JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)
ジョブを実行した場合の流れを説明します。
「同時に接続できる下位システム数」および「下位システムの同時実行要求数」は,JP1/NETM/DM ManagerまたはJP1/NETM/DM Client(中継システム)のセットアップで設定する項目です。
ジョブ実行の流れを次の図に示します。
図2-47 ジョブ実行の流れ
配布管理システムでは1分間隔でジョブを監視し,接続する必要のある下位システムがある場合,実行要求を送信します。一度に実行要求を送信する下位システムの最大数は「下位システムの同時実行要求数」になります。ただし,現在接続している下位システム数が,「すでに接続している下位システム数 < 同時に接続できる下位システム数」の場合,新たに接続できる下位システム数分の実行要求だけを送信します。
なお,ジョブに指定されたあて先に対応する下位システムの数とは,ジョブを実行した配布管理システムに直接接続された下位システムの範囲です。したがって,配布経路に中継するシステム(中継マネージャまたは中継システム)が含まれている場合は,直接接続している中継するシステムだけが数に含まれ,中継するシステムに接続している下位システムについては数に含まれません。
ジョブの実行例を次に示します。
この条件でのジョブ実行の流れを次の図に示します。
図2-48 ジョブ実行の流れの例
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