JP1/File Transmission Server -全銀TCP

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付録D.1 エラー番号

エラー番号一覧を次の表に示します。

表D-1 エラー番号

エラー
番号
マクロ名 発生条件 対処
0 ZTC_SUCCESS 正常終了した。 特になし。
2 伝送登録APIのマルチファイル伝送時,前のファイル伝送の定義で0件ファイルの扱いがOK指定で,0件ファイルを受信したが,閉局しているため未伝送となった。 特になし。
9 一次局用自局回線定義のIPアドレスの指定が不正である。 一次局用自局回線定義のIPアドレスを見直してください。
14 相手局情報定義のIPアドレスの指定が不正である。 相手局情報定義のIPアドレスを見直してください。
16 相手局情報定義のIPアドレスの指定が不正,または相手局が未準備である。 相手局情報定義のIPアドレスを見直し,相手局のシステム管理者に連絡して準備されているかどうか確認してください。
21 電文受信時に回線が切断されたため,伝送が中断された。 相手局のシステム管理者に連絡してください。
24
  1. 受信した電文が全銀協手順とは異なる電文である。
  2. 受信したデータ電文の長さが伝送情報定義の最大テキスト長で指定した値より大きい。
  1. 相手局のシステム管理者に連絡してください。
  2. 自局と相手局で,最大テキスト長が相互に一致しているかどうか確認してください。
27 全銀協手順とは異なる手順(順番)で電文を受信した。 相手局のシステム管理者に連絡してください。
33
  1. パソコン手順による一次局の送信時,終了要求電文を送信後に再送要求電文を受信した(プロトコル不正)。
  2. パソコン手順による二次局の送信時,終了要求電文を送信後に再送要求電文を受信した(プロトコル不正)。
相手局のシステム管理者に連絡してください。
35 伝送中にタイムアウトが発生した(30秒)。 システム管理者に連絡してください。
36
  1. 伝送要求の取り消しによって伝送が中断された。
  2. 伝送サーバの強制終了によって伝送が中断された。
  3. 異常発生によって伝送が強制中断された。
特になし。
37
  1. 一次局の受信時,ファイル情報定義の0件ファイルの扱いがNG指定で,受信データが0バイトである。
  2. 二次局の受信時,ファイル情報定義の0件ファイルの扱いがNG指定で,受信データが0バイトである。
  3. 二次局の送信時,ファイル情報定義の0件ファイルの扱いがNG指定で,送信ファイルがない。
伝送データ(ファイル)を準備するか,ファイル情報定義の0件ファイルの扱いをOK指定に変更してください。
42 伝送要求の登録後,伝送が開始する前に伝送要求が取り消された。 特になし。
43 二次局の送信時,ファイル情報定義の0件ファイルの扱いがNG指定で,送信ファイルがない。 送信ファイルを準備するか,ファイル情報定義の0件ファイルの扱いをOK指定に変更してください。
47 伝送サーバ起動時に履歴情報初期化機能によって,「登録中」の状態を「取消」に変更。 特になし。
48 伝送サーバ起動時に履歴情報初期化機能によって,「伝送中」の状態を「異常終了」に変更。 特になし。
22 伝送プロセスで使用する受信用バッファ取得時にメモリー不足が発生した。 不要なメモリーを解放し,再度実行してください。
23 伝送プロセスで使用する送信用バッファ取得時にメモリー不足が発生した。 不要なメモリーを解放し,再度実行してください。
32 伝送プロセスで使用する管理テーブル取得時にメモリー不足が発生した。 不要なメモリーを解放し,再度実行してください。
31 ファイル編集(読み込み,書き込み)時
  1. システムコールエラーが発生した。
  2. 異常(論理矛盾など)が発生した。
  3. 可変長の送信時,1レコード長が0である。
  4. 固定長の送信時,送信ファイルのサイズがレコードで割り切れない。
1または2の場合:
システム管理者に連絡してください。
3または4の場合:
ファイル情報定義で指定したファイル情報に基づいて送信ファイルを見直してください。
145
  1. 可変長の送信時,1レコードの長さが制限値を超過した(2,043バイト,32,767バイト)。
  2. 可変長の送信時,1レコードの長さがテキスト長を超過した。
ファイル情報定義で指定したファイル情報に基づいて送信ファイルを見直してください。
147
  1. 送信テキスト数が超過している(65,535)。
  2. 送信レコード数が超過している(16,777,215)。
全銀協手順では送信できないため,送信ファイルのデータ量を少なくしてください。
28 受信した圧縮データを解除するとテキスト長を超過する。 自局と相手局で,最大テキスト長が相互に一致しているかどうか確認してください。
146
  1. 受信したデータ電文のTTC区分が '01'または'11'でない(TTC区分不正)。
  2. 受信したデータ電文のTTCテキストシーケンス番号が認識している番号と不一致である(テキストシーケンス不一致)。
  3. 受信したデータの1テキストの長さが不正である。
    ・受信したTTCのテキスト長が不正。
    ・レコード部のデータ長が指定したレコード長で割り切れない(固定長)。
  4. 可変長の受信時,受信した1レコードの長さが不正である。
  5. 可変長の受信時,受信した1レコードの長さが0(ゼロ)である。
相手局のシステム管理者に連絡し,データ電文の見直しを依頼してください。
52 ZTC_INCOMPLETE マルチファイル伝送時,一つ前のファイル伝送でエラーが発生しているため,該当のファイル伝送が未実行である。 特になし。
60 ZTC_ERR_MALLOC 伝送登録APIでメモリー不足が発生した。 不要なメモリーを解放し,再実行してください。
61 ZTC_ERR_INVAL 伝送登録APIで指定した引数が不正である。 指定した内容を見直してください。
62 ZTC_ERR_INTERN 伝送登録APIで内部論理矛盾が発生した。 システム管理者に連絡してください。
63 ZTC_ERR_SYSCALL 伝送登録APIでシステムコールエラーが発生した。 システム管理者に連絡してください。
7 JP1/全銀TCPで異常が発生した。 システム管理者に連絡してください。
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101 開局要求送信時,回線が切断された。 相手局のシステム管理者に連絡し,回線切断の原因確認を依頼してください。
102 開局回答送信時,回線が切断された。 相手局のシステム管理者に連絡し,回線切断の原因確認を依頼してください。
103 閉局要求送信時,回線が切断された。 相手局のシステム管理者に連絡し,回線切断の原因確認を依頼してください。
104 閉局回答送信時,回線が切断された。 相手局のシステム管理者に連絡し,回線切断の原因確認を依頼してください。
105 モード変更要求送信時,回線が切断された。 相手局のシステム管理者に連絡し,回線切断の原因確認を依頼してください。
106 モード変更回答送信時,回線が切断された。 相手局のシステム管理者に連絡し,回線切断の原因確認を依頼してください。
107 開始要求送信時,回線が切断された。 相手局のシステム管理者に連絡し,回線切断の原因確認を依頼してください。
108 開始回答送信時,回線が切断された。 相手局のシステム管理者に連絡し,回線切断の原因確認を依頼してください。
109 終了要求送信時,回線が切断された。 相手局のシステム管理者に連絡し,回線切断の原因確認を依頼してください。
110 終了回答送信時,回線が切断された。 相手局のシステム管理者に連絡し,回線切断の原因確認を依頼してください。
111 再送要求送信時,回線が切断された。 相手局のシステム管理者に連絡し,回線切断の原因確認を依頼してください。
112 論理ACK送信時,回線が切断された。 相手局のシステム管理者に連絡し,回線切断の原因確認を依頼してください。
113 データ電文送信時,回線が切断された。 相手局のシステム管理者に連絡し,回線切断の原因確認を依頼してください。
122 開局回答電文受信時,エラー報告を受けた。 詳細エラー番号から判断し,対処してください。
詳細エラーコードが0199の場合は,相手局のシステム管理者に連絡し,原因の確認を依頼してください。
124 閉局回答電文送信時,エラー報告を受けた。 詳細エラー番号から判断し,対処してください。
詳細エラーコードが0399の場合は,相手局のシステム管理者に連絡し,原因の確認を依頼してください。
126 モード変更回答電文受信時,エラー報告を受けた。 詳細エラー番号から判断し,対処してください。
詳細エラーコードが0599の場合は,相手局のシステム管理者に連絡し,原因の確認を依頼してください。
128 開始回答電文受信時,エラー報告を受けた。 詳細エラー番号から判断し,対処してください。
詳細エラーコードが1199の場合は,相手局のシステム管理者に連絡し,原因の確認を依頼してください。
130 終了回答電文受信時,エラー報告を受けた。 詳細エラー番号から判断し,対処してください。
詳細エラーコードが1399の場合は,相手局のシステム管理者に連絡し,原因の確認を依頼してください。
134 相手局から受信した開局要求電文の内容が不正である。 詳細エラー番号と電文名を確認し,相手局のシステム管理者に連絡してください。
詳細エラー番号の下2けたが99の場合は,システム管理者に連絡してください。
135 相手局から受信した開局回答電文の内容が不正である。 詳細エラー番号と電文名を確認し,相手局のシステム管理者に連絡してください。
詳細エラー番号の下2けたが99の場合は,システム管理者に連絡してください。
136 相手局から受信した閉局要求電文の内容が不正である。 詳細エラー番号と電文名を確認し,相手局のシステム管理者に連絡してください。
詳細エラー番号の下2けたが99の場合は,システム管理者に連絡してください。
137 相手局から受信した閉局回答電文の内容が不正である。 詳細エラー番号と電文名を確認し,相手局のシステム管理者に連絡してください。
詳細エラー番号の下2けたが99の場合は,システム管理者に連絡してください。
138 相手局から受信したモード変更要求電文の内容が不正である。 詳細エラー番号と電文名を確認し,相手局のシステム管理者に連絡してください。
詳細エラー番号の下2けたが99の場合は,システム管理者に連絡してください。
139 相手局から受信したモード変更回答電文の内容が不正である。 詳細エラー番号と電文名を確認し,相手局のシステム管理者に連絡してください。
詳細エラー番号の下2けたが99の場合は,システム管理者に連絡してください。
140 相手局から受信した開始要求電文の内容が不正である。 詳細エラー番号と電文名を確認し,相手局のシステム管理者に連絡してください。
詳細エラー番号の下2けたが99の場合は,システム管理者に連絡してください。
141 相手局から受信した開始回答電文の内容が不正である。 詳細エラー番号と電文名を確認し,相手局のシステム管理者に連絡してください。
詳細エラー番号の下2けたが99の場合は,システム管理者に連絡してください。
142 相手局から受信した終了要求電文の内容が不正である。 詳細エラー番号と電文名を確認し,相手局のシステム管理者に連絡してください。
詳細エラー番号の下2けたが99の場合は,システム管理者に連絡してください。
143 相手局から受信した終了回答電文の内容が不正である。 詳細エラー番号と電文名を確認し,相手局のシステム管理者に連絡してください。
詳細エラー番号の下2けたが99の場合は,システム管理者に連絡してください。
144 相手局から受信した再送要求電文の内容が不正である。 詳細エラー番号と電文名を確認し,相手局のシステム管理者に連絡してください。
詳細エラー番号の下2けたが99の場合は,システム管理者に連絡してください。
201 伝送登録で定義されていない相手局ラベル名が指定されている。 伝送情報定義ファイルに定義されている相手局ラベルを指定してください。
202 伝送登録で指定されている相手局ラベルに関連づけされていないファイルラベルが指定されている。 伝送情報定義ファイルで相手局ラベルに関連づけられているファイルラベルを指定してください。
204 伝送登録で指定したファイル情報定義の実ファイルをオープンできない。 伝送情報定義ファイルのファイル情報定義で,実ファイルとして指定したパスなどの内容を見直してください。
205 伝送登録で送信するファイルが存在せず,ファイル情報定義の0件ファイルの扱いがNG指定である。 送信するファイルを用意するか,または伝送情報定義で0件ファイルの扱いをOK指定に変更してください。
206 伝送登録で指定されたファイルが,定義されているレコード長で割り切れない。 伝送情報定義でレコード長の値を適切な長さに変更するか,またはファイルレコード形式を可変長に変更してください。
214 一次局で一日に実行できる伝送要求の数がJP1/全銀TCPの上限値(99,999)を超えた。 ztstopコマンドの -pオプションでJP1/全銀TCPの伝送サーバを計画停止させ,一次局用の通番管理ファイル(/var/opt/jp1_ztc/var_def/req_num_1st)を削除してから,伝送サーバを再起動してください。
217 伝送登録で送信ファイルデータが0バイトで,ファイル情報定義の0件ファイルの扱いがNG指定である。 送信するファイルにデータを入力するか,または伝送情報定義で0件ファイルの扱いをOK指定に変更してください。
218 伝送登録で,送信モードのファイル情報ラベルを指定して,-rオプション(再送要求電文送信オプション)を指定している。 -rオプションを指定する場合は,受信モードのファイルラベルを指定してください。
219 伝送登録で,サイクル管理をしているファイルが伝送中のため登録できない。 伝送中のファイル伝送が終了してから次のファイル伝送を実行してください。
220 伝送登録で,サイクル管理をしているファイルのサイクル番号が上限値を超えるため登録できない。 ztresetコマンドでファイル伝送管理情報を初期化してからファイル伝送を実行してください。
221 伝送登録で,未伝送のサイクル番号を指定したため登録できない(-rオプション指定,未指定どちらの場合も)。 伝送済みのサイクル番号を指定してファイル伝送を実行してください。
222 伝送登録で,サイクル管理をしているファイルに対して伝送情報一部変更機能を使用している。 伝送情報一部変更機能は,サイクル管理をしないファイルに対して指定してください。
または,-transfilenameオプションを使用してサイクル管理をしない定義に変更してください。
223 伝送登録で,伝送情報定義一部変更機能によってファイル送受信モードが受信に変更されたが,受信ファイル書き込みモードが指定されていない。 -filemodeオプションで受信ファイル書き込みモードも指定してください。
224 伝送登録で,伝送情報定義一部変更機能によってレコード形式が固定長に変更されたが,レコード長が指定されていない。 -recordlenオプションでレコード長も指定してください。
225 伝送登録で,レコード長が最大伝送テキスト長-5より大きな値である。 レコード長または最大伝送テキスト長の値を見直してください。
226 伝送登録で,指定したサイクル番号は伝送済みであるが,ztresetコマンドの -cオプションで伝送できる状態にしていないため登録できない。 指定したサイクル番号が正しいかどうか調査し,ztresetコマンドの-cオプションで該当のサイクル番号を伝送できる状態にしてから再度ファイル伝送を実行してくさだい。
227 伝送登録で,サイクル管理をしているファイルに対して再送要求を指定したが,サイクル番号が指定されていないため登録できない。 サイクル番号を指定してファイル伝送を実行してください。
228 伝送登録で,サイクル管理をしていないファイルに対して -cオプションを指定しているため登録できない。 -cオプションは,サイクル管理をしているファイルに対して指定してください。-cオプションは,サイクル管理をしていないファイルに対しては指定できません。
229 伝送登録で,指定したサイクル番号では昇順に伝送できない。サイクル管理をしているファイルを再送したとき,サイクル番号が歯抜けまたは重複している。 サイクル番号が昇順になるように指定してください。
230 伝送登録で,指定したファイル情報定義の実ファイルをオープンできない。 ファイル情報定義の実ファイルで指定したパスを見直してください。
231 伝送登録で,パソコン手順を使用する相手局に対してマルチファイル伝送を登録している。 1ファイルだけ指定して伝送してください。相手局がパソコン手順の場合,複数ファイルの伝送はできません。
232 伝送登録で,パソコン手順を使用する相手局に対して可変長の伝送を登録している。 ファイル情報定義で固定長のファイルラベルを指定して伝送してください。相手局がパソコン手順の場合,可変長の伝送はできません。
250 ZTC_ERR_CYCLE_REQ_OVER 伝送登録で,サイクル番号を指定してマルチファイル伝送を登録している。 -cオプション指定時は,1ファイルだけ指定してください。-cオプション指定時は,複数ファイルを指定できません。
251 ZTC_ERR_CHANGE_DEF_REQ_OVER 伝送登録で,伝送情報定義一部変更機能を使用してマルチファイル伝送を登録している。 伝送情報定義一部変更機能を使用する際は,1ファイルだけ指定してください。伝送情報定義一部変更機能の使用時は,複数ファイルを指定できません。
252 ZTC_ERR_RESND_REQ_OVER 伝送登録で,再送要求送信オプション -rを使用してマルチファイル伝送を登録している。 -rオプション指定時は,1ファイルだけ指定してください。-rオプション指定時は,複数ファイルを指定できません。
253 ZTC_ERR_USER_ID スーパーユーザー以外のユーザーでAPIを実行した。 スーパーユーザーで伝送登録APIを実行してください。
254 ZTC_ERR_COMMAND_REQ_OVER 伝送要求を複数同時に受け付けたためビジー状態になっているか,サーバが停止状態になっているためAPIの要求が受け付けられなかった。 伝送サーバが停止しているかどうか調査し,停止していない場合はしばらく待ってから再度コマンドを実行してください。停止している場合はシステム管理者に連絡してください。
255 ZTC_ERR_NO_MOVE JP1/全銀TCPの伝送サーバが停止中,または起動していない。 JP1/全銀TCPの伝送サーバが起動中かどうか確認してください。
注※
エラー番号とともに詳細エラー番号が表示されます。詳細エラー番号の内容については,「付録D.2 詳細エラー番号」を参照してください。