JP1/Advanced Shell
形式
#-adsh_path_var シェル変数名[, ... シェル変数名]
機能
「シェル変数名」で示すシェル変数を,パス名を扱うシェル変数として定義します。#-adsh_path_varコマンドは,次のどれかの場合だけ使用できます。
- 1行目の「#!任意文字列」の次の行
- #-adsh_jobコマンドの次の行
- 1行目:継続行は指定できます。
JP1/Advanced Shellは,次の条件をすべて満たす文字列のパス区切り文字およびディレクトリ区切り文字を変換します。
- "(ダブルクォーテーション)で囲まれた文字列
- 環境ファイルのPATH_CONV_ENABLEパラメーターで定義されたパス区切り文字で区切られた文字列の先頭で,パスを扱う変数が使われているものを含む。
引数
- シェル変数名
- 〜<環境変数名>((1〜255バイト))
- パス名を扱うシェル変数として定義するシェル変数の名称を指定します。シェル変数は255個まで指定できます。定義したシェル変数をジョブ定義スクリプト中で使用する場合,$シェル変数名または${シェル変数名}と記載します。
戻り値
戻り値 意味 0 正常終了 1 エラー終了
注意事項
- このコマンドによる変換は行ごとに実施されます。このため,ジョブ定義スクリプト中のシェル変数に対してパス名を設定する個所に改行が含まれている場合,正しく変換されません。
- コメント内の文字列も変換されます。
- パス名が変換されるのは,ジョブ定義スクリプトの中の"(ダブルクォーテーション)で囲まれた範囲内だけです。
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