JP1/File Transmission Server -全銀TCP
ZTC_Syn_trans() −伝送要求を登録する(同期型)−
形式
#include "ztc.h"
int ZTC_Syn_trans(char *aite_label,
struct change_host_define_t *host_define,
struct ztc_tran_label_t *file_labels,
struct change_file_define_t *file_define,
int count,
int *errcode);
機能
引数
aite_label
相手局ラベル名を指定します。
host_define
伝送情報定義の一部を変更して伝送要求を登録する場合は,相手局情報定義の変更内容を格納した構造体を指定します。それ以外の場合は,NULLを指定してください。
file_labels
要素数=count(伝送ファイル数)分のファイルラベル名を格納した配列を指定します。
file_define
再送要求を実行する場合は,ファイル情報定義の変更内容を格納した配列を指定します。サイクル管理をしているファイルの再送の場合は,ファイル情報定義の変更内容を格納した配列を指定します。伝送情報定義の一部を変更して伝送要求を登録する場合は,ファイル情報定義の変更内容を格納した構造体を指定します。それ以外の場合は,NULLを指定してください。
count
file_labelsに指定した配列の要素数(伝送ファイル数)を指定します。1〜99の数値で適切な値を指定してください。
errcode
伝送の終了結果が伝送ファイル単位で格納されます。要素数=count分のint型の配列で指定してください。
- 例:2ファイルの伝送で2番目のファイル伝送でエラーが発生した場合
- errcode[0] = 0 :1番目の伝送ファイルの伝送結果(正常終了)
- errcode[1] = 35 :2番目の伝送ファイルの伝送結果(タイムアウト)
戻り値
注意事項
- ZTC_Syn_trans() の戻り値として,ZTC_ERR_INVAL(61) または ZTC_ERR_USER_ID(253),ZTC_ERR_RESND_REQ_OVER(252) が返ってきた場合,errcodeに格納されている値は保証されません。
- 0件データの扱いがNG指定の場合,ZTC_Syn_trans() で0件ファイルのファイルラベル名を指定すると,それ以降に指定したファイルラベル名のデータは伝送されません。
- ZTC_Syn_trans() を使用したプログラムの実行には,スーパーユーザー権限が必要です。
- ZTC_Syn_trans() の戻り値としてZTC_ERR_COMMAND_REQ_OVER(254) が返ってきた場合は,伝送要求を複数同時に受け付けたためサーバがビジー状態になっているか,サーバが停止しているためにZTC_Syn_trans() による伝送要求が受け付けられなかったことを示しています。ZTC_ERR_COMMAND_REQ_OVER(254) が返ってきた場合は,サーバが停止しているかどうかを調査し,停止している場合はシステム管理者に連絡してください。
- 再送要求を実行する場合は,一つのファイルラベル名しか指定できません。また,ファイル送受信モードが受信モードであるファイルラベル名しか指定できません。
- サイクル管理をしているファイルの再送の場合は,必ず伝送済みのサイクル番号を指定してください。
- サイクル管理をしているファイルの再送の場合,ファイルラベル名は1個しか指定できません。また,サイクル管理をすると定義しているファイルラベル名しか指定できません。
- 再送電文送信モードを指定しているファイルラベルに対して,伝送情報定義の一部を変更して伝送要求を登録した場合,登録自体はエラーになりませんが再送電文送信モードは使用できません。
- 伝送情報定義の一部を変更して伝送要求を登録する場合は,一つのファイルラベル名しか指定できません。
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