JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)
クライアントには,あらかじめ設定した条件に従ってハードディスクおよびメモリを監視し,異常を検知するとアラートを通知する機能があります。これをシステム監視と呼びます。ここで設定した内容で,ローカルシステムビューアに表示されます。
例えば,ハードディスクまたはメモリの空き容量が一定以下に減少すると,クライアントはポップアップメッセージを表示したり,ローカルシステムビューアの画面上に異常を示すマークを表示したりして,ユーザに危険な状態であることを通知します。また,システム監視用のアイコンをタスクバーの通知領域に表示しておくと,システム監視機能の起動状態やアラートの発生状況を常時確認できます。さらに,クライアントが上位システムに接続している場合は,上位システムへアラートを通知することもできます。
アラートの出力方法には,次の5種類があります。
1および2だけでは,ローカルシステムビューアを起動しないと,アラートの発生に気付くことができません。そこで,アラートの発生を即時に確認できるように,クライアントは[システム監視]アイコン()を使用します。[システム監視]アイコンは,タスクバーの通知領域に表示して,システム監視機能をスムーズに利用するためのインターフェースです。このアイコンを表示すると,アイコンの変化によってアラートの発生を知ったり,アイコンのダブルクリックによってローカルシステムビューアを起動し,アラートの内容を確認したりできます。
アラート通知の概要を,次の図に示します。
アラートの通知方法やシステム監視の対象は,あらかじめ詳細に設定できます。例えば,ポップアップメッセージを表示しないで上位システムへだけ通知したり,ハードディスクだけ監視してメモリに関するアラートは通知させないようにしたりできます。
これらの機能を利用するには,クライアントセットアップでデフォルトの設定を変更します。システム監視の仕組みや設定方法については,マニュアル「運用ガイド1」の「11.8 システム監視によるアラート通知」を参照してください。
また,上位システム側で,通知されたアラートを確認する方法については,マニュアル「運用ガイド1」の「7.4 クライアントから通知されたアラートを確認する」を参照してください。
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