windows Server 2008,Windows Vistaの場合,ユーザの簡易切り替え機能を使用してJP1/NETM/DM Client(クライアント)を操作するときは,複数のユーザで同時にJP1/NETM/DMのアプリケーションを実行できません。
- ターミナルサーバに関する制限事項
- ターミナルサーバでJP1/NETM/DM Client(クライアント)を使用する場合の制限事項については,マニュアル「構築ガイド」の「付録B ターミナルサーバでのJP1/NETM/DM Client(クライアント)の運用」を参照してください。付録Bでは,Citrix XenAppに関する制限事項についても説明しています。
- Windows XP Modeに関する制限事項
- Windows XP Mode環境でJP1/NETM/DM Client(クライアント)を使用する場合の制限事項については,マニュアル「構築ガイド」の「付録C Windows XP Mode環境でのJP1/NETM/DM Client(クライアント)の運用」を参照してください。
- Modern UI アプリに関する制限事項
- Modern UI アプリをソフトウェア情報として管理することはできません。
- ソフトウェア稼働監視機能の全機能はModern UI アプリをサポートしません。
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