JP1/Advanced Shell
形式
#-adsh_script ジョブ定義スクリプトファイル名
機能
外部のジョブ定義スクリプトファイルのJP1/Advanced Shell起動時点での内容を,現在実行中のジョブ定義スクリプトファイルに挿入します。実行中のジョブ定義スクリプトから外部のジョブ定義スクリプトファイルの呼び出しは,4,095個まで指定できます。呼び出した外部スクリプトは呼び出し元のジョブ定義スクリプトに展開され,全体を1個のジョブ定義スクリプトとして解析し,実行します。
引数
- ジョブ定義スクリプトファイル名
- Windowsの場合 〜<パス名>((1〜247バイト))
- UNIXの場合 〜<パス名>((1〜4,096バイト))
- 展開するジョブ定義スクリプトファイルのパスを指定します。相対パスで指定した場合は,ジョブコントローラ起動時のカレントディレクトリからの相対パスとなります。
戻り値
戻り値 意味 呼び出した外部スクリプト内で最後に終了したコマンドの終了コード 正常終了 1 エラー終了
- 注
- #-adsh_scriptコマンドの正常終了の戻り値は,環境設定パラメーターで変更できません。
注意事項
- シェル標準コマンドの.コマンドと次の個所が異なります。
- .コマンドは,ジョブ定義スクリプト実行処理時点での外部スクリプトの内容が実行されます。#-adsh_scriptコマンドは,ジョブ定義スクリプトの解析処理時点での外部スクリプトの内容が実行されます。ジョブ定義スクリプトの解析処理から実行処理の間に外部スクリプトの内容を変更しないでください。
- .コマンドは外部スクリプト内にスクリプト拡張コマンドが記述されている場合,コメントと見なします。#-adsh_scriptコマンドは,外部スクリプト内にスクリプト拡張コマンドを記述し,実行できます。
- #-adsh_scriptコマンドで実行した外部スクリプトから,さらに#-adsh_scriptコマンドを実行する場合,同一の外部スクリプトを2回以上呼び出さないでください。
- ファイル名として.(ドット)から始まるファイル名を指定しないでください。
- ファイル名に予約デバイス名(CONやAUX,NULなど)は使用しないでください。【Windows限定】
- ファイル名にNTFSのストリームは使用しないでください。【Windows限定】
- このコマンドが正常終了した場合,ジョブやジョブステップの正常終了またはエラー終了の判定には使用されません。呼び出した外部スクリプトの実行結果を参照してください。
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