JP1/Advanced Shell
形式
time[-p][command]
機能
コマンドの実行時間を標準エラー出力に出力します。
引数
- -p
- commandの実行時間,ユーザーCPU時間,システムCPU時間をそれぞれ改行して出力します。
- command
- commandに指定したコマンドの実行時間を標準エラー出力に出力します。commandに引数を指定しない場合は,シェルの実行時間を出力します。出力形式を次に示します。
- commandを指定した場合
commandの実行時間 commandのユーザーCPU時間 commandのシステムCPU時間- Windowsの場合,「commandのユーザーCPU時間」,「commandのシステムCPU時間」には,孫プロセスのCPU時間は含まれません。
- commandを指定しない場合
シェル※のユーザーCPU時間 シェル※のシステムCPU時間- 注※ シェルから起動したプロセスも含みます。
- Windowsの場合,「シェルのユーザーCPU時間」,「シェルのシステムCPU時間」には,孫プロセスのCPU時間は含まれません。
戻り値
戻り値 意味 commandに指定したコマンドの終了コード
commandを指定しない場合は0正常終了
注意事項
- timeコマンドの結果を標準エラー出力以外のファイルにリダイレクトできません。
- このコマンドの実行結果はJOBLOGファイルに出力されません。また,ジョブやジョブステップの正常終了またはエラー終了の判定にも使用されません。標準エラー出力に出力される実行時間,および呼び出したコマンドの実行結果を参照してください。
使用例
- コマンドの実行時間およびCPU時間を出力します。
ジョブ定義スクリプトの内容
実行ジョブのSTDOUTファイルの内容
time date
実行ジョブのSTDERRファイルの内容
******** JOB SCOPE STDOUT ******** Thu Jul 7 11:06:38 JST 2011
******** JOB SCOPE STDERR ******** 0.01s real 0.00s user 0.00s system
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