JP1/File Transmission Server -全銀TCP

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付録G 用語解説

英字ア行カ行サ行タ行ナ行ハ行

英字

JP1/Base
JP1/IMと連携してJP1イベントを監視する場合の,JP1/IMの前提プログラムです。
JP1/IM
分散システムを集中的に監視するためのプログラムです。分散システム内での業務の実行状況や障害などの情報を表すJP1イベントを,JP1/IM - Viewの[イベントコンソール]画面で監視できます。
JP1イベント
システム内で何らかの事象が発生した際に,その事象の発生を通知する情報です。JP1イベントは,JP1/Baseを経由して,ほかのシステムなどに通知されます。

ア行

一次局
データリンクを制御する局のことです。二次局に対してコマンドを送信し,その回答を受けます。JP1/全銀TCPでは,ファイルの伝送要求を発行する側(発信)を指します。

カ行

拡張Z手順
全銀協手順(TCP/IP)を,日本情報処理開発協会(JIPDEC)の産業情報化推進センター(CII)が産業界向けに機能を拡張した統一実装仕様のことです。
コンピュータ手順
全銀協手順(TCP/IP)のホスト間接続で使用する「全銀協標準通信プロトコル−ベーシック手順−」を指します。

サ行

サイクル管理
同一属性のファイルを,サイクル番号と呼ばれる番号を使って伝送順(昇順)を管理する機能です。
あるファイルをある相手局との間でやり取りする場合,伝送データを一意に識別するため伝送要求ごとにサイクル番号を与え,伝送順を保証します。サイクル管理をするファイルは,ファイル情報定義で実ファイルおよび伝送ファイル名にカウントアップするサイクル番号の上限値(1〜99)を設定しておくと,その上限値に達するまで伝送ごとにサイクル番号をカウントアップします。
サイクル番号
ファイルをサイクル管理する場合,JP1/全銀TCPが伝送ごとに,自動的に与える管理番号のことです。伝送情報定義で,該当ファイルの伝送ファイル名のあとにカウントアップするサイクル番号の上限値(1〜99)を設定しておくことで,その値に達するまでサイクル番号で伝送順が管理されます。なお,サイクル番号を日単位で管理したい場合は,ztresetコマンドを使って日付ごとにサイクル番号の管理情報を初期化します。
全銀協標準通信プロトコル−TCP/IP手順−
1997(平成9)年3月に,全国銀行協会連合会(現全国銀行協会)が企業−銀行間の電子データ交換に使用する新たな標準通信プロトコルとして制定した国内標準の電子データ用通信プロトコルです。

タ行

通番
JP1/全銀TCPが,コマンドやGUIで登録された伝送要求ごとに与える通し番号のことです。「局種別(1または2)+ 1月1日からの通算日(3けた)+ その日の伝送番号(5けた)」で構成される9けたの数字で表されます。
伝送情報定義ファイル
JP1/全銀TCPでファイルを送受信する相手局や,その伝送でやり取りされるファイル,どの相手局とどのファイルをやり取りするのかなどの情報を定義しているファイルです。

ナ行

二次局
一次局からの指示に従って,データリンクを制御するコマンドに応答する局のことです。JP1/全銀TCPでは,一次局の伝送要求に応答する側(着信)を指します。
二重伝送管理情報の初期化
二重伝送やサイクル番号を管理する情報を初期化する機能です。二重伝送管理情報の初期化には,ztresetコマンドを使用します。二重伝送やサイクル番号を日単位で管理するような運用をしたい場合は,日付ごとにztresetコマンドで二重伝送管理情報を初期化します。
二重伝送チェック
二次局としてのファイル伝送で,同じ相手局と同じファイルが二重にやり取りされることがないようにチェックする機能です。

ハ行

パソコン手順
全銀協手順(TCP/IP)のホスト−パソコン間接続で使用する規約「全銀協標準通信プロトコル−ベーシック手順−対パーソナルコンピュータ接続仕様」または「全銀協パーソナルコンピュータ用標準通信プロトコル−ベーシック手順−」を指します。