ztreset△1[-ｈ△0相手局ラベル名 [△1-f△0ファイルラベル名 [△1-c△0サイクル番号]][△1-k△0{ 1｜2 } ]]

二重伝送や，サイクル番号を管理している情報を初期化します。引数を指定しない場合は，すべての管理情報を初期化します。なお，このコマンドは，伝送状態履歴を削除するものではありません。

指定なし

すべての二重伝送管理情報が初期化の対象となります。

-h 相手局ラベル名（1〜32バイトの文字列）

指定した相手局ラベルとの二重伝送を管理する情報を初期化します。

-f ファイルラベル名（1〜32バイトの文字列）

指定したファイルラベルの二重伝送を管理する情報を初期化します。必ず-hオプションと組み合わせて指定してください。

-c サイクル番号（10進数の1〜99）

サイクル番号を管理している情報を初期化します。これにより，伝送済みのサイクル番号を指定してファイルを再送できるようになります。このオプションは，サイクル管理をしているファイルだけに指定できます。なお，指定する際は，必ず-hおよび-fオプションと組み合わせてください。

-k 局種別

• 1：局種別が「発信」の伝送の場合に指定。
• 2：局種別が「着信」の伝送の場合に指定。

この引数を省略した場合は，「2（着信）」を指定したとして扱われます。必ず-hおよび-fオプションと組み合わせて指定してください。

• コマンド実行時に伝送中の伝送要求があった場合は，初期化処理を中止します。
• 伝送情報定義を変更した場合，二重伝送の管理情報は初期化されます。
• 再送伝送管理情報を初期化したい場合は，ztresendshowコマンドを使用してください。
• 再送電文送信モードを指定してサイクル伝送中に伝送異常が発生した後，本コマンドでサイクル番号の初期化を行った場合，ztresendshowコマンドで再送伝送管理情報の初期化を行ってください。

相手局ラベルremotehost1との伝送での二重伝送を管理する情報を初期化する場合

　
ztreset -h remotehost1