JP1/File Transmission Server/FTP(Windows(R)用)
JP1/FTPをJP1/AJS3と連携させるために,JP1/AJS3で次の設定をします。
- JP1/FTPのカスタムジョブの登録
JP1/FTPのカスタムジョブをJP1/AJS3で使用するために,JP1/AJS3に登録します。
- JP1/FTPの伝送情報のコピー
ジョブを定義するホストと実行するホストが異なる場合は,実行するホストの伝送情報を,ジョブを定義するホストにコピーします。
- <この項の構成>
- (1) JP1/FTPのカスタムジョブの登録
- (2) JP1/FTPの伝送情報のコピー
(1) JP1/FTPのカスタムジョブの登録
- Windowsの[スタート]メニューから[プログラム]−[JP1_Automatic Job Management System 3 - View]−[カスタムジョブ登録]を選択する。
[カスタムジョブの登録]ダイアログボックスが表示されます。
- [新規登録]をクリックする。
[カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックスが表示されます。
- 各項目を設定し,[OK]をクリックする。
- JP1/AJS3を再起動する。
カスタムジョブが登録されます。[カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックスと各設定項目を次に示します。
図5-2 [カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックス
表5-1 [カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックスの設定項目
項目 設定内容 名前
((1〜8バイト以内の文字列))
《空白》任意のカスタムジョブ名を指定します。この項目は省略できません。 コメント
((0〜40バイト以内の文字列))
《空白》任意のコメントを指定します。コメントには,「/」と空白文字は使用できません。 定義プログラム 次の定義プログラム名を指定します。
JP1/FTPのインストールディレクトリ\FTS_CARD.EXE(固定)
JP1/AJS3 - Viewと同じマシンにJP1/FTPがインストールされていない場合は,定義プログラムおよび必要なDLLファイルを,JP1/AJS3 - Viewを起動しているマシンにコピーする必要があります。このとき,コピー先は必ずC:\Program Files\HITACHI\FTSFTP\Langにしてください。
必要なDLLファイルは,Fts_card_0000.dll,Fts_card_0409.dll,Fts_card_0411.dlll,Fts_cmn_msg_0000.dll,Fts_cmn_msg_0409.dll,Fts_cmn_msg_0411.dllの六つです。実行プログラム 次の実行プログラム名を指定します。
JP1/FTPのインストールディレクトリ\FTS_JPCS.EXE(固定)
実行ホスト上の実行プログラムを指定してください。
実行プログラムが複数のJP1/AJS3 - Agentにあって,インストールパスが異なる場合は,「$xxx$\実行ファイル名(xxxは変数)」と指定します。このとき,JP1/AJS3 - Agentホストで変数を登録(定義)する必要があります。登録方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド」を参照してください。バージョン 0600(固定) クラス名 JP1FTP(固定) ジョブ種別 PCジョブ
(2) JP1/FTPの伝送情報のコピー
ジョブネットの作成時に,JP1/FTPの伝送カードを指定します。ジョブを定義するホストとジョブを実行するホストが異なる場合は,ジョブを定義するホストで実行するホストの伝送カードを指定する必要があります。そのため,実行ホストの定義情報を,ジョブを定義するホストにコピーしてください。コピーすることによって,ジョブネット作成時に伝送カードのリストが表示され,伝送カード名を選択できます。なお,ジョブを定義するホストにJP1/FTPがインストールされていない場合は,伝送情報をコピーすることはできません。この場合,ジョブネット作成時に伝送カードのリストは表示されないため,伝送カード名を直接入力してください。
伝送情報のコピーは,定義情報の保存・復元または,運用管理コンソールを使用してコピーしてください。詳しくは,「3.7 定義情報の保存・復元」または「4.3.2 伝送情報を配布(コピー)する例」を参照してください。
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