JP1/File Transmission Server -全銀TCP

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

コンパイルとリンク

JP1/全銀TCPのAPIを使用するには,ヘッダファイル"ztc.h"をインクルードし,ライブラリーをリンクさせる必要があります。次に示す2種類のライブラリーのうち,どちらかを指定してください。

コンパイル・リンク方法

コンパイルとリンクの方法を次に示します。

HP-UXの場合
共用ライブラリー(libztc.sl)のコンパイルとリンク
 
cc -l/opt/jp1_ztc/include -L/opt/jp1_ztc/lib ソースファイル名 -lztc
 
非共用ライブラリー(libztc.a)のコンパイルとリンク
 
cc -l/opt/jp1_ztc/include -L/opt/jp1_ztc/lib ソースファイル名 -Wl, -a, archive -lztc 
 
コンパイルオプションの詳細については,HP-UXのドキュメントを参照してください。
AIXの場合
共用ライブラリー(libztc.so)のコンパイルとリンク
 
xlc -brtl -l/opt/jp1_ztc/include -L/opt/jp1_ztc/lib ソースファイル名 -lztc
 
非共用ライブラリー(libztc.a)のコンパイルとリンク
 
xlc -l/opt/jp1_ztc/include -L/opt/jp1_ztc/lib ソースファイル名 -lztc
 
コンパイルオプションの詳細については,AIXのドキュメントを参照してください。
Linuxの場合
共用ライブラリー(libztc.so)のコンパイルとリンク
 
gcc -I/opt/jp1_ztc/include -L/opt/jp1_ztc/lib ソースファイル名 -lztc
 
共用ライブラリーをリンクしたプログラムを実行する場合,環境変数LD_LIBRARY_PATHに次のパスを追加してください。
 
/opt/jp1_ztc/lib
 
非共用ライブラリー(libztc.a)のコンパイルとリンク
 
gcc -I/opt/jp1_ztc/include -L/opt/jp1_ztc/lib ソースファイル名 /opt/jp1_ztc/lib/libztc.a
 
コンパイルオプションの詳細については,Linuxのドキュメントを参照してください。

ライブラリー使用時の注意事項

このライブラリーの関数は,マルチスレッドには対応していないため,マルチスレッド環境下でのユーザープログラムの動作については保証できません。